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2012-02-02

Ustreamの何が楽しいのか、小学生になったつもりで聞いてきた

1月27日に行ったワークショップ「Live Shell×Ustream講座」のレポートを参加者の坪井さんに書いて頂きました。

 2012年1月27日金曜、銀座区民館で開催されたJCEJワークショップ「Live Shell×Ustream講座」に参加した。
 講師は「家電ベンチャー」Cerevoの代表取締役で、ブログ「キャズムを超えろ!」の和蓮和尚こと岩佐琢磨さん。お正月にラスベガスで開催された2012CES国際家電ショーに、Ustream認定配信関連機器第一号となった新商品「Live Shell」を出展、参加者の注目をあびた。今日はそのLive Shellを使ってUstreamの解説から始まり、撮影の実習もあるという。楽しみにしてはいたものの、YouTubeとUstreamの違いもほとんどわからない私で大丈夫だろうか。しかもレポートまで引き受けてしまって心配だけどまあいいや、小学生になったつもりで聞こう。


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 まずはUstreamについての基礎講座から。2009年ごろからトレンドになっているUstreamは生中継できることが特徴でリアルタイムwebとの相性が良い。投稿内容が基本的には後に残らないので、少々の失敗は気にならず投稿者の心理的ハードルが低い。ネットを通じて「場」を共有できる・・ものらしい。新商品の発表会などに利用されることも多い。個人ユーザーは初期は「話したい」「見ていてほしい」「意見がほしい」という理由から料理をしている姿やドライブの様子、筋トレ(!)などを中継してコメントをもらったりして楽しんでいたが、最近では披露宴の中継など即時性をいかした楽しみ方が広がっているそうだ。

 ところがスマホやPCを使っての中継には一長一短があるようだ。そこで手軽に質の高い動画を配信できるツールを作りたい、と開発されたのがLiveShellだ。これはビデオカメラにHDMIで接続し、インターネットにつなぎPCなしでUstream配信ができるもの。タバコの箱より少し大きいかな、ぐらいのサイズで確かに軽量。無線、有線ともに対応し乾電池でも動く。PCから専用サイトを通して遠隔操作でコメントを加えたり、画質や音質の調整なども簡単にできる。もちろん簡単なだけではなく、こだわりのあるユーザーにはマニアックな調整もできるように隠しパネルもある。家庭用ビデオカメラの機能をいかし、手振れ補正のようなPCにはない撮影機能が使え、画像の鮮明さは画期的だ。価格は2万6800円。

 次に実物を使ってのデモ。岩佐さんのビデオカメラ(これがまた小さい)に初期化したLiveShellをつなぎ、最初の設定から見せてもらう。確かに簡単そうだ。一度設定してしまえば次からは電源を入れるだけで中継が始まる。ポケットWiFiを使っているのでケーブルをひきずることもなく、見た目は運動会で撮影中のお父さんたちとあまり変わらない。

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  詳しいことはよくわからないのだけど、ビデオカメラからの情報はLiveShellのサーバーは通さずにUstreamに流れ、並行してPCからコメントの挿入や画面調整などの情報を送り込んでいるらしい。現場には最低限の人員がいればよく、しかも多少ビデオカメラが操作できるぐらいのスキルがあればOKで、あとは好きなところからPCでコントロールできる。手軽にフットワークよく中継できてしまうというのも納得。

 Ustream中継を仕事にしているらしい参加者から実戦的(で私には意味不明)な質問が次々と出た。きっとこの人たちは、私の感じる何倍もすごい、と思っているに違いない。講演中にツイッターのフォロワーから入ってきたという質問もあったのがJCEJっぽいところかも。Facebookに「勝手にLive shell情報収集局」というグループがユーザーを中心に自然に発足し、約150人のメンバーが情報を交換しているという。いやーおもしろいな、と感心しつつ、ワークショップの熱気は懇親会に引き継がれ、銀座の夜は更けていくのだった。

 帰宅してさっそくCerevoが愛三電機と共同で配信している「秋葉原ライブカメラ」を見た。このカメラは秋葉原中央交差点を一昨年秋からUstreamで中継し続けている。午前1時15分、私を含め121人がこの映像を視聴していた。いつも秋葉原を眺めていたいというアキバを愛する人たちが見ているのだろうか。

 Ustreamの特徴は「場」が共有できること、と最初に岩佐さんは話した。自分の好きな時間に好きなものを選んで楽しむが今の流行だと思っていたのだが、他のことを切り上げてでもその場に参加したい人たちが集まって「今」を共有しているのか。確かに相手との距離がずいぶん近い、新しい世界だな。ソーシャルメディアとなじみやすいのも納得できる。探してみたらNYの交差点とか、私の実家がある神戸市垂水区から明石海峡を中継する映像も出てきてうれしい。
 
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 Live Shellの画期的な機能については素人なのでいまひとつ理解できていなくて申し訳ないのだが、Ustreamについては目からウロコがずいぶん落ちたように思う。岩佐さん、運営委員のみなさん、懇親会の帰り道でUstreamを解説してくださった細川さんに感謝。そうそう、岩佐さんと代表運営委員の藤代さんが兄弟のように似ていたのも報告しておかないと。

 一度この原稿を送ってから運営委員の田中さんから参加した動機を追加してほしいとメールをいただいた。確かに学生さんの親世代の私がなぜ来ているのかお話ししたほうが良いのかもしれないな。(1)できるだけ第一線の人たちの話を直接聞きたい(2)なかでもJCEJは自発的、手づくり的な雰囲気が好きで、可能なかぎり行きたい(3)今回に限って言えば、Ustreamの何が楽しいのか知りたかったので、という気持ちで参加した。正直なところ昨年最初に参加するまでにはかなり迷ったが、毎回刺激的なワークショップで、思いきって来てよかったと思っている。

(坪井 敬子)


ワークショップ「Live Shell×Ustream講座」を行いました(学生運営のレポート)

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