#JCEJ 活動日記

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レポーターの担い手が増えています「NewsLab♡おおつち」日記26日目

本日も引き続き大槌みらい新聞レポーターを担ってくださる町民の方を探すため、大槌を走り回っていました!実際に記事や取材に挑戦していただくなど、レポーターの方々の動きが出始めています。募集を始めたころは、そんなになってくださる方がいるのかなと思ってましたが、実際に接してみると、結構興味を持ってくださります。

・学生インターン参加者:宮城 陽奈子(早稲田大学大学院)、三浦 義多佳(早稲田大学)、木村 愛(慶應義塾大学

まずは、農協(JA花巻大槌支店)の方にレポーターについて説明し、実際にイベントについての記事を書いて頂き、FAXで送っていただきました。これからも農協で行われるイベントなどについて告知して下さるそうです!

次に、吉里吉里地区の仮設住宅を回りました。吉里吉里仮設にて、ボランティア活動をしているイスラエルパレスチナの若者たちと仮設住民の交流会が開かれていました。
仮設からの参加者は、伝統の「吉里吉里甚句」という歌と踊りを披露し、イスラエルパレスチナの若者たちは、ナスや豆が豊富に入ったペンネや、豆で作られているイスラエルパレスチナのお菓子を住民に振る舞っていました。

昨日取材した大槌第五仮設のパトロール隊の方が、大槌みらい新聞レポーターを引き受けてくださいました!早速、「NewsLab♡おおつち」のfacebookページにある昨日の記事を見てもらうと、すでに沢山の方に読まれていた事にとても喜んでいらっしゃいました。「今後は自分でも、パトロールや座談会のような身近な情報を伝えていきたい」と、デジタルカメラの使い方を練習していました。

安渡の仮設住宅でお会いした小国さん(81)は震災以降、「絆」というノートに、出会った方からのメッセージを書き留めていました。既に3冊目を迎えたノートには、料理上手の小国さん宛に、「またあんかけうどんを作ってください」「とても美味しかったです」というコメントが、どのページにもびっしり!ペラペラとノートをめくり、「今まで全ての人に支えられて生かされてきた。感謝で目から汗が出るね」とうなずく姿に、小国さんの強さを感じました。私もぜひ、小国さんの美味しい手料理を食べてみたいです。

大槌町役場前に、イケメン店主大砂賀さんが営む移動ラーメン店「麺屋 兎」が来ていました!普段は仮設住宅をまわり、毎週月・金は役場前での営業を行っているそうです。にぼしベースのラーメンはあっさりで、スープまで飲み干してしまいました。Twitterアカウント @samonmirukuで営業場所の情報などをお知らせしています。

21日から2学期がスタートしている大槌・安渡・赤浜・大槌北4小学校の仮設校舎はエアコンがなく、厳しい残暑で室温も体温前後まで上昇しています。NPO法人三陸産業復興支援 ASSIST SANRIKU」代表を務める高橋辰昇さんが仮設校舎に氷計56キロを届けました。高橋さんは業務用製氷機による「チップス氷」を無償提供し、氷を大量保管できる冷凍庫や小分け保管できる「ディスタンスキーパー」も併せて寄託しました。高橋さんは「大槌中学校を含め、今後も製氷機の能力が許す限り支援したい」と話していました。

また、岡山県内の企業経営者らでつくる岡山経済同友会が主催するバーベキュー大会が、大槌町小鎚の大槌中仮設校舎グラウンドで開かれました。被災地支援の一環として、同会の呼び掛けに集まった岡山県内の学生や大学教員などのボランティア約50人が訪れ、肉や野菜を生徒たちに振る舞っていました。生徒たちはグラウンドに敷かれたブルーシートで、「すごいおいしい」「なんぼでも食べられる」と喜んでいました。

向日葵咲き誇る大槌にて、明日も明後日も大槌を駆け回りますよー!

(学生インターン・宮城 陽奈子、三浦 義多佳)

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