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脱線グリッシュ(田中 十督日記) このページをアンテナに追加

2012-01-18 ようやくアケオメです苦笑(;゚д゚)ゴクリ…

*メールはこちら:jdeluxefootball@gmail.com twitter id : JugoTanaka15


皆さん、あけましておめでとうございます。今頃ですか、あなた、と呆れられそうだが,今年初めてのエントリー更新がこんなに長引いてしまった事をお詫びします。今年も静かに燃えております。頑張ります!


今年はいよいよSteve JobsのCommencement Speechの教材を授業で扱う事に着手し、スタートした。CDを自分で作り,教材をワンサカとこさえ,生徒達とともにやろうとスタートした。どこまでウマく行くかは分らないけれど、一応、スタートしてみる事にした。

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教材の難易度は半端なく厳しい。セヴァンスズキさんのスピーチ教材を作り、暗唱までやらせてみたが,小学6年生が作ったスピーチですら,彼らは目を回していた。


なにせ、今度は,名門スタンフォード大学の卒業式典でジョブズが行ったスピーチである。難しい事、この上ない。

(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア


しかし、彼らは4月からスタートした英語1の教科書を12月で終了し,plus + セヴァンスズキさんのスピーチの暗唱まで頑張ったのである。同時代に生きた巨人の英語に触れる絶好のチャンスである。やらない手はない、と判断した。


今は急ピッチで授業プリントを準備して,生徒達にはノートにプリントを貼ってもらう事にしているが、卒業時にはこれを冊子にして,自作トレーニング用CDと共に配布する予定。


まぁ、生徒と一緒に授業を創って来て,生徒達に土産でも持たせて卒業してもらおう、とこういうわけですな(笑)。



ジョブズの様な巨人とともに時代を歩めた事を、生徒に誇りに思って欲しいと思っている。自分の人生が歴史の一部分と繋がっている事を感じさせる為には、教科書の中だけで右往左往しているだけではダメだと思う。


例えば,今授業でやってることが,Youtubeにアップされていたり、ネットで話題になっていたり、TVで扱われていたりするだけで,生徒の学習意欲は自然に高まる。あぁ、俺らがやってることって、世界につながってるんだねー、って。


例えば、「こんな難しいものを生徒にさせる意味があるのか」とか、「入試に関係あるのか」とかいう意味の分からない事を言う人が居るけど、数字では決して計る事ができない何かを生徒達に授ける為に、賎しくも教育に携わっているはず。そう常に節目では豪語しつつも、通常の授業で,新しいことにチャレンジできないなんて、ナンセンスじゃないかと僕は思う。


新しい事を始めると、失敗の連続で,ものすごいショックを受けるし,疲労感も増す。スマートに生きる事の何倍もかっこわるい事を地でいくことになる。しかし、それでも諦めてはだめだと僕は思う。


去年の暮れに、好きなラーメン屋で日経新聞をパラパラとめくっていると,一際大きな新聞広告が目を引いた。お行儀悪くも,その広告を読みながらラーメンを食べているうちに、僕はラーメンを食べていることを忘れ、瞳からこぼれ落ちてくる涙が視界を遮るのに抵抗するのに必死だった。


一部を引用する。長いので中略しつつ、お届けする。

『1990年代に入り、時代が世の中の雰囲気を変えていく中で、当時の僕にはそれに大きな違和感を感じました。努力しても意味がない,いかに楽に過ごすかが全て。どうせ何も変わらないから、頑張るだけ馬鹿らしい。悲観的なシニカルであることが賢いことで、建設的で前向きであることが愚かであるような、社会や他人の批判と批評を繰り返して問題点は挙げていくものの、自分では責任を持って解決に向けた行動をするわけでもない、そんな雰囲気に包まれていたように思えたからです。

〜中略〜

驚いたのは、会社のほとんどが若者達ばかりの、当時の僕から見ても、若い未成熟な、経験も実績もない危なげな若者達の姿がありました。そんな彼らの姿は、一般的に言えば、それは単なるつらく不遇な環境に見えるのかも知れません。狭いオフィスの中で深夜まで働き,冷えたピザとコーラのような侘びしい食事を毎日食べながら、よれよれの服を着ながら机の上で寝てるような姿でした。そんな環境と対照的であるかのように、自分が今までの人生で全く見たことのない輝きにあふれていました。その若者達は、これから誰もがインターネットを使う社会を作って、印刷や電話が発明されたときのように、情報発信やコミュニケーションのあり方を変えるんだと、人類の歴史の転換点の一つを生み出して、社会や世の中を変えようとすることなんだと、そのために働いているんだ、こういう製品が世の中に必要なんだ、と情熱的に語っていました。それは、僕の今まで知っていた、働くと言うことは楽しくないことで、しょうがなくやらなければいけないもので、ビジネスとは卑しいお金儲けで、企業は悪いものだということと全く違う、衝撃的な価値観や物の考え方でした。

〜中略〜

物はお店で買う物で、言ったこともないお店は信用できないから買うはずはない、というようなある種の納得できるような話しが信じられていて、誰に聞いても否定的な時代でしたが、彼らはそんな意見には目もくれず、新しい世の中を生み出そうとしていました。ネットでのショッピングが誰でもできれば、子育てで家を出られない主婦でも病気で買い物に行けない人でも欲しい物を買うことができる、ネットでのオークションが誰でも出来れば、世の中で使わずに捨てられていた物が、他の誰かの役立つ物になる。今では当たり前のことかも知れませんが、その一つ一つは、誰かがそれに無謀にも挑戦し、新しい技術やサービスとして生み出し,世の中を変えてきた歴史なのです。


〜中略〜

革新的な製品を普及させていくことで、人間一人一人の可能性を広げて、社会を効率的にしたり,人々の毎日を豊かに楽しく変えていくことが出来るんだ、それは絶対的にすばらしいことで、自分たちの努力でそれを実現するんだ、という哲学や価値観にも、僕は強く魅了されました。

〜中略〜

僕は自分の収入の大半を使い、時にお金を借り、休みの日や空いている時間を全て使って、それに没頭していきました。多くの友達や知り合いに,なんでそんな無意味な損をすることをするのかと、何の利益があるのかと、幾度となくきかれたものです。


〜中略〜

会社を作るとその日から、個人と違い、何でもうまくいくとか、どんどん素晴らしい製品が生まれるとかそういうことは全くありません。むしろ、どれだけ自分たちが苦労したと思っても、他の努力する競合企業の製品より価値がなければ、誰も必要としてはくれません。


〜中略〜

今、何かを成し遂げている企業も、その始まりから今まで輝き続けてきたわけではない、ということがあったからこそ、僕たちも,挫けそうな絶望しそうな状況や先の見えない中で過ごす日々でも,未来や希望を完全に失うことはありませんでした。新しいことに挑戦すれば、何もしない人の、何倍も多くの失敗を重ねます。未知のことは、どう解決していいか調べてもわからず、途方に暮れたりします。他の人とは違うことをやれば孤独になりますし,他の人には馬鹿だ無駄だと、絶対に成功しないと毎日のように言われるのです。失敗の度に徒労を感じてむなしくなり,時には誰かのせいにしたくなることも、仲間を恨んでしまうこともあるでしょう。ただ、それでも続ける誰かだけが、新しい何かを生み出してきたのです。そういう人々が世の中を変え、今の社会や生活を生み出してきたのです。


〜中略〜

僕は、その変化を傍観者の様に受け入れ、観客として通り過ぎるのではなく、自らで新しい時代のあり方を考え、その実現に行動する人でありたい。GREE代表取締役社長 田中 良和』

この新聞広告は去年の12月7日の日経新聞に載った。ラーメン屋の女将に頼み込んで、新聞をちぎってもらってきた。それを手帳に挟み、何度も何度も読み返して涙を流した。あれから1ヶ月以上経った今も、折に触れて読み返し、そのたびに涙を流して決意を新たにしている。


田中さんの挑戦に対する哲学や価値観に大きく共鳴共感し、今やろうとしていることに対して、大変励まされる思いがした。学校に勤めだして16年、新しく何かを仕様とする度に、失敗と苦労の連続だったし,あらゆる方面から批判や批評や非難を受け続け、それでもなお、子供達の為に何かできないか、と奔走してきた20代、30代を振り返って、その自分の姿と田中さんのそれとが重なったのだ。


無論、田中さんの様な素晴らしい業績を上げられたわけではない。しかし、自分が実現したいと思うことを、時間はかかったが、少しずつ、諦めないで取り組んできたことが実を結んでいく様子を見ることはできた。


これから僕がやろうとすることも田中さんのご苦労と重なって見えた。あぁ、僕は決して独りぼっちじゃないんだな、と本気で思えた。こうして、馬鹿になりきって、何かを成し遂げようとして、全身全霊を傾けた方がいらっしゃったんだな、と思うと、自分がやろうとしていることも、子供達の学習を変えるかも知れない、子供達の何かを変えることが出来るかも知れない,と信じる力を強められる思いがした。深く励まされたのだ。

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さて、( ^ω^)b グッジョブ!!な話。


話しは変わるが、先の日曜日の夜中にある高校3年生から電話がかかってきた。センター試験で762点とれた、とのこと。8割五分弱である。先生にどうしてもお礼が言いたかったので電話してしまいました、夜中にすみません、と言っていた(笑)。


彼は中学の時のサッカー部の教え子で、授業やクラスを受け持った訳ではない。中高6年間部活を続け、高2の4月、僕のところに相談に来た。「先生、部活をしながらでも、難関校現役でいけるでしょうか。」僕は、「もちろん」と答え、彼の相談に乗った。


彼には色々と注文をつけて、アレをやれ、コレをしろ、早急にここを固めろ、とわーわー言いまくって檄を飛ばした。彼はそれに愚直に、素直に従った…、自分の可能性を信じ、自分はきっと実現できるんだ、と信じて。


彼は成績の良いクラスにカテゴライズされていたが、高2で伸び悩み、高3のときに普通クラスに落ちた。普通クラスから難関校なんて受かりっこない、普通クラスに入ったら授業に集中できるわけがない、普通クラスに行ったらいわば負け組なんだ、だめなんだ、とオトナも子供も信じてしまいがちな風潮があり、生徒は不安を抱えているのも事実。彼もそんな不安を高3当初にぶつけていた。


僕が彼や彼の友達にこんな風に言ったことがある。

『特クラだったらエラいの?凡クラだったらもうダメなの?そゆ事思ってる事自体が駄目なんじゃないの。どこ行っても関係ねーし、って思える強靭な気持ちと、やるべき事を最後までやり遂げる忍耐力があるかどうか、なんですよ。だから手帳買うとか、机片付けるとか、20分×3セットからの我慢を諦めないでやれるかどうかが、とても大事なんです。

そういう、一見面倒なんだけど、やれば確実に数字取れる事を地道に積み重ねるんです。カレンダーにシール貼るとかもおK。闇雲に授業真面目にやったって,今までのサボリング負債は返しおせませんもの。中学内容からやる覚悟でやれば,高一終わった時点で偏差値50くらいでも十分難関校狙えます。九大?大丈夫なんじゃないですか。早稲田慶應?確実に視野に入りますよ。


でも、そういう風に思えないし、生活改善する気ないでしょう?みんな、負けてると思い込んでるでしょう?だから駄目なんだよ。大人も子供も皆んな、自分を全然大事にしてないと思う。自分の事よしよししてない。全然可愛がってない。だから平気でダラダラ過ごしてしまうんだろうなと思う。自分がやりたい事があるなら、それを全力でやらなきゃ。人に何言われたって、てめーの知った事か、って思う自分って大事なんですよ、実は。』

そうして彼は諦めず、自分を信じて、頑張った。彼がセンターで出した結果はその努力の結晶だと思う。喜んでいた彼の頭をガツンとやるように、僕はこう言い放った。


「ばか、まだ門をくぐっただけだ。これからが大事なんだ。楽観ムードを捨てろ。厳しいんだ、これからが厳しい戦いなんだ、と思い込むんだ。絶対にこのままでは成功しない。大変なことになる。努力しないと厳しいんだ。分かったか。』

と再び檄を飛ばして電話を切った。


切った後、僕は胸がすーっとした。


次の日に訪ねてきた別の子達も軒並みセンターで良い結果を出していてうれしくなった。努力は人を裏切らないな、と本気で思った。さぁ、僕も彼らに元気をもらった。今やろうとしていることを必ずやり遂げよう、と決意を新たにした。


いつか本当に,田中良和さんに、お礼の手紙を書こうと思っている。


長文、お読みいただき、本当にありがとうございました。今年も頑張ります。


追伸:去年の暮れぐらい、ものすごく忙しく過ごした時期に、彼女たちに出会い,彼女たちの歌詞に励まされて毎日この曲を聴いている。とても元気が出る曲なので、聞いてみて下さい。若いのによく頑張る子達だな、とこれまた感心しているところです。

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ひろしひろし 2012/01/18 18:15 俺はGREE田中さんの引用を読んで熱くなりました!
10年先に20年先に
十督先生のような立場でありたいし、俺もなるぜ!

他学年の保護者他学年の保護者 2012/01/19 15:34 入社したての上司の影響で、
Mac(SEやClassic:年がバレますね^^;;)をはじめて使い”ゴミ箱にファイルを捨てる、クリックでファイルが開く”など今では当たり前のことが、あの頃はすごく斬新でした。
Sad Macを見たときなども、パソコンがトラブって悲しい反面、遊びごころ満載のアップルにすごく感動したことを覚えています。
すばらしいものには、本当に開発者の努力・こだわり・挑戦があり、使う側にとっては、感動・喜びがある。
十督先生の努力・こだわり・挑戦が実を結び、生徒たちへの感動・喜びにつながることを影ながら応援してます!!
(センター試験でもう実を結んでるようですね♪
ヽ(。´▽`。)ノ )


以前何かの雑誌で、グリーの田中社長の学生時代のことを目にし、
”中高時代はゲーム三昧、ちょっと勉強すれば成績上位!”
努力・失敗とは無縁のひとだと思ってました。。。スミマセン

achaacha 2012/02/27 23:49 新しいものにチャレンジしていく姿勢。打たれてもなお出ようとする気持ち。無くしてしまった方が楽なのかもしれませんが、そういうエネルギーは周りを変えていくと思います。Jobsのスピーチ、高校生で鑑賞できたら、その後の人生で振り返ることが必ずあると思います。入試対策よりも、長く残るものになるでしょう。いいなぁ十督先生の生徒たち!

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