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2006-12-13

[] 著作権の保護期間についてとか色々



著作権保護期間は延長すべきか 賛否めぐり議論白熱

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/12/news063.html



 先日「著作権保護の期間を欧米並みの70年に延長せよ」という要望書を提出した業界団体などの延長賛成派と、「安易な延長は危険だ」とする反対派とが、同じ壇上にあがって討論してましたよーといった内容のレポート。不毛な言い争いになってんじゃねーのかなあと思っていたけど、意外にいろんな意見が飛び出していたようで。


 賛成派の中で特に目立つのは、ここんとこ歌詞盗作問題でもメディアに出ることの多い松本零士氏なんだけど、その件も含めて「ちょっとそれは強突張りじゃないのー?」と思っていた僕にとっては、まとめの方では折衷案を自ら提案してたっていう話はちょっと新鮮な感じ。

 反対派は山形浩生氏が居ておおーとか思ったり、レッシグ教授からのメッセージが流されてたらしいなど、こっちも面白そうだなーと思った。しかしたしかに、最後のレッシグ教授のメッセージは卑怯だねえ。


 僕個人は、保護期間は「保護期間を『最長70年』として、著作者本人がその年限を10年単位で定めることを義務づける」みたいな方向ならいいのかなーと思う。あとは没後の著作物の扱われ方について、付則として細かく指定できるようにしておくとか。単純に完全保護してしまうと、やはり後世のクリエイターにとっても害悪になりかねないとは思うよ(ちょっとの引用すらも許されないってのは面倒この上ないからねえ)



 以下から、一応地道にテクノ作ってる立場として適当にメモ。著作権の話だけど、保護期間とは全く関係ない内容になってるので一応「続きを読む」で切っておく。
 クラブで曲をかけるって行為にはおそらく演奏料かなんかが発生するはずなので、クラブの営業者かDJが大体月に何曲くらいを使っているとかいうデータをはじき出して料金を算出し、それをJASRACに支払わなくてはならないはずなんだけど、営業は成り立たないしDJにとっても面倒な手続きが発生してしまう(今月厳しいんで20曲しか使えません、とか笑えないよねえ)  これはひいては曲を提供している側にとっても「プロモーションの場として有効なクラブで使って貰えない=流行りづらい」ということで売上げに影響してくるかもしれない。販売や配布や改変などには制限かけるけど、DJプレイなどお店で使って貰うなど限定した用途でなら無償利用を許可する、みたいな方法が採れるとありがたいのになあ。  ところで、同じ環境でDJなどする場合、LPやCDを使ってプレイするのと、曲のデータを直接演奏させるのでは、どちらは利用料が高くなるんだろ? そして後者の場合はどういう扱いになるんだろうってのも興味がある。  たとえば、CDとしても販売された曲の演奏データがそのまんま手元にあったとして、それを使った場合はどうなのか、っていう話。過去の例として、たしかthe prodigyが公募でリミックスを募集するという名目で、統合作曲環境ソフトreason用の演奏データを一般公開していたことがあった(と思う。当たってるよね?) このデータをそのまんま演奏しちゃったほうが安くあがったりするのかなあと。  テクノロジーの進歩によっては、誰が権利者なのか解らないって事態も発生するのかなーってのも興味がある。PS屈指の名作「DEPTH」では、ベースラインやリズムなどのチップを組み合わせて伴奏を作り、イルカを操作してメロディを演奏することができるけど、その様子をCDにして販売した場合、伴奏の基礎を作ったのもメロを作ったのも含めて操作していた人が権利を主張できるのか? チップ自体を造り上げるなど演奏の基盤を作ったプログラマにも権利が発生するのか? みたいなことも今の著作権関連法でフォローできるのかなーというあたりは気になるところ。  携帯電話の着うたは、特にauの着うたフルではそのロックが厳しいので(自作不可、他端末への移動不可など)、配信のための初期投資さえできてしまえばJASRACを通さずに結構厳密に楽曲が保護できる可能性を含んでると思うんだけど、そういう時代が到来している今のうちに沢山議論を重ねて、良い方向へと書き換えていただきたい。この手の話題って頭の回転の遅い僕には、興味あっても扱いづらいわー。

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