リトアニア一日目
2006年9月7日(木) ヴィリニュス 雨時々曇り
08:45 起床。たっぷり睡眠をとったはずだが、だんだん決めた時間に起きられなくなってきた。疲れがたまり始めているのだろうか。またもやバフェの朝食である。ソーセージが今までのホテルのバフェに比べて美味だったのでひたすら食いまくる。
10:00 チェックアウトし荷物を預ける。トラムバスでヴィリニュス駅へ向かう。小雨が降っており今日はさすがに天気に恵まれなさそうだ。
10:40 バスステーション青6番からトゥラカイ行きのバス出発(3.8リタス、約155円)。
11:20 トゥラカイバスステーション到着。相変わらず小雨は変わらないが、気持いい空気を存分に吸いながら、きれいな並木道を約1.5kmほどゆっくり歩いてトゥラカイ城を目指す。
12:00 トゥラカイ城到着。湖のなかにぽっかり浮かぶ古城はまるでドラクエにでてくるような外見。早速入場(10リタス、約400円)。城の中の歴史博物館の展示は充実している。
12:30 足早に城をあとにする。帰りは途中にある城址の横を通りながらバスステーションに向かう。
13:05 トゥラカイバスステーション出発。どうもローカルバスに乗ってしまったらしく行きは40分しかかからなかったのに帰りは1時間近くかかってしまった。バスは相当ぼろくガソリン臭かったが、行きとは違うルートで都市部郊外の地元人の生活が少し垣間見れて結果的に悪くなかった。
14:00 ヴィリニュス駅に到着し夜明けの門から旧市街の探索開始する。全然雨はやんでくれない。ガイドブックどおりカトリック調の建物が多いため一見柔和な雰囲気を醸している。旧市庁舎をとおりヴィリニュス大学の横をとおり大聖堂へ向かう。大聖堂は思いっきり工事中で残念。市中にはセントパトリックっぽいスカート姿の男性がやたら目につく。
15:00 そろそろ足が相当疲れてきたが、我慢してゲディミナス城への石畳を時々雨に滑りながら登っていく。城の横にあるゲディミナス塔へ上る(10リタス、約400円)。旧市街の眺めにうっとりしながら足を休憩させる。
15:20 下りの道はさらに雨にすべる。塔の上から見たときに街全体の雰囲気と異なるゴシック調の教会、聖アンナ教会を発見したので目指す。途中の細道は落書きだらけで、雰囲気たっぷりの旧市街に思いっきり水をさしている。教会は複数の尖塔とレンガ色が非常に美しい。もし旧市街の中心にこの教会があったら全体的な雰囲気が変わったかも。あえて少し外れたところに位置して控えめながらも、その存在感はかなりある。
15:50 へとへとになりながら徒歩でホテルに戻ろうとするがあまりに疲れたので最後の300mくらいはトラムバスを使う。ホテルで荷物を受け取り、この旅初めてのタクシーを使いヴィリニュス空港へ向かう(22リタス、約890円)。
16:25 空港着。朝食以来まともなものを食べていないので軽食をとろうと思ったがそのようなところはなく、チェックイン後サンドイッチを食して腹をもたす。
18:50 定刻より30分以上遅れてSU0414便出発。どうもリトアニア航空との共同運航便のようだ。モスクワ⇒サンクトペテルブルグ便のようなぼろさを想像していたが比べ物にならないくらい綺麗だった。機内では隣に座った韓国女性と話す。最初に日本人と間違ってしまったほど日本語がうまい。現在トルコに在住で韓国人ツアーのガイドをして約1年半くらいだという。世界中を旅しているらしく、オススメ国を聞いてみたらパキスタン、インド、アフガンとのこと。私がロシアの入国カードを書いている途中で彼女と話し込んでいたので、通路をはさんで隣のロシア人が入国カードの書き方が分からなくて相談していると勘違いして、「大丈夫か?」と声をかけてくれた。なんとも親切なセントパトリックスカートをはいてかなり酔っぱらったおじさんに心が和む。
21:20 想像どおり国内線メインのSVOⅠに到着。入国審査はすいていて質問も全くない。税関は荷物のX線チェックをうけながら、所持金額、外貨の保有有無、日本円の保有有無を聞かれたのみ。淡々と回答して即通過。
21:30 相当ひつこいタクシーの勧誘を切り抜けて出口右の少し行ったところの48番マルシルートカ(乗り合いタクシー)で最寄のメトロ駅「レチノイ・ヴァグザール」へ向かう(30ルーブル、約150円)。
22:10 メトロ駅に到着。またもや車内のロシア人に甘えて駅の入口まで案内してもらい10回券の購入の通訳までしてもらう(125ルーブル、約550円)。本当に感謝感激である。
23:00 ホテルの最寄駅「スモレンスカヤ」へ到着。初めてのスターリンクラシック建築である外務省のライトアップに圧倒される。途中アルバート通りでサンドイッチをかじりながら「アルバートホテル」へチェックイン。滞在登録は30分くらいで完了。部屋は薄暗く空調もいまいちで真夏や真冬には利用したくないと思える。