プレゼント

母から電話。
「あなた、ミシンが欲しいって言っていたでしょう。」

そうなんです。ちらりと言ったことがあったんです。
なぜなら、実家には古いミシンが眠っていて、一つ古いものがもらえたら、万々歳だと思っていたのです。
以前笠間に行ったときに、その眠っているミシンを起こしてみたら、寝ぼけた状態で、モーターが動きませんでした。
東京の家にも古いミシンがあるから、それを次の機会に…と思っていたのです。

そしたら、母より電話。
「あのね、買って送ってあげるから。」

「えええええっ。」
何と、昔々、私がまだ小さい頃、大きくなったら娘にミシンをあげようと、
ミシン屋さんで、積み立てをしていたのだそうです。
(そんなシステムってあるの? 初めて知った)
そして、その積み立てたものがどうなったかはよくわからないのですが、
母は最近、仕事柄、業務用の少しいいミシンを買ったそうです。

そして、私には、評判の
「山崎範夫の電子ミシン」
というミシンを送ってくれるというではありませんか。
山崎範夫ってだれ、と思って調べると…

りっぱなミシンじゃありませんか!

私は、びっくりです。
夫もびっくりです。
「え〜。悪いよなぁ。本当は、オレたちが仕送りしないといけないんだがな〜」

母は、「積み立てまでしていたんだから、ミシンはもらって」と。
涙涙のプレゼントです。

母いわく、
「もう、juny(だんな)さんの、破れたジーンズ、縫ってあげられるからね」

だんないわく、
「あ、あれ、ファッションなんだがなぁ」

というわけで、来月、母の誕生日に、ミシンが家に届きます。
だれの誕生日なんだかなあ。

これから、どんな親孝行ができるでしょうか。
本当に、感謝なのでした。
母の愛は娘がいくつになっても、大きいのでした。
↓↓↓いらしていただいて感謝です。
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