高校、中学の先生達のTOEICの点数。こんなに低いとは驚き!

TBSラジオで10月13日(水)に放送された Dig:「日本人と英語教育」という番組をPodcastで聞きました。

http://www.tbsradio.jp/dig/2010/10/

この日の番組のタイトルは、『日本人と英語教育。勉強したはずなのに、「読めない」「書けない」話せない」のは、Why?』とちょっと刺激的。

ゲストに、英語トレーニングのICC代表・千田潤一さんと慶應義塾大学教授の大津由紀雄さんのお二人が来られていたのですが、千田先生の話が実践的で良かったです。

なかでも驚いたのは、日本人が英語が使えない問題の1つは、英語を使える先生が少ないと話されていた部分。

先生がおっしゃるには、

問題の1つは、英語を使える先生が少ないこと。
高校の先生のTOEICの平均点数は730点。中学の先生は670点。
しかもこれは公開テストを受けた先生の点数。
つまり結構やる気のある先生達の点数。

全員強制的に受けさせると一般的に110点ほど下がるので、
先生達の平均点数は600点前後と思われる。
この点数レベルは、英語を使えるレベルに行ってないレベル。

先生が英語が使えないので、教える時に楽な方向で先生は教えようとしている。
つまり、文法中心で英語を日本語訳する訳読方式の英語授業が中心となること。

これでは、英語は分かるようになるが、使える英語レベルにはならない。
使えるようにするには、トレーニングが必要。
レーニングで一番大事なのは、音読。声を出して読む。表現する。

TOEIC600点前後ということは、もし先生達が会社に入って働くとすると、まともに海外がらみに仕事はできないレベル。これには、ビックリでした。そんな人が先生として英語を教えても、英語嫌いを生み出すだけで、お金と時間の無駄ですね。

日本の英語教育を変えるには、まず先生達の再教育からということでしょうか?