【写真：タクシーは屋台のような『なりわい商売』の原点なのかも・・・】
シャープが３，２００人の希望退職を受理した。
過去の２，９００人規模のリストラを含めると、
６，０００人規模の人員削減である。
家族を含めると１世帯２．５人と仮定して、
１５，０００人が『新たな経済基盤』に乗ることになる。
大企業がこのありさまに呆れてしまう。
利益や競争にとらわれる会社も多いが・・・
厳しい現実の中で競争を意識するのは大事な経営要素だ。
しかし、その過程で『ユーザーのニーズ』を見失ってしまえば、
これこそ『本末転倒』といえまいか。
利益は『価値を提供した結果に生み出されるもの』だ
私の知っている印刷会社の数社は、
『両面４色機を導入した』
『ＵＶインキ対応にした』
『オンデマンド印刷の機械を入れ替えた』などといい、
今はタクシー乗務員をしている私に、
『何か、刷るもんおまへんか・・・？』と聞いてくる。
いいかげんに『考えときまっさ』ともいえない
印刷会社さんとて『短納期対応』『小ロット対応』など、
ユーザーニーズに応えようと努力されているのはよくわかる。
でも設備投資した分の減価償却に、
追われている感がぬぐえないのが寂しい。
印刷関係と決別したのは『価値の提供』がかけ離れているからだ
いくら『企画モンが大事だ』と熱弁しても、
仲間仕事で回してきた印刷業者に企画から考えるのは難がある。
かといって企画は外部ブレインと行うにしても、
いいクライアントがあるのか、
あるいはいいクライアントを開拓できるのか・・・と問うても、
どうやら難しいらしい。
もう、関わること自体に嫌気を感じている
在阪の家電メーカーが軒並み『縮小』を余儀なくされ、
多くの失業者予備軍を抱えている。
かといって悲観的なことばかり考えていても暗くなるだけ。
私は、今のところ『タクシー屋』でテキトーにしのいでいるが、
常に考えているのは『なりわいの原点に立ち返る』ということだ。
１坪で単品を売る
タクシーなど屋台と同様に『１坪単品商売』みたいなものだ。
許認可の制限などで誰でも個人タクシーを開業できるような商売ではないが、
意外と『商売の原点』なのかな・・・と感じている。
まぁ、人には向き不向きがある上に『雇用の調整弁』な職種だが、
ある程度の健康を維持できれば、
それなりに楽しめる商売なのかも知れないと感じている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2015 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━＜ＰＲ＞━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://ameblo.jp/mintakudann/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▲私が参画している『ＮＰＯ法人・みんなの未来かいたく団』▲
耕作放棄地再生、人の再生、物の再生をミッションに
大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
通称『みんたく団』と呼び、河内長野に『みんたく畑』を開拓中です！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※下記の広告は本記事とは無関係です。
