2010-11-02 (火)
■[読書] 毛沢東派
今泉正光『「今泉棚」とリブロの時代』 p.87
今泉 『構造と力』がアンチ・ヘーゲルをめぐる流れであるとすれば、『チベットのモーツァルト』は仏教から精神世界へと至る流れを示していたと思います。
ただ、『チベットのモーツァルト』もジュリア・クリスティヴァの著書からタイトルがとられているし、『構造と力』と同じようにフランス現代思想を下敷きにしているわけで、チベット仏教とそこでの修行体験がテーマになっていましたね。
またカスタネダのドン・ファン・シリーズもこの本の人類学的思考の背景でもあったと思います。それからクリスティヴァの夫であるテルケル派のフィリップ・ソレルスやフーコーが毛沢東派だったように、中沢さんも同様ですよ。

