ジブリ終わったな

 とんでもないニュースを見たぜ。

宮崎駿が“後継者”を育成! スタジオジブリが来春、アニメーター養成所を開設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080804-00000002-oric-ent

<引用はじめ>劇場版アニメ『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』などで知られ、現在『崖の上のポニョ』も大ヒット上映中の宮崎駿監督率いるアニメ制作会社・スタジオジブリが、来春、愛知県豊田市にアニメーターの養成所“西ジブリ”を開設することを発表。研修生を2年間、契約社員として雇い、宮崎監督がアニメーションの基礎を教え、2年後には研修生による短編のアニメ作品を作る予定だという。
 東京近郊に集中しているアニメスタジオだが、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』など人気作品を輩出している京都にある京都アニメーションなど、地方に拠点を置いたアニメスタジオも現在話題を呼んでいる。人間と自然の共生をテーマに作品を作り続けているスタジオジブリも都会の喧騒を離れた地方から新たな作品を創造するようだ。
 現在、スタジオジブリの公式ホームページで募集を受け付けており、9月下旬に一次選考、10月上旬〜中旬に実技試験と面接の二次選考を行い、10月24日〜11月3日、スタジオジブリにて、10日間の実習試験を行う三次選考で決定するという。
<引用終わり>

 後継者を公募かよ、ジブリ終わったな。近藤喜文氏早世の時点で終わってたけどな。宮崎は共産主義者で脳にお花畑が沸いているし、世襲の五浪だか六浪だかは身の丈を知らない屑だし、正にお先真っ暗・死臭のする老人がいつまでもいつまでも権力という名の玉座に居座り続け、親の七光りの馬鹿が跳梁跋扈する現代日本の象徴のような会社だな。それにしても”公募”って…。芸術家が後継者を公募に頼るようになったら沈没の合図だ。年を取ってこれほど才能が劣化する芸術家も珍しいのではないか…。もう彼には何も期待しない。ジブリとは名ばかりの、腐敗臭のする生暖かい風が吹いているぞ。いったいどこに行ってしまったんだ宮崎監督、未来少年コナンで年老いた科学者たちは三角塔のエネルギーを復活させた後、「われわれ年寄りは潔く死に、未来は若者たちに任せる」と言い残してインダストリアと共に沈んでいったではないか!
あれだけ高尚な事をアニメで言っておいて、自分のやっていることは金正日と同じ世襲
挙句自分はいつまでもいつまでも院政か!恥を知れ!情けなくて涙が出てくる!ラピュタナウシカも豚も大好きだったのに!もう終わりだ。



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それにしてもソウルイーターの素晴らしさよ

 さて読者諸兄も頷くことと思うが、それにしてもソウルイーター(SOUL EATER)は今期随一(或いは2008年で最も)素晴らしいクオリティを誇るアニメであるなぁ。夕方と深夜帯(レイトショー)という史上初の試みと言うのも実験的で宜しいし、何より紫や黄色、赤など原色を基調とした奇抜な美術が冴え渡っている。ハイクオリティ集団、BONES技術の真骨頂と言うべき作品に相応しいのではないだろうか。マカちゃんハァハァ、クロナは誰がなんと言おうと女の子である!という読者諸兄もいるやも知れぬ。うんうん、良き哉〜♪。こういう安定した作品は見ていて安心するばかりではなく、われわれアニオタに心地よい高揚感と安らぎを与えてくれるからうれしい。

 このレイトショーシステムってのアタリだね。今後流行ると思うよ。見逃したときの保険と言う意味で、ギアスのようネットに出回って”もぐら叩き”の様にUP→削除→UPというおっかけっこも存在しないし、予告編にも長短2バージョンの工夫がなされている。夕方とレイトショー2回重複で見るユーザーもいると思われる。こういう繊細かつ大胆な工夫にはBONESの職人気質が感じられて○。

 もう調子に乗って原作漫画も全部買っちゃたぞ〜(最新刊12巻まで)。驚いたことに、原作漫画でイマジナリーラインが乱れている部分があるのだが、それがアニメ版では全部修正された構図になっている。コマ割りもアニメ版ではより劇的で効果的な演出に修正されている。名前は出したくはないが、漫画からアニメ化したときにコマ割・構図まで全て一緒と言うのがあるが、それではアニメにする意味などないのであるから、心当たりのある御仁はBONES様を見習ってもらいたいものである。



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スカイ・クロラ雑感〜君はティーチャーを撃墜できるか?〜

 IGポートの株主なので当然だが、押井守監督「スカイ・クロラ」初日に友人と丸の内TOEI2にて鑑賞。
客の入りは7分と言った所である。イノセンスも公開初日に行ったがそのときの入りと変わらない感じ。こんなもんでしょう。男女比はおおむね8:2、カップルはほぼゼロ、面白いことに女性客は女2人連れが多かった。如何にも「硬派なアニメが好きです」と言う感じの客層(かく言う私もその一人である)、大体20代〜30代中心。ガキが一人も居なかったのにワロタ。
 さて肝心の本編であるが、一言で感想を述べると、歴代押井守監督作品の中で最も感動した。押井監督はプレスリリースの中で、「僕は今、若い人たちに伝えたいことがある」と仰られたが、その心は月並みに言うなら
「生きろ」
ということだ。
 こう書くと宮崎駿の”もののけ”も、糸井重里が考えたキャッチコピーが「生きろ」だったが、もののけの「生きろ」は、何だか良く分からないけど取り合えず頑張って悩みながらやっていこうや、というものだったのに対し、スカイ・クロラではより強い「生」に対する訴求であるように思えた。押井監督が「ビューティフルドリーマー」で描いた『糞みたいな現実でも嘘の世界よりはリアルで生きたい!』という叫びからより一歩進化した作品が本作のテーマである。この作品を恋愛映画などと喧伝している人間が居るが、恋愛映画などとんでもない、狂おしいばかりの「生」に対する渇望が本作のテーマである。いわば、スカイ・クロラはそのテーマ的にはビューティフルドリーマー?」と言えるのである。
 ネタバレになるのであまり仔細を明かさないが、劇中舞台が東欧風の情景で、世界設定も欧州という事になっているが、全てが欺瞞に満ち、最初から仕組まれたデキレースの中に放り込まれ、何故?何のために?という根本的な理由への問いかけもそこそこに、ただただ目の前に押し寄せる刹那的な何かの対応に忙殺される、という本作の主人公たちは、まさに欺瞞と絶望が支配する現代日本に生きる若者たちの象徴である。
 現代日本において、何故?何のために?というそもそもの問いは最早意味を成さなくなっている。どんなに頑張っても絶対に勝てない相手=ティーチャーの存在は、既得権益にしがみ付いた老人たちによって格差が固定され、雇用モラルが崩壊した労働現場でひたすら奴隷として搾取される日本の若者達の、「どんなに頑張っても這い上がれない」まさに蟻地獄の象徴なのである。劇中設定では、主人公たちは”キルドレ”と呼ばれ永遠に年をとらない少年少女なのであるが、ただひたすら殺し合いという刹那的な対応に忙殺される毎日が永遠と続く、無間ループの渦中に居るのである。その中で時間の感覚も生の感触も、そして生への執着さえも何か霧に包まれたかのように、おぼろげでか細い存在になってしまう。ならばいっその事死のう、という堪え切れない絶望に対し、押井監督は今回、明確に「NO」と言った。生きていれば風向きが変わるときもある、そして好機が来ればティーチャーを撃墜するときが来るやも知れぬ…。本編で主人公がティーチャーを撃墜するのかしないのか、はたまた何をするのかは劇場に足を運んでもらうことにして、押井監督は最後までわれわれに、この絶望の国を生きているわれわれに、
「君はティーチャーを撃墜できるか?」
と問うているような気がしてならない。果たしてわれわれは、私は、ティーチャーを撃墜できるのか…、まだ答えは分からない、永遠に答えは出ないかも知れぬ。しかし取り合えずやってみることだ、そしてその日まで生き残ることだ。



スカイ・クロラ The Sky Crawlers@映画生活

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クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ見た。カミカゼタクシー、金融腐食列島、突入せよあさま山荘事件、の巨匠・原田眞人監督だから外れではないと思ったが本当に外れではなかった。面白い。この夏超オススメの邦画。

例の、日航123便事故(御巣鷹山)を巡る展開だが、どちらかというと飛行機事故の話というよりは新聞社というメディアの内幕を巡るどろどろとした現場の人間群像。原田監督は、こういう「組織内の確執」を描くと天下一である。

「なんだか話ができすぎているなぁ」という台詞の通り、123便事故の原因が金属疲労による圧力隔壁の破損という事故調の公式発表には懐疑的なタッチである。例の、急減圧はあった&なかった派である。じゃあ本当は何が原因なのか、というオリバー・ストーンJFKのような話にはならないし、関係者も生存しているので憶測で映画を作れないという立場もあるのだろうが、戦後最大の事件であることは間違いない。イケメンおじさん堤真一皆川猿時の怪演が兎に角すごくてワラタ。皆川猿時さんって大人計画の人なんだ…。この人はスゲエ!!ガムをくちゃくちゃ噛みながら舐めまわす様な目で「ボウヤぁ」「毎日戦争なんだよぉ!はン?」最高だよ!!!原田監督は凄いなぁヤクザな新聞屋の販売部長に最適だよ。ファンになった。TBSのラジオ聞こうっと。兎に角自信をもってオススメしたい映画。ちなみに、劇中に頻繁に登場する「大久保・連赤」とは、群馬県内で起こった連続猟奇殺害事件である大久保清事件と、連合赤軍によるいわゆる”山岳ベース事件”(群馬県内での同志集団リンチ事件、とどのつまり内ゲバ)の二つであるという。無論私は生まれてもいないし、精子ですらない。若い人向けにちょっと脚注が欲しかったかもしれない。

 そんで、なんか映画見た後でムラムラしたのでノンフィクション作家・吉岡忍氏の名著「墜落の夏」(新潮文庫)を深夜に渋谷の山下書店まで行って購入、一気に読了した。うーん、やっぱ「落合証言」を読む限り減圧はあったけれども急減圧は?だなぁ。まして後部隔壁破壊→急減圧によって客室空気が噴出→垂直尾翼の破壊というシナリオは説得力がない。航空力学には素人だが、この123便の事故調の結論を再現実験した人っているの?若しくは事故調は再現実験したことあるの?今、こんだけCGとスーパーコンピューターで解析技術があるんだから、全く同じ条件で垂直尾翼が破壊されるかどうか、再現してみたらいいのに。再現性があるなら事故調の結論も納得できるけど、ないんなら520人の遺族は納得できないだろうな。かといって渡辺文樹氏が自主映画にしたように、自衛隊機に撃墜されたとかオカルトである。しかし、ファイヤー・ビーだの何らかの物体による外部からの尾翼の破壊説というのが未だに消えないのは、ひとえに事故調の結論に矛盾点が多すぎるからであろう。真相が究明される夏は来るのだろうか。

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未来講師めぐるDVD-BOX発売

 6月4日に「未来講師めぐる」のDVD-BOXが発売されたが読者諸氏はもう購入済であろうか?うん、私は買ってないが、この際だから本放送を飛び飛びで見て自分的に完結していなかったので改めて全部見るべくTSUTAYAへGOしたのであるが、やっぱりクドカンはイイっす。深キョンかわゆすなぁ。後半ちょいと荒かったが基本的に見る価値はある。クドカンがいればまだこの国は大丈夫だ。
 昨今巷ではテレビ屋の屑共が、なにやら小学校の教員であるキムタクが突然代議士に立候補して1回目の当選で内閣総理大臣になると言う、アルマゲドン並みのリアリティの無さのCHANGEとか言う、中学校の文芸部員が書いたようなテレビお芝居を喧伝しているようだが、CHANGEしなければならないのはこのテレビお芝居の脚本家の脳とフジの上層部ではないのか。こんな荒唐無稽な話だれが観るんだよ…。一回、CHANGEの製作者は未来講師めぐるのDVD-BOXでも買ってクドカンの爪の垢でも煎じて飲んだらどうか。
 私はCHANGEとやらのテレビお芝居を一度も見たこともないしまた見る気もしないが、こんなのが20%そこそこの視聴率(まだ低い方らしいが)を取るというのは日本が途上国の証拠である。総務省の陰謀で、民放テレビ局が一地域につき3-5局しかないというのは国民洗脳計画の一環であろうが、それにしてもひどすぎる。件のチェンジとやらはCSで物好きだけが見ればよろしい。あと、CHANGEの脚本家は三谷幸喜氏の「王様のレストラン」を一日中見続ける刑に処すべきである。

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IGポート買い増し

我らがIGポート最近調子いいな!という事で1株買い増し。数ヶ月前より明らかに上昇基調、連日の年初来高値更新である。確実に底値圏は脱した。日経−200円のときでも、年初来高値をつけておったので相当強いと思う。ただ信用買残が結構積んであるのが気になるがここらが耐えどころ。上下はあるだろうが結局の上昇基調は変わらないと見た。攻殻機動隊のリメイクも7月に公開されると言うし、楽しみな話題が満載である。8月はさあスカイクロラだ。そして年末にかけて麻生内閣誕生で二段高、三段高である。(昨年の安倍内閣退陣のとき、IGは5%ほど上げた)

読者諸氏も手が届かない値段になる前に1株でもいいから買っておいた方がよい。


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