インターネットでクリエイターが報酬を得るための新しいビジネスモデル

クリエイターが創作する第1の動機は自分の創作したコンテンツをより多くの人に鑑賞してもらい賞賛を得たいというものであると思います。次に、お金を稼ぐことは創作活動を職業として成立させるためには重要なファクターであり第2の動機として正当だと思います。
しかし第2の動機のためにコンテンツに課金するというのは,より多くの人に鑑賞してもらいたいという第1の動機と相反することになります。
そこで,第1の動機によって優れたコンテンツを生み出しながらも,より多くの人に鑑賞され賞賛されればされるほど,より多くの報酬が得られるという新しいビジネスモデルを考えました。
それは名付けて「コンペティション方式」です。コンペティション(以下コンペ)の内容は,クリエイターがコンテンツをネット上に公開し,1ヶ月程度の期間で一般視聴者(読者)による人気投票を行って順位を決めます。クリエイターはエントリー料を支払ってコンペに参加することとし,そのエントリー料を集めたものを賞金の原資とします。コンペの賞金がクリエイターの報酬となるわけです。参加資格は誰にでもあり,プロ,アマの区別なく,新人もエントリー料を支払って作品を公開するだけでデビューできます。そして集まったエントリー料の総額からコンペの運営費を引いた残りを賞金として1等,2等,3等…と人気順位の高いクリエイターから順に多い賞金(報酬)を獲得できるようにします。視聴者(読者)はコンテンツを無料で鑑賞できることと引き換えに投票することが求められます。
企業などのスポンサーは,冠大会を開催して賞金を補助したり,あるいは優秀なクリエイターの後援者としてエントリー料を肩代わりするなどしてバックアップします。
参考までにJibangoはこの「コンペティション方式」に利用できる人気投票のランキング表(現在停止中)を提供しています。なお,このランキング表は誰にでも自由に利用できます。