凧の糸

 新聞の投稿欄にこんな詩がありました。

  凧が空高く飛べるのは

   誰かが糸を引っぱっているから
  でも凧はその糸さえなければ

   もっと自由に空を飛べると思っている

  その糸がなければ地上に落ちてしまうのも知らずに

  自由が欲しい 
  この足枷さえなかったら もっとあんなことも
  できるのにとか
  社会のいろんなルールや 人間関係等々が
  わずらわしく思うことがあるとおもいます。


   この詩は 自由を縛るように思う 重く 
  きつい糸が あるからこそ 
  凧は空に舞うことができると、
  より良い人生を歩むことができると 
  言いたいのかもしれません。


   また、風が吹き 糸が強いからこそ
  試練というか難が あってこそ、
  自分を成長してくれる糧となると
  受け止められるように なればと思います。
  

   難儀な事が実際にある時は
  ストレスでいっぱいになって なかなか
  そのような事を  考える余裕は
  ないかもしれません。
   
   しかし、落ち着いて 仏様の視点というか
  自分を一歩引いた視点で 自分自身を
  見られるというのは 
  人生をより良くするひとつの方法であり
  己を磨く 心がけのひとつであると思います。 
  
                        慈元