ハイコレのレポ(3)
いやー、変に時間がかかってしまった。
ハイコレ話完結編です。
自分、かなり営業を掛けまして会社の人が観に来ていただいたり、ひょんなことで知り合いになった、通好みの酒屋の大将が観に来てくれたり。店は宇美町の山の奥なのですが、普段は料亭とか名の通った寿司屋とかに卸しているらしい・・・!将来バー経営目指してるバンドマンのみなさーん、仲良くなっとくと絶対いいですよ!!詳しく知りたい方コメント下さい。
大昔のラジオ仲間が数名来てくれました。
「パオーン」「3P」「ラジオはアメリカン」でレジェンド級の常連・知情意隊の江副さんが来てて。なんと10年ぶりくらいの再会。
その話を休憩中、実は熱心なリスナーだったらしいパトラにしたら衝撃を受けていた。終演後あらためて紹介しようと思ってたら、いつの間にかもう話とかしてたらしい。
ツイッターで知り合ったあび卯月さん、「ほぼ西鉄バスの旅」のちょんびんさん、QMAで知り合ったなる夫さん、会社の女性などかなり多彩な方々においでいただきました。本当にありがとうございます。・・・あ、うめこ先生は呼んだとたんまさかボギーに惚れるなんて・・・。オクムラユウスケさん見たらどんな反応するだろうか。
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「たまの本」という名著があります。竹中労さんの遺作になった本です。
メジャー音楽シーンにアングラミュージシャンが放り込まれる様の克明なドキュメンタリーでした。
たまって、異様にミュージシャンズミュージシャンで、音楽やってる人とそうでない人の評価が極端に違います。この本の影響、結構大きいのだと思う。
何度も竹中さんから「メジャーの流儀」を教わっていく様。
「自主規制を自らするのがプロ」の下りなんかとても印象的です。
ライブの打ち上げ、大変楽しかった。
しかし石川さんやアダチさんから、結構言葉の端っこで
「次はここら辺はちょっとこの世界ではダメだから、次は気をつけてね」
ってヒントをたくさん頂いた。
自分は反省しながら考えていたのですが、あの本の中での石川さんが20年の月日を経て、竹中さんの立場で優しく僕らを諭してる、みたいな。そして何度読み返したかしれないあの本での「たま」役に自分という。
これは凄いことになったのじゃなかろうか。
20年前、どうしようもなくくすぶってた自分に誇らしいことを出来たなあ。
引きこもっていた時期、何度もこの本を読んでいたことを思い出します。バンドを始めるのには凄い時間かかったし、始めてもうまくいくようになるまで時間を掛けた。多大な迷惑も掛けた。
何とかその時間を、その迷惑を無駄にしない結果を残した小さな一歩目。
さて、この幸福を土台にして、もう少し高みを目指してみることにします。
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ところで、帰りがけボギーー・パトラ・漢方・マリさんとレンタカーで送ったのだけど、「運転がうまい」とえらい褒められて小躍りしたのは内緒です。なんか暇あったら2種免許取るかなあ・・・。