Hatena::ブログ(Diary)

Jima-Don

2017-04-18

国士無双−ハリスの甲州街道あばれ旅

 ライブで徳山に行った。帰りのバスのチケットを予約しようとしてたら、丁度ツイッターで旧知の知り合いが「18きっぷの残り1日誰か買わない?」と。びっくりのタイミングである。

 そんなわけで徳山を始発で出て、普通電車の旅ができる算段がついた。まあ収入も少ない身、貧乏旅行と相成った。時刻表とにらめっこしたが毎年花見のシーズンになったらあそこに行っていたじゃあないか。
 本来なら秋月。
 しかしそこには18きっぷの鉄路は伸びていないので、秋月のついでに毎年足を伸ばしていた日田に行けるな。

 貧乏暮らしの中毎年レンタカーを借りてまでして、秋月と日田に足を伸ばしていたのは訳があって。カミさんのガンが見つかった年だけ、秋月に行かなかったのだった。まあ闘病中は、夫婦の験担ぎになっていたのだ。

 今年は、流石に秋月は行けなかった。我が家の前の桜並木を見ることも忍びないくらい、独りで眺める桜は今年は特にわびしい。

 カミさんと付き合い始めたのはKBCラジオの「中島浩二アワーザ3P」という番組の、ファンサークルを俺がやっていたのがきっかけだった。この番組には「音源投稿コーナー」があって、既成曲に替え歌なぞを吹き込んで歌ったのを「ザ・ベストテン」みたいに面白ければ何週もかける、みたいなコーナーが存在していた。熱狂的ファンがたくさんいるコーナーで、自分もその一人だった。
 昔はそのデータベースファンサイトも作っていたのだが、HDDがクラッシュして消失してしまっている。
 自分はそこでいわゆる「一発屋」であった。投稿しても没、が3年くらい続いただろうか?そんなときにカミさんと付き合い始めた途端、何故か作品が採用されるようになった。不思議なものである。そのときに作ったのが「あごひげ男爵甲州街道あばれ旅」。電気グルーヴ替え歌だった。「次送るときのペンネーム考えてるんだけど何かいいのないかな?」と訊くと「ハリス」と。「何でハリスよ」「なんとなく」今後23年、カミさんが鬼籍に入るまで幾度となく「なんとなく」とはにかむようにいう彼女の癖を目の当たりにすることになるとは思わなんだ。電気グルーヴも、カミさんに教えてもらっていたのだった。

 まあ何だ、今年は独りで旅だ。朝5時半徳山を出発、朝9時に小倉を出た日田彦山線甲州街道でもなく特にあばれもせず。日本人は桜が好きなんだなあ、どの駅も桜が満開であった。一つ一つ写真撮ってたらきりがなく、しかも雨天であった。
f:id:jimadon:20170410104417j:image:w360
 たどり着いた日田駅はやはり曇天模様。目的地は日田から先。レンタカーでしか訪れたことのないバス停を目指すことにする。毎年桜の季節に写真を撮っている、日田バス有田線入美バス停まで、実際にバスに乗って訪れることにした。
 バス停のブログの2015年版
f:id:jimadon:20170410121501j:image:w360
 さて、実際にバスで行くとなるとこの本数!!目的のバス停は終点(岩下)のひとつ前なので、写真を撮って満足…
f:id:jimadon:20170410125654j:image:w360

f:id:jimadon:20170410131303j:image:w360
 という頃合に帰りのバスがやってくる。写真撮ったなー、満足だなーという時間で丁度到着の2分前だった。

 カミさんとは色々共有もしていたが、相容れない趣味には互いにとことん不干渉だった。このバス停の写真もそう。実家に住んでたとき、実家の車に乗ってバス停探索の旅をしまくったが横にはたいていカミさんがいた。助手席に座って、ソシャゲなんかをやっていた。そして、たくさんの観光地も巡って帰った。ラーメンを食い倒れしたものだった。
 そう考えれば本当に一人旅は久しぶりだった。しかも、名も知れていないが桜の綺麗さならおそらく日本屈指の、どこにも負けていないバス停小屋の写真を撮りに行く。そんな珍妙な目的で。
f:id:jimadon:20170410130736j:image:w360
 バス停のプレートに声をかけた。
 「カミさん、死んじゃったよ…」
 カミさんじゃないけど、「なんとなく」聞こえた気がした。
 「えっ!!」って声が。
 このバス停、道路の拡張工事にあたっている。この小屋の去就はわからない。桜も一部は切り倒されるだろう。今年は測量用に使う、ピンクのテープが生々しく貼ってあった。細いバス通りだが、この前後は歩道つき2車線で整備が着々と進んでいる。仕方のないことなのだ。ぎりぎりかすめるような形で小屋は残るかもしれない。

 帰りのバスに乗った。運転手にあのバス停の魅力を伝える。時々旧道に入り込み、細道をうねるように走るこの路線自体も乗りバス体験として素晴らしい。まあ、これをもってあばれ旅ということにしていいだろう。それにしても今年の桜はちっとも美しく思えなかった。今年、満開の時期をことごとく曇天が襲ったのはカミさんの涙雨だったのか。あいつならやりかねない。
 日田バスの話を訊けた。バス停にかけられるお金があまりないのだとか。いえいえ、十分だと思う。奇跡のように昔ながらのものが残っていたおかげで、ぼくらはバス停の変容を記録することが出来たのだった。大分北部交通の壁張り式のものと含めると、戦前あたりにまで遡れるかもしれない形式のものが残されていたおかげで、交通史的に貴重なものをデジタルデータに収める事が出来たのだから。

 日田駅に戻って、日の明るいうちに帰ろうと思った。何せ朝の仏事はやれていないし、何より花の様子が心配だからである。実は真面目に毎日水かえをしたりお供えをしたりしている。続いているのである、あのめんどくさがりのおれが。信心なぞなさそうなおれがである。不思議なものだ。

 この旅で、靴を履きつぶしてしまった。

2015-07-21

メルボルン特急

 多くの特急電車がそうなんだけど、終点というのは別の道への乗り継ぎの場所。
 本当の終点はいつか不意に訪れる。自分の意思と関係のないところで。

 http://www6.atpages.jp/jimadon/nikki/2006_10nikki.html
 ほぼ10年前に書いてた日記です。
 敬愛するオクムラユウスケの「メルボルン特急」を聴きながら東に逃避行をした思い出。本当はもっと東に行くつもりだった。妹からの引き止めの電話がなかったら、そのまま行ってただろう。

 戸川はこの当時小学生か!!
 日記には一種のおまじない的な理由があってさらっと下松まで通過したと書いてたのだけど、この帰宅の途中で白蛇記念館を発見したのですわ。戸川の実家の近く。とはいえ、彼女は昔そこには住んではいなかったみたいだけれども。詳しい事情は野暮だから聞かない。
 どんなおまじないか、って話だけどこの時期のほんの少し前、夢を見たんですよ。
 当時彼女のカミさんと二人で歩いてたら、小さな白蛇に噛まれた夢。
 吉夢というのは他人に話したら叶わなくなる、と訊いていたので。

 そしてこの日記の後に結婚の夢が叶い。
 何故か音楽を通じて岩国との縁が出来。
 そもそも父親が話していたのだけれど
 「この家には白蛇が住んでる、守り神なんや。俺見た」
 実家の地下には白蛇が居るのだそうです。

 ぼくは白い蛇のエンブレムを付けたメルボルン特急に乗っているんでしょう。

*****

 で、きのうライブがありました。
 岩国まで特急電車に乗せて行ったオクムラユウスケ
 その岩国で出会った戸川祐華。
 そしてぼく。
f:id:jimadon:20150721174504j:image:w360

 ライブの前、戸川ちゃんとうちのカミさんで大宰府観光。
 少し休みたいと言うので、うちでゆっくり。
 まるで親子みたいな風景が写真に納まって。
f:id:jimadon:20150721174503j:image:w360

 昨日のライブで多分大体のあの夢の叶いごとが叶った気がします。
 全部、繋がっているんです。嘘みたいに。きれいに。
 ユウスケさんの歌。岩国の白蛇。
 
 「働くのはなぜ、君との明るい未来のため、でも言えないよ僕は人として駄目」
 (灰色の虹/「メルボルン特急」に収録)

 ユウスケさんはなんとこの「灰色の虹」をやってくれた。理由は偶然みたい。あの東への旅の帰り、今のカミさんにこの言い訳を告げなきゃいけないんだなー、と何度もリフレインした言葉。

 だから、きっとここであの吉夢の話を書くべきなのでしょう。
 昨日来たお客さんも納得してくれると思います。
 ちゃんと書いておきますが、これ、全部創作じゃないです。
 美しい出来事はなるべくして起こるものなんだなあと。
f:id:jimadon:20150721174505j:image:w360
*****

 でも、特急電車はまだ走っているんです。乗車中なのです。
 もっとギターが上手くなりたい!
 宇宙サービスもちゃんとやらねば!!
 帰り道、いろんな後悔が出て、まだ終点じゃないんだなーと。昨日はきっと、乗り換え地点なんです。3人の、それぞれの。

 こないだうちの表札を作りました。白蛇をあしらったかわいいデザインです。
 もうあの吉夢の先にぼくらはいます。きっとまだまだいい事があるに違いない。そういう思いで描きました。

 戸川ちゃんはあの蛇さんを見たから、次はユウスケさん親子がうちの白蛇さんを見に来てくれたら嬉しいな。いつか太宰府観光目当てに、うちに遊びに来てくださーい。カミさん、アビくんの大ファンです。

 あ、でもうちろくな冷房ないんで、秋冬辺りに・・・。

2013-11-10

岩国〜宮島〜広島旅行記

f:id:jimadon:20131104091500j:image:w360
 おはよう岩国!!
 ビジネスホテルでは自転車を貸し出しておりまして、ついでなので表稼業で扱った案件がたまたま岩国にあるということで、その実地を拝見しに。わしが丹精込めて図面引いた立派なブツが立っておったじゃけえ(※何なのかは内緒)。

f:id:jimadon:20131104085808j:image:w240
 自転車なのでこちらにも寄る事が出来ました。もみじちゃん(メス)。
 もみじちゃんは7月に嫁とここに寄った時、嫁と目があって目線を離さなかった仲。

 昼過ぎに旧友のちょろさんと宮島で会う約束。10/22の疲れ、嫁の病気のひと段落で安堵したのか少し体に来ていた状況でツアーと相成ったので、町歩きは早々に引き上げてチェックアウト寸前まで一時間ばかし仮眠。これなかったら体調壊してたろうなあ、スミさん本当にありがとうございました。

f:id:jimadon:20131104112525j:image:w240
 しばしの別れ、さらば岩国!この日の朝は本当に岩国いる間快晴だった。

 宮島でちょろさんと5年ぶりの邂逅。
f:id:jimadon:20131104123947j:image:w240
 コインロッカーで仰天したり
f:id:jimadon:20131104132101j:image:w240
 お寺参りしたり
f:id:jimadon:20131104134547j:image:w240
 何を取っちゃいけないのか悩んだり。

 宮島では偶々引き潮で、鳥居の割と近くまで近づけて大満足。
f:id:jimadon:20131104134404j:image:w240
 弁財天と不動明王にお参り。

 さて、広島まで電車で帰ってみたところ。やっぱ広電って時間掛かるんだな、あっという間に時間が経っていた。慌ててメシ食うところを探しているうちに・・・

f:id:jimadon:20131104160433j:image:w240f:id:jimadon:20131104160119j:image:w240
 何、この店!!
 年季の入った純喫茶、メシ時でもないのにお客はいっぱい。
 ちょろさんとは道中いろんな話。近状報告から政治の話まで。彼は本当にいい意味でぶれないナイスガイだ。大変楽しかった、また広島でゆっくり出来るような機会があったら会いましょう!!今度はもっとゆっくり!

 帰りのバスはほとんど寝た。