女性専用車は、社会的公益性(弱者の保護)が男女の平等性を上回る前提で、一時的な措置として認可されていると思っている。
つまり筆者は一時的措置として賛成しているという前提を理解されたい。

ただ女性優先車両の議論において、
痴漢は男性による犯罪である。よって男性は排除されるべきである。
また男性の平等性を損なわれている。
など暴論に近い話が多く取り留めがない。

排除の論理について
犯罪を犯す人間が母集団の中にいるから母集団全体を隔離する。というのは因果が逆転している。
痴漢の男性率は恐らく100%に近いであろう。全男性人口比率で比較すると10%を切るのでは無いかと思っている。(統計的事実は調べていない)
これは、外国人犯罪の外国人率が100%に近いが、全外国人比率で比較すると低いのと同じである。
暑いからアイスが売れるので、アイスが売れるから暑いのでは無い。
外国人を排除しても外国人が犯罪を犯す根本的な問題は解決しない。アイスを売らなくても暑いのは変わらないのである。

『認知の歪み』で母集団全体に可能性がある。というのは統計のミスリードで排除の根拠とはならない
犯していない犯罪を大多数に側糾弾される謂れは無いのである。

②平等性の観点について
「平等」という定義不可能な単語上で
恐らく鉄道会社が一番悩んだポイントで「優先車両」という結果ハレーションを呼ぶ命名になってしまったポイントである。
10両車両の場合、女性が利用できる車両10:男性が利用できる車両9で不平等であるという批判を回避するため、10:10とするために「優先車両」と命名している。ただし実質として、10:9である。
男性側から平等性のため、男女人口比率で分けるべきとか、優先車両に乗れとか、平等性の定義を巡った議論に発展する。
これは下位の問題である。一次的措置として被害リスクを負っている人間のリスク担保から手段から入る必要性がある。
上記リスク担保された後、原因排除を排除して、初めて成立する議論だと思っている。

犯罪被害者を出さないアプローチは絶対に必要である。
ただ言葉尻の取り合いみたいなのは、正直無駄だと思っている。