jinkan_mizuhoの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-01-15 他のブログでは好評ですが、ボクは…

[]「サヨナラCOLOR」'04  竹中直人/監督  竹中直人馬場当 /脚本

サヨナラCOLOR スペシャル・エディション [DVD]

tougyouさんのブログにて、関西で深夜に放映することを知る。いつものことながら、情報に感謝&多謝!


主演の原田知世は、'80年代は演技がそこそこの優等生タイプの女の子、というイメージが強かった。(多分に「時をかける少女」のイメージが個人的には多くを占めていました)

そんな彼女に対する認識が変化したのは、映画「あした」での演技でした。動きの少ない演技で、感情を上手に表現していた。


竹中直人は、TV・舞台・映画のみならず、いろいろな分野に才能を発揮する鬼才、と認識していた。'80年代前半「お笑いスター誕生」でのネタというか、一人芝居が懐かしい。

大好きな大林作品の「ふたり」では、精神医のちょい役ながら印象に残る演技をした。


連れ合いは、以前新劇の舞台を鑑賞して、パーティでも同席したそうだ。パーティでは物静かで、とてもブラウン管で見る彼と同一人物には思えなかった、と言っている。


ということで、楽しみにして見てみた。


あらすじ

海を臨む病院に勤める医師・正平(竹中直人)の元に、子宮がんを患った未知子(原田知世)が入院してきた。偶然にも未知子は、正平が高校時代思い焦がれた初恋の人、その当人であった。気軽に独り身を謳歌しているかに見える正平には、長年付き合っている居酒屋の女将・聖子(中島唱子)や、最近知り合い、いきなり援交を申し込んできた女子高生まなみ(水田芙美子)がいるが、心の中は二十数年もの間、一途に想い続けてきた未知子でいっぱいだ。「思い出してくれましたか? 僕のこと」。そう問いかける正平だが、肝心の未知子はすっかり正平を忘れている様子。一方の未知子にも、長年の恋人・雅夫(段田安則)がいた。雅夫は今をときめく売れっ子スタイリストだ。しかし浮気性の雅夫には、未知子の友人で、彼女が作るガラス細工のランプを売るアンティーク・ショップの経営者・あき子(雅子)という愛人がいた。献身的に治療を施しながら、なにかと自分を思い出してもらおうと試みる正平。始めのうちはしつこくされて迷惑気味の未知子だったが、いつしかそんな彼に心を開いていく。化学療法が効き、未知子は手術できる状態にまで回復した。自分で執刀したいと願う正平だったが、正平自身の体調を心配する後輩の医師・前田(内村光良)の薦めで、担当は子宮がんの権威・巌岳先生(中島みゆき)に決まった。正平は長年の不摂生がたたって、病魔に身体をむしばまれていた。そうとは知らない未知子は、夜勤明けの正平を海に誘い出した。ランプの材料となるガラスのかけらを、正平と共に集めようと思ったのだ。死ぬことへの恐怖におびえる未知子を、「あなたは長生きしなくちゃだめだ」と励ます正平。“欠席"に丸をつけていたが、未知子に誘われて正平は高校の同窓会に出席した。久々の旧友との再会。壇上で未知子はスピーチするが、正平は所在なさげに後ろで佇むのだった。そして、いよいよ手術の日がやってくる。手術室に送られる前、未知子は正平に告げる。「先生、これからの50年、私と一緒に生きていただけませんか?」。正平を求めるように差し出された未知子の手のひらを、驚きながらも握り返す正平。そして、未知子の手術が始まった。

サヨナラCOLOR(2004) - goo 映画

話の内容は、ことさらに珍しいものではない。高校時代の片思いの女性が、20数年後、昔の面影を残したまま現れる。そこでの大人のちょっともの悲しいラブストーリー。せつなく感動する映画なのだが、ちょっと無駄が多いような。


一場面一場面の綺麗な映画だ。ポスター作りのネタ満載だし、写真集を出すこともできるのでは。その反面、ストーリー展開にちょっと無理があるような…。加えて、配役にも。


段田安則を「売れっ子スタイリスト」にするならもっとあか抜けた中年男でなければ。ボクには、さえないオジサンと映ってしまう。まるで、ダチョウ倶楽部寺門ジモンみたい(失礼)


中島みゆきを俳優として、わざわざ使う意図が分からなかった。時間はわずかだが結構、重要な役と思うのだが…。清志郎に関しては、○です。原田知世と同級生なのはやや無理がある(苦笑) が、まあ合格!


いろいろと工夫や細工を凝らしているのはわかる、成功している所も多い。でも反面、やや無駄なところがあった、と思わせる遠因なのでは? 例えば、フランスの海岸でのガラスの破片拾い、未知子の後をつける高校生の正平、雅夫が先妻の子どもと対面するシーン、まだまだあるがまあこのへんで(苦笑)


もう少し、シーンを削除して90-100分の範囲で収めれば、もうワンランク評価が上がるのでは(全く個人的な見解ですけど)


くどくど、文句を言いましたが、オープニングとエンディングは見事!とくにエンディングの原田知世の後ろ姿がいいし、それを思いっきりカメラを引いて撮っているのが効果的だ。そこに乗っかる曲も素敵だし、清志郎のハモリが泣かせる。


竹中直人はもちろん良い演技してます。さらに、原田知世が久々に輝いて見えたのがウレシイ。だからこそ、尚更惜しまれるなあ。

tougyoutougyou 2007/01/16 18:57 自分で書いておいて録画出来ませんでした。 ビデオのチューナーが壊れていて二台のビデオを連結して録画しているので、予約をするのが大変な状況で、はやくDVDを買わないといけないのですが。(『火宅の人』は観ているのですが、再度観て感激してしまいました。 緒方拳はやはり恐るべき俳優ですね。 深作欣二監督もまたあのエネルギーに圧倒されました。檀一雄と太宰の友情は有名ですが、中原中也が二人と面識と一時期飲み仲間であったのを知りませんでした。 色々調べていると井伏鱒二は太宰には中原と付き合うなと言ってたそうです) 配役というのは仰るように大事ですね。 友情出演で申し出があって、仕方なく使わないといけないことも絡んでいるとも想像されますが、下手をすると書かれている通り台無しにしてしまいます。(中島みゆきは竹中直人の映画によく出ているようで、この映画でも友情出演だと思います)。 竹中直人は監督・主演の1991年の『無能の人』でヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を獲ってしまっているんで、やはり才能があるのでしょうね。  

彼は小学校の時から映画少年で東宝の映画が好きだったようで、成瀬巳喜男監督も大好きで『乱れ雲』を読売テレビの深夜の名画番組『シネマ・大好き』で選んでいました。小学校の六年生の時に許される恋に苛まれた司葉子を観てドキドキしたそうです。 凄腕の編集家でもある成瀬監督は『浮雲』は二時間四分ですが、長いとダレるので二時間を切りたかったとインタビューで言っていましたが、編集は本当に大事ですね。

jinkan_mizuhojinkan_mizuho 2007/01/17 03:37 tougyouさん、コメントありがとうございます。もとより竹中直人の才能にけちを付けるつもりはありません。忘れていましたが、海外で賞も取っていたのですね。でも、友情出演も残念な結果になるときもあるんですね。
映画も文章も、無駄な部分を削ると引き締まったものになるのではないでしょうか。そうかあ、成瀬監督も編集の大事さを言ってたんですね。
初めて知りました。ありがとうございます。

HD付きのDVD再生機は、便利です。録画後に、CMをカットしたり、他のものとまとめて一つにしたりと、使い出すと便利で助かります。

beatle001beatle001 2007/01/25 14:20 竹中直人の『無能の人』を、ぼくはつげ義春の大ファンなので、それでいち早く見ました。その後、つげ作品は次々映画化されましたけど、最初の映画化は『無能の人』でした。いい感じを出しているとおもいました。原作は原作、映画は映画ですから、同じものは求めませんけど。

それから、竹中作品を何作か見ていますが、これとおどろくような映画にはまだ出会わずにいます。ここでjinkan_mizuhoさんがあげられている映画も、ちょっとイマイチのようですね。

jinkan_mizuhojinkan_mizuho 2007/01/26 09:57 この映画の評価は、目の付け所で変わってくると思います。洋画・邦画を問わず、昔の名画をたくさん見た人には、やや無駄なシーンと配役のミスがあると感じるのではないでしょうか? 若い人たちには、好評みたいです。(泣かせるストーリーという意見の方が何人かいました)

もう何本も監督してると、直接意見を言う人がいなくなるんでしょうかね。 ボク程度でも感じる疑問を映画会社の人なら、もっと敏感に察知すると思うのですが…。もう少し手を加えてたら、良い作品になったのに…、惜しい!

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