『バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」』

    J.L.ストイアマン(p.) J.ジャッド(con.)フロリダ・フィルハーモニック管弦楽団

先日の散策中に、立ち寄ったCDショップにて購入。抽選で「ミュージック・ギフト・カード」が当たったので、これ幸いに買ってしまいました(笑)
このCDの発売元は、NAXOSで、廉価で主にクラシックやジャズのCDを扱っているレーベルである。メジャーなレーベルではあまりCD化されない作曲家や曲を精力的に録音している。演奏家も、日本では無名の方々ばかり。でも、安かろう悪かろうの公式は、このレーベルには当てはまらない。確かに、「ハズレ」の演奏もあったけど、それはメジャーレーベルでも同様。


このCDの収録曲は

1,ミュージカル「キャンディード」序曲
2,ミュージカル「ウエストサイド物語」(シンフォニック・ダンス)
3,交響曲 第2番「不安の時代」

個人的には、「ウエストサイド物語」を演奏会用のオーケストラ組曲に編曲されたものを初めて聴くので、なかなか楽しかった。曲の端々から、映画の場面を思い浮かべることが出来た。予想外に良い演奏だった。
指揮者のジェイムズ・ジャッドは、N響を振ったりもしているイギリスの指揮者で、廃盤だけどマーラーの「交響曲第9番」が一部で支持されている。
メリハリの利いた指揮ぶりはボクの好みだ。ジェイムズ・ジャッドは、NAXOSレーベルから何枚かアルバムを出しているので、他のも欲しくなってくる。


また、交響曲第2番「不安の時代」は、作曲者自身の演奏(イスラエル・フィルとのドイツ・グラモフォン盤)もあるので、そちらを聴いてからでないといけないのだろうけど、本CDの演奏は表題の「不安の時代」を伝えるのに余りある演奏だ。美しいメロディのなかに展開される緊張感に、思わず惹きつけられる。