もういくつ寝た結果

先日の「もういくつ寝ると何が変わるのか?」というエントリーに対して「ど、どうだったの?」という反響があった。

私は8月1日の12時を迎える瞬間は体に何かしらの変化(耳の形が変わるとか口から卵が産まれるとか)が起こるのではないかとかなり緊張してそのときを迎えたのだが、何も起こらなかった。肉体的には7月31日の私と8月1日の私はほぼ同じだったのだ。

しかし肉体的には変化がなくても実際は変わっているかもしれない。ただもう同居人は床についており、確認することができない。

だからとりあえず寝て、翌朝まで待ってみることにした。

そして翌朝目が覚める。

不安と期待が入り混じった複雑な気分である。おそらく私の人生にとっての大変化を終えているはずだが、確信はない。その結果を確認するのは非常に怖いが、勇気を出して同居のスウェーデン人に「Good Morning」と言ってみた。

すると「Good Morining」と返ってきた。


ぬおおおおーーーー!!!!

聞こえているーーーー!!!!

3ヶ月説は本当だった!!!!

ヤバい、本当に聞き取れるようになった。

非常に興奮をして、続きの何かを話しかけようとしたが、言葉が出てこない。これは以前のままである。
しかし、いいのだ。聞き取れるようになるのが3ヶ月であって、言いたいことが言えるようになるまでは3ヶ月とは思っていない。

気をよくしてニコニコしていると、向こうから何か話しかけてきた。しかし、何を言っているのかさっぱり分からない。もはや私は英語の聞き取りには問題がなくなっているのだから、これはスウェーデン語で話しかけているに違いない。

私は英語が聞き取れる人間ではあるが、残念ながらスウェーデン語は分からない。そこで少し強い表情で「Don't speak Swedish」と言った。

すると向こうはまた何かワーッと言っている。ところがこれがまたスウェーデン語なのだろう。またしても分からない。いったい何を考えているのだろうか。いきなりスウェーデン語で話しかけるなど非常識も甚だしい。国際問題にもなりかねない。

その後、彼はシャワーを浴びてすぐに外出をしてしまったので、結局「Good Morning」と家を出るときの「See you later」しか英語を話さなかった。

彼の奇行は気になったが、いずれにしても英語部分は「Good Morning」と「See you later」という風に100%聞き取れたことは非常に驚いた。

そして意気揚々と街に繰り出したが、少し不思議なのは英語を話す人口が若干減少していることである。以前書いた通りオーストラリアは色々なバックグラウンドを持った人が集まっている。だから各々の母国語を話しているのだろう。8月1日以降特にその傾向が強い。何かあったのかもしれない。

信じられないのは飲食店や銀行、タクシーなどでも英語以外の言葉で話す人が増えていることである。これでは英語が聞き取れるようになっても、別の問題で依然うまくコミュニケーションができないではないか!と非常に腹を立てている。














まあ、負け惜しみやな。