ツナギの効用(3)

 日付  終値 売買値 売買  残玉 売平均買平均 損益  備考 
05/26374
05/27381
05/28376
05/29393
05/303983931 - 1 - 0393
06/024103992 - 3 - 0397
06/034004032 - 5 - 0399
06/04406
06/05399
06/06391
06/09375
06/10368380 - 15 - 1380ツナギ買


さんざん迷った挙句(といっても10分程度ですが)、取った行動は「ツナギ」でした。
でも発注時点では、ツナギを入れたら何か解があるといった確信などはまったくありません。
単に、立花義正さんや林輝太郎さんの教科書をで勧められてるから、という理由だけで行動しています。



しかしながら、この日(06/10)の場帖を付ける際には、ツナギに対する疑問は解消してしまいました。
というのは、このツナギの玉の良し悪しが、すぐに感じられたのです。
すなわち、「ああ、やっぱりもう少し下がある」という感覚です。



『玉を建てた感覚って何だ?』と思われるかもしれませんが、06/10の売買値と終値の関係は、日ごろから宇部興産の場帖を見ていなくても、比較的わかりやすいのではないでしょうか。


カンタンに言えば、長めの陰線になっているということです。



私のように、いつも終値しか見ていない場合は、売買をしたときだけに、初めて始値の情報が入ってきます。


始値終値を比較した場合、当然ながら終値の方がより強く、翌日の価格を決定する要素を含んでいると考えています。


しかし建玉始値として残るワケですので、終値の流れの意に添わない建玉は、すなわち「悪い玉だ」と言えるのではないでしょうか。
(もちろん、その日の終値だけとの対照で決定するとは限りません。これが値板の大切さにつながります。)


『それなら、終値だけでなく、毎日四本値を見ればいいじゃん』という指摘もありそうですが、今の私には、建玉しない時には、始値は不要に思います。


先日、別の銘柄のローソク足を何枚か描いてみたのですが、あまりにも情報が多すぎる感じがしました。


むしろ、ツナギの場合のように、玉を建てたときのみひとつだけ情報を増やすことによって、新たに感覚を注力するといった効果があるのではないかと思います。
その情報というのが、終値に対する始値であり、また、残存する建玉の値でもあります。
そして、追加された情報が、アンテナの役割を果たしてくれるのです。




多分に感覚の話なので、少々言を弄している感もありますが、今の私のチカラでは、こんな説明です。
# もう少し後になると、「あれは間違ってた」と言いかねないのでご注意を(笑)



長くなりましたが、もう少し続けます。