スリランカの勉強会を開きます

こんにちは。JIPPO高木です。
JIPPOはスリランカ・ウバ紅茶のフェアトレードを進める中で「スリランカをもっと知りたい!」と、勉強会を始めました。
スリランカの茶畑をキーワードに活動しているいろいろな方がと一緒に集まって、情報交換をしたり、講師を招いてレクチャーしていただいたりしています。
みんな何らかの形でスリランカの発展に関わりたいと思っているので、毎回とても盛り上がって楽しいです。
ぜひ、興味のある方、ご連絡ください。一緒にスリランカ談義に花を咲かせませましょう。

アリヤラトネ博士講演会開催のご案内

スリランカで長きにわたって農村開発運動(サルボダヤ運動)に取り組んでこられたアリヤラトネ博士が来日されます。京都でも講演会が開催されますので、ご案内いたします。(要申込)

アリヤラトネ博士講演会「世界平和を実現する文明の展望」
 〜内戦の続くスリランカで、唯一人あらゆる勢力から、尊敬を集め、仏教思想に基づく農村開発運動に半世紀にわたり取り組んできたアリヤラトネ博士(83)、魂の講話。〜

日時:2014年11月20日(木)14:00〜15:30(開場:13:40)
会場:キャンパスプラザ京都 4階第2講義室
※聴講をご希望の方は、お名前、ご年齢、ご連絡先を明記の上、下記主催者webページからメール、もしくは電話にてお申し込みください(11月18日(火)締切)
※使用言語:英語(逐次通訳あり)
※入場無料

主催:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 共同研究機関「文明哲学研究所」

スリランカ バッドゥラ地区での地滑り災害について

 スリランカ中央部のバッドゥラ県で、10月29日朝、大規模な地滑り災害が起きました。
JIPPOがフェアトレードを行っているハプタレー市もバッドゥラ県にあるため、現地の様子を確認したところ、グリーンフィールドやニードウッドの茶園、ハプタレーの街は被害が出ておらず、皆さん無事との連絡を受け、ひとまず安心したところです。
 地滑りはハプタレーの街から南側のコスランダ方面に2キロほど離れたMeeriyabedda Estateで起きています。70世帯ほどの茶園労働者の家が土砂で埋まり、これまでに少なくとも10人が亡くなり、250人以上が行方不明と報じられています。午前中に起こったため、子どもたちを学校へ送って家に戻った家族が犠牲になりました。学校にいた75人の子どもが取り残されており、孤児になるかもしれません。周囲の地盤も弱く、災害の拡大も予断を許さない状況です。
 JIPPOの会員の方からも心配するお問い合わせをいただきました。今後も動きがあり次第お伝えしてまいります。
 (JIPPO 高木)

カンムリウミスズメと上関の生物多様性

こんにちは。JIPPO高木です。
今日、山口県の会員さんがJIPPOの事務所に年会費を納めに来てくださいました。
お聞きすると、「上関の自然を守る会」の活動をされていて、今度京都で国際シンポジウムを開くそうです。
瀬戸内海の美しい原風景を残す上関は、国際的な保護鳥であるカンムリウミスズメの世界で唯一の周年生息域なのだそうです。また、絶滅危惧種や希少な生物がたくさん住む、奇跡の海とも言われているのだとか。
そんな大切な場所で、原子力発電所建設計画が進められています。
お話をお聞きするまで、上関のことを全く知りませんでした。ぜひ、この海を、砂浜を守ってほしいと思います!
イベントの案内を載せますので、みなさんもぜひご参加ください。

京都のJIPPO事務所でも菜の花を♪

2013年10月6日、放射性物質で苦しむ福島県南相馬市小高区で、菜の花を使った農地の除染・自然エネルギーの活用をめざして、JIPPOの「菜の花プロジェクト」が始まりました。

そこで、京都のJIPPO事務所でも同じ菜の花を育てることで、南相馬市の農地の再生を一緒に応援することにしました。

10月16日 プランターに菜の花の種を植え、今日で約一週間。むくむくと成長しています。
花の種は1ミリもない、小さなものなのに…
今は3-5㎝くらいの大きさで、ちょうどカイワレ大根みたいな感じです。

調べてみたら、なんと…カイワレ大根と菜の花は同じアブラナ科の植物でした。
アブラナ」とは「油菜」…古くから野菜として、また油を採るため栽培されてきた作物を指すようです。

菜の花から採れたナタネからは、菜種油を絞ることができます。
菜の花は、放射性物質をとりこむ力が強いですが、菜種油には放射性物質が入り込みません。

そのため、食用油としても、活用することができます♪

あっという間に大きくなって…植物の成長を見るのって楽しいです。
南相馬市の田んぼでも、同じように育っているのでしょうか。

寒い冬を乗り越えて…
春になって、一面が菜の花の黄色い絨毯になると思うとわくわくしますね。

菜の花の種まき

10月5日、南相馬市小高区に赴きました。地域の農業復興組合長をしている佐藤良一さんの圃場で、大勢の仲間と共に種まきをしました。菜の花の茎は、セシウム137などの放射線物質を吸収するが、種子には蓄積しない特性を持っています。除染には最適の植物体です。「チェルノブイリ救援・中部」の皆さんに教えてもらいました。
東京電力福島第一原子力発電の20キロ圏内にある小高区では、いまだに市民の居住も農業生産も許されていません。そんな中で、農業復興の手懸りになればと、近隣の農家の方々が参加してくださいました。小雨の中、クボタの播種機械も活躍しました。
 10月10日に自宅のプランターに、種まきしたところ、5日後に新芽が出ました。

 10月13日、東近江市百済寺を訪ねた機会に、「菜の花館」に立ち寄ると、南相馬市に菜種を植えに行くプロジェクトが出発する間際でした。菜の花を通じて、長期的な農業復興に参画するとともに、全世界に広がるネットワークの一角のつながる夢を見ています。 中村ひさし記

菜の花の種まきイベント

10月6日、南相馬小高区でJIPPO初めての「菜の花の種まき」を行いました。
菜の花を使った農地の除染と、自然エネルギーの活用をめざして、今年から始めた事業です。
この秋「ふるさと小高区農業復興組合」の組合長、佐藤良一さんの田んぼ約1haで、試験的に栽培することになりました。
 時折小雨の降るあいにくのお天気でしたが、市内の親子や相馬高校の生徒さん、ファーム蛯沢の皆さん、西本願寺のボランティアなど50人ほどが集まりました。ぬかるんだ泥に悪戦苦闘しながらも、圃場の一角に一粒一粒に復興の願いを込めて種をまくと、みんな自然と笑顔があふれていました。また、南東北クボタさんの協力で機械撒きも行い、1時間ほどで種まきを終えました。

 佐藤さんは、また小高に住みたいとみんなが思えるように、そして次の世代にこの豊かな農地をつないでいけるように、いろいろなことを試しながら、条件整備をしていきたいと力強く話されました。福島第一原子力発電所の汚染漏れや、遅々として進まない除染、立ちはだかる制度など、毎日逆境が押し寄せる中で、あきらめず、希望をもって復興に向かって頑張っておられる佐藤さんや地元の皆さんに、私たちも学び、行動を起こしていかなくてはいけないと感じます。
 この日は、JIPPOの活動に協力してくださっている歌手の、ふくい舞さんも種まきに駆けつけ、ミニライブも開きました。
 参加した皆さんには、お土産に菜の花の種を少しずつ持って帰ってもらいました。自分の家でも同じように育てて、小高を思い出してもらえたらと思います。
 来年5月ごろに花が咲いたら、またみんなでお花見をしたいですね。ナタネが収穫できたら、また持ち寄って、菜種油を絞るイベントも開きたいと思っています。
 みなさん、また再会しましょう!