八重山島紀行8〜竹富島の巻
竹富島は、石垣島から高速船でわずか10分ほどの場所にある周囲約9キロの小島なのだ。
平坦な島なので、港の近くで自転車を借りてまわることにした。
自転車には鍵がついていない。
この島にそんなものは必要ないらしい。
島内のほとんどは伝統的な沖縄式家屋。
サンゴ礁でできた島らしく、道は白砂のままだ。
赤い屋根と白い砂のコントラストがとても美しい。
旅のあいまに司馬遼太郎のこの本を読んでいた。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1978/12/01
- メディア: 文庫
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30年以上前に書かれたものなのだけれど、この本にでてくる竹富島の描写と、現在の竹富島の景色がほとんど変わらないことに驚く。
司馬さんが宿泊したという民宿も、そのまま同じように営業していた。
代表的な沖縄民謡「安里屋ユンタ」のモデルになった安里屋クヤマさんの住んでいた家。
すごい美人だったらしい。
- 出版社/メーカー: IMJエンタテインメント
- 発売日: 2008/06/27
- メディア: DVD
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竹富島を舞台にした映画。
エエ話でっせ。
この映画には、とにかく悪い人がでてこない。
へそ曲がりのオレ様は、だいたいこのテの映画は斜に構えて観てしまうのだが、これにはヤラれた。
母と娘の愛情、おじいと孫の愛情、そして一種の共同体のような島の人々の博愛精神に素直に感動した。
竹富島の美しさも存分に活かしている。
オススメです。