jizen日記

2009-05-22 血液脳関門を通過できる栄養素

知的障害児にとって栄養はとても重要である。それは、一般の栄養学で言うところの栄養とは少し違う。

人間にとって最も大切な脳という場所には、血液脳関門という脳を有害物質から護る砦が存在する。不思議なことに、カフェインやアルコール、麻薬などはそこを通過するのだという。一方で、数少ないが有用な物質としてメラトニン、レシチン(Kリゾレシチン)、糖質栄養素などの神経伝達物質またはその材料も通過できるという。脳に障害を持つ方の場合、脳に必要な栄養素を的確に届けることが出来るかどうかが大きなポイントになってくる。

それに関連して、近江学園の創設者の糸賀一雄氏が、重度障害者にとっての栄養の重要性を察知され、かの桜沢如一氏の正食(マクロビオティック)を採用されていたことは、一般にはあまり知られていない。糸賀氏と共に近江学園を創設された田村一二氏が、27年前に創設された障害者と一般の方が生活されるグループホーム「茗荷村」でも、今日150人以上の方が、正食の食事を摂っておられるという。健常者の健康維持、予防医学において重要視される正食は、昨今明らかになっているように障害者にとってはさらに重要だといわれる。

近年、MPIやPETで脳の断面図を画像で見ることができるようになり、脳の血流が知的障害を持つ方は滞っているようなのだ。栄養が、ただでさえ不足しがちなので、からだを温め血流を良くして、そこに必要な栄養素を摂り入れる事がとても大切になってくる。