森山茂『自己創成するガイア』を読んで

真の革命(変容)とは 昨日までのクリシュナムルティの考察を下に、西田哲学を基盤に持つ地球物理学者 森山茂氏の本を通じてさらなる考察を試みてました。 氏は、文明が生まれて以降の人類の歴史のなかで革命と呼べる変化はまだ一度も起こっていないといいま…

クリシュナムルティ『アートとしての教育』を読んで

クリシュナムルティ『アートとしての教育』を読んで まず最初にこの教育論が「アートとしての教育」という題名となっているところに注目しました。 なぜならのっけからこの題名に意表をつかれたからです。そこでクリシュナムルティが、アートという言葉に込…

『喜びから人生を生きる/アニータ・ムアジャーニ』を読んで

4日前にある方から「末期の乳がんで、糖鎖をもう一度摂りたい」という内容の電話があり、とても意味ある出来事だと感じたのでここにご紹介したい。 この方は以前このブログでも少しお話したかと思いますが、新潟県で不登校や精神的な傷をかかえたお子様を預…

増え続ける乳がんの原因は?

「乳がんと牛乳」という本を知人に紹介されて読んだのは4年前だった。まだが原因が特定されたわけではないが、年々増加する乳がんに伴い女性は乳がん検診を受けることが最優先(早期発見・早期治療が最善の予防策)と意識付けされた感がある。じつは、先日検…

傳田式聴覚トレーニングで耳をひらく

先日六甲で、傳田文夫さんの講演会を、知人が主催した。 仕事で参加できなかったが、たいへんよい講演会だったそうだ。 傳田さんといえば伝説の「マジックリスニング」(数万台販売)の開発者(※表向きはそのようにはなっていないが)である。 先月、横浜の…

音響免疫療法の効果

先月はじめに、神戸の知人が息子さんと私の教室を訪ねてこられた。 塾を立ち上げた頃に大津に来ていただいて以来6年ぶりの来訪に懐かしさがこみ上げてきた。今回は、前回と違いご子息と伴っての来塾には、わけがあり相談も兼ねて当術で利用いただいている「…

傳田式聴覚トレーニングセミナー

今日は告知です。傳田文夫三の講演会が6/7(土)、8(日)の二日間行われます。傳田さんはクラリネット演奏、指揮者の体験から、聴覚の重要性に気づき自身で試行錯誤を重ね特殊な聴覚改良トレーニング法の発見されました。そのご紹介および体験セミナーです…

傳田式聴覚トレーニングの感想

先日、とあるギター教室の先生から音に関する興味深いお話を聞いたのでシェアしたい。 その方によると楽器の奏者のマインドがその音色で見事に現れるのだという。これは生演奏はもちろん、CDの音楽であっても隠しきれないのだと。 例えばコンクールの入賞な…

傳田式聴覚トレーニングシステム

昨秋、横浜で傳田文夫先生とお会いした。 じつは息子に『ブレインスイッチボックス』を試してみた(私自身も...)ことがあり、いろいろ変化があったので、いつか直接お会いしたいと思っていた。その特徴は、いくつかある。 まず、「加工された音楽」が予測や…

ハイヤーセルフと影法師

知人から薦められて読んだ百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」(「2013年本屋大賞」作品)は、これでもかこれでもか、と怒涛のように感動が押し寄せてくる衝撃作であった。 つづいて読んだ「影法師」は、「海賊と…」とはまったく対照的で、最後の最後までじ…

「流れる雲よ」を観てきました

竹田研究会で案内があった特攻隊ミュージカル『流れる雲よ〜未来より愛を込めて〜』観てきました、とてもよかったです! 2013年現在(未来)と1945年(過去)が時を超えてつながるという設定(ラジオDJへのリクエストが過去から今につながる設定)。 すなわ…

竹田恒泰さんとの遭遇

一昨日、「竹田研究会」に初参加したときのことだ。会場に1時間ほど早く着いてしまったので、ふと立ち寄った喫茶店で本を読んでいたところ、竹田恒泰さんらしき方がスタッフの方数人を連れて入ってこられた。 竹田さんは、背中合わせのカウンター席で歓談さ…

竹田研究会に参加して

昨日、知り合いに紹介された「竹田研究会」にはじめて参加した。 会場は熱気むんむんで、150名以上は参加されていたであろうか。 そのソフトな雰囲気とは裏腹に竹田恒夫泰さんの迫力ある講演に圧倒された(※ユーモアセンスも抜群) 2時間半の講演は、TPP…

海賊と呼ばれた男から

仕事でお付合いのある社長さんから「海賊と呼ばれた男」の話を聞き、すぐに取り寄せて読んだのが2ヶ月前のことだ、出光佐三の生涯を題材にしたノンフィクションであることを知りたいへん興味をもったからだ。 戦前戦後にこのようなスケールの大きい日本人が…

ヌーソロジーによる自己他者論へのヒント

組織維持のための自己と他者の関係性は、どうしても「閉じた相互作用」に収まってしまう。 一方、創造性の発露のための自己と他者の関係性は、自ずと「開かれた相互作用」へと展開するので、二つの相互作用は、個と集団の永遠のギャップとして横たわる。 こ…

ヌーソロジーと『マネーゲームからの脱出』の共時性

本田健さん訳、ロバート・シャインフェルド著「マネーゲームから脱出する法」は、これまでごく一部の層の方たちを除いて知る由もなかった量子論的創造法則を万民向けにあからさまに開示された内容の宝庫だ。先月には第二弾「ビジネスゲームから自由になる法」…

ヌーソロジーとミロス理論

自己と他者との“あいだ”のあり方(実相)は全哲学の究極テーマである。 違うものと違うものが出会うその場に創造エネルギーが発動する。それを絶対矛盾的自己同一と覚知したのは西田幾多郎である。あなたはわたし、わたしはあなたというミロス理論(ロスコさ…

半田広宣さん ヌーソロジー講演会

昨日に引き続き、半田広宣さんの3月16日講演会(京都)の主催者との対話から印象に残った話として、「異質の対話を可能にするフィールドをヌーソロジーは、はじめて提示すること」。。。それは、これまで平行線をたどるしかなかった自己と他者がお互いを否定…

2013、人類が神を見る日 半田さん講演会

本日、関西ヌーソロジー研究会の代表の方とお会いした。 2013年3月16日に開催される半田広宣さんの京都でのセミナーのことを知らされ、たいへん興味をそそられた。 私自身、「マネーゲームから脱出する法/ロバート・シャインフェルド著、本田健訳(VOICE)」…

からだの中の水を活性化する

人間のからだは70〜80%が水だという。 人間にとっての水とは生命に直結する大切なものです。 ですから、今日のような“水ビジネス”が活発になっていくのもある意味では頷けます。 周りには、還元水や水素水など特殊な水と称するものが溢れかえっています…

がんワクチンについて

2012.5.23付け産経ニュースによれば、 『厚生労働省は、子宮頸(けい)がん、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌の3種類のワクチン無料化』の方針が固まったという。 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120523/bdy12052317550001-n1.htmこれは…

パワーアップ体操とキネシオロジー

以前、エジソン・アインシュタインスクールの発達障害児改善セミナーに参加したときに鈴木昭平さんが「パワーアップ体操」というキネシオロジー効果がある体操を聴衆を実験台にデモンストレーションされた。 「パワーアップ体操」のルーツは、気の大家である…

AWGは魔術か、医術か?

波動照射による民間療法でAWGという周波数療法がある。 俊成正樹さんの著書「AWGは魔術か、医術か」を読むと、現代医学では治癒が不可能とされる類の病気が改善しているらしい。 そのメカニズムは、69種類の人体に安全で有効性のある周波数を特定し…

シンクロニシティ(放射能と集合的無意識)

フリー・ジャーナリストの神保哲生氏が福島原発事故の非難区域の撮影をされた映像をテレビで見た。いろいろショッキングな映像の最後に、率直に彼が発した言葉が何よりもこの事態の深刻さを指し示していたように思う。 「今回、報道に携わるものとして衝き動…

オープンソース現象と無意識

茂木健一郎氏が「今の時代は言語獲得以来の地殻変動が起こっている」と表現されるように。これは、「インターネット」という、今の時代が過去の時代と決定的に異なる意味で大きなポイントとなるテクノロジーと深く関係してきます。 グーグルは「世界中の情報…

原始反射という特有のリズム(遊育療法について)

発達教室に来られるお子様を日々観察しながらいつも感じることがあります。また、遠方からも来られる方の大半は中・重度のお子様です。そこで、試行錯誤してきたのが、どのようにすれば『概念獲得のための』集中時間を延ばせるか、という課題です。集中が困…

発達障がい児本人の訴え

発達障害児の「困った行動パターン」=常道行動は、意識に上がってこない自動的運動なので、健常発達の子どもと同じ指導方法では、上手くいかないことが多い。 私は以前から、向山洋一先生の教育技術研究所に注目していましたが、先日、龍馬くんという発達障…

「新・子どもの脳にいいこと」についての感想

鈴木昭平氏の前著「子どもの脳にいいこと」は、2年前から増版を重ねベストセラーになったと聞きます。その続編がでましたので、私になり、感想を述べてみます。 私は鈴木昭平氏のことを本を出版される以前から知っていますが、この2年間は 知的障害者(自閉…

医薬品のターゲットはタンパク質

医原病という言葉に抵抗を覚えられる方は、まだわが国では少ないと思うが、元医薬品メーカーの研究者、佐藤健太郎さんの著書「医薬品クライシス/新潮新書」を読んで、改めて医薬品の本質が垣間見えた気がする。もっとも、佐藤氏は本の中で、安易な医薬品不…

中江藤樹と大野了佐

琵琶湖の西北部に、“近江聖人”中江藤樹の生誕地がある。 中江藤樹の門弟といえば、熊沢蕃山と淵岡山が双璧ですが、藤樹が大洲(愛媛県)時代から教えを授け、医師になるために近江(滋賀県)までたずねてきた大野了佐への精魂込めた教育姿勢はまわりの人たち…