大東亜戦争は聖戦だった 〜 田原総一朗「なぜ日本は大東亜戦争を戦ったのか」(1)

あの田原総一朗さんが?


 ツイッターを見ていたらテレビでおなじみのジャーナリスト田原総一朗さんが、「大東亜戦争は聖戦だった。勉強してわかった」と言っているのを見て、ちょっとびっくり。サイト「オンザウェイジャーナル」に掲載されていました。http://www2.jfn.co.jp/owj/fri/index.php 「田原総一朗のタブーに挑戦5月6日分」

大東亜戦争というのは日本では太平洋戦争と言っているのですが、ボクが小学校1年のときに始まった。5年生の夏休みに終わるのですが、当然当時は大東亜戦争と言っていました。ボクらが小学校のときには、『大東亜戦争は聖戦である』、アメリカやイギリスやあるいはフランスやオランダ、そういう世界の侵略国をね、やっつける戦争だと、しかもそういう侵略国がね、アジアを全部植民地にして、アジアで植民地になっていなかったのはタイと日本だけ。アジアだけじゃなくアフリカとか南アメリカもみんな植民地にしていた。そういう侵略国と戦争をして、アジアを独立させるための戦争だと、こう習っていた」

「小学校1年のときは調子が良かった(日本軍の快進撃を言っている)。シンガポールを占領した。マレーシアを占領した。ベトナムを占領した。インドネシアを占領した。翌年ごろから段々調子が悪くなって、結局は原爆を落とされて、広島と長崎に、そして負けるわけですよね」
 ベトナムは当初は占領したというより、日本と同盟国であるドイツに屈服したフランスの植民地のままであり、フランスは親ドイツ政権であったため、日本軍の進駐が可能であったということです。ベトナムが本当に独立したのは、昭和20年3月に連合軍がベトナムに上陸してきたら一緒に叩こうという提案をフランス側が断ったのを理由に日本軍がクーデターをおこし、フランス軍を撃破し、ベトナムのバオ・タイ帝が独立宣言をしたときです。※1

「負けたらね、アメリカやいろんな国が戦勝国になって『日本は侵略国である。侵略戦争をしたんだ』とこういわれて、悪い戦争だと。日本で戦争をやったやつはみんな犯罪者だと。現に犯罪者としてA級戦犯は処刑されたんだけど、当時、小学校5年生の1学期までは正しい戦争だったと、2学期になったらね、間違った戦争だったと、まあ、これで180度価値観が変わるんですが、変わる中でボクはね、ずっと疑問を持ってて、言えなかった怖かった、世の中に言うとね、やられるんじゃないかと。何でこれが侵略戦争なんだと、負けが決まっている侵略戦争なんてやるかと、いう思いがあったのね」

 田原氏の世代は国民学校世代であり、小学校の頃、「大東亜戦争は聖戦」と教えられていたのですが、戦後、180度価値観が変わり、GHQによって「日本は侵略戦争をした」とされました。しかも検閲で本当のことは誰も言えない。焚書によって本が処分されてしまいました。ですから、学校で大人たちが言ったことはウソだったと信じて、戦前全否定、戦後全肯定している人が多く、田原氏もそうだと思っていましたが、実は疑問を持ち続けていたということです。もっと早く言えばよかったのでしょうが、言っていたら今のような地位はなかったでしょう。

>負けが決まっている侵略戦争なんてやるか

 これも「大東亜戦争は最初から無謀だった」論が早くから流布されていたのがわかる話です。負けるとわかって「侵略戦争」などしません。GHQが造った歴史の矛盾点を子供の頃から鋭く突いていた話です。ちなみに結果的に日本が焦土化したので、GHQは日本人が二度と白人に立てつかないよう「無謀論」を流したと思われます。日米戦は日本に十分勝算がありました。これを潰したのは日本海軍です。

「そこからだんだん、戦争談話を調べていってよくわかった。アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、スペイン、こういう国がやった戦争が全部侵略戦争。すべての戦争は侵略戦争。そして侵略戦争に勝った国、これを先進国という。侵略戦争に負けた国を植民地という」

 田原総一朗さんは、拉致問題の不適切発言やトーク番組の司会者のとき、自己の主張に都合のよいように誘導するやり方が嫌いでしたが、もう76歳でしょう。未来のために本当の歴史を語ってもらいたいものです。

 聖将と言われた今村均大将の手記より昭和16年12月、蘭印(オランダ領 インドネシア)方面派遣軍司令官に任ぜられたときのことを記しておきます。※2

「私が、昭和16年12月、南支那から呼び戻され、蘭印方面派遣軍司令官を拝命したときは、武者ぶるいというのか、身体の全筋肉が細かく震えるように覚えた。民族の興廃を決する、また東亜十億の民族を解放する、このような聖戦に、最重要な一方面の最高指揮官に当てられることは、なんとした光栄のことであろう。また、なんという大きな責任を負わされたものであろうとの感激で、緊張したためである」

 大東亜戦争は聖戦でした。



※1 明成社「日越ドンズーの華」田中孜(著)より
※2 産経新聞社出版「我ら戦争犯罪人にあらず」今村均(著)より

添付画像
 真珠湾で攻撃を受ける米戦艦カリフォルニア 昭和16年12月8日(PD)

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2011.05.06放送 「なぜ日本は大東亜戦争を戦ったのか」
http://www.youtube.com/watch?v=ham6tEWRGhQ