2011-12-17
独習Linux 第2版が発売されました
5年ほど前に書いた「独習Linux」を改訂した「独習Linux 第2版」が発売になりました。
Ubuntu 10.04あるいはScientific Linux 6.1をインストールし、Linuxを「独習」する内容となっています。Linuxシステムのしくみや基礎的な利用方法を、はじめてインストールする方にも理解しやすいように書いたつもりです。主に、サーバー管理者を目指す方、LinuxをCUI環境でも使えるようになりたい方に読んでいただきたいと考えています。
初版からの変更点ですが、全体を現状にあわせて更新したほか、IPv6に、セキュリティ対策、プログラムの作成やライブラリの仕組みについての解説を仰向けで加筆しました。
よろしくお願いします。
2011-11-25
ベーコンを自作してみた
イトーヨーカドーネットスーパーで買った「アメリカ産 豚肩ロースブロック」(100g71円)を使ってベーコンを作ってみました。
これを2つ買いました。合計1kg弱です。
レシピは燻製道楽 〜のんびりスローフード〜というサイトで紹介されていたのを参考に、面倒そうな部分は手抜きしました。
塩とスパイスを混ぜます。スパイス類は手元にあったものをミルで粉にして使いました。
- ブラックペッパー…10g
- クミン…適当
- コリアンダー…適当
- カルダモン…2粒
- パプリカ…適当
- ローレル…3枚
- シナモン…スティックのものを1cm
- 塩…25g
- 砂糖…5g
全部混ぜたところです。
スパイス類はフライパンで少し炒ったほうがよかったかもしれません。
テーブルをアルコールスプレーで殺菌してラップを敷き、肉を乗せて全面に塩とスパイスをまぶします。手もアルコールで殺菌して行ないました。
ビニール袋に入れたところ。
冷蔵庫に入れて約1週間後。
風呂場で2時間ほど塩抜きしました。
端を少し切って焼いて食べたところ、十分に塩が抜けているように思われたので乾燥させることにします。カゴに入れて扇風機(サーキュレーター)で2時間ほど乾かしました。
肝心の燻製ですが、居住環境的に屋外でやるのは厳しいので「いぶしぎん」という、キッチンのコンロで燻製できる土鍋を買いました。
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自分で燻製というと、オタク気質のマッチョが屋外にコンロを持ち出すなどして行うイメージがありますが、この製品はちょっと違います。説明書きによると、道楽者が酒を飲みながら燻製が出来上がるのを待つという使い方が想定されているようです。
使い方が面白く、鍋と蓋の間に水を入れて煙を閉じ込めるという仕組みになっています。そのおかげで、短時間で燻製ができるようです。
燻製前の姿。
そして燻製後。いい色です。火を消して40分ぐらい置いておきました。
切ったところ。綺麗なピンク色です。
食べてみたところ、ちゃんとベーコンになっていました。ただ、もう少し塩抜きしたほうが良かったかもしれません。
2011-10-09
マグロとアボカドのユッケ
「ユッケが食べられなくなる」というニュースを何回も見てるうちにユッケが食べたくなったんですが、牛肉で作るのは怖いのでキハダマグロで作成しました。
使った材料は、キハダマグロ、アボカド、卵黄、青ネギ、醤油、ごま油、酒、砂糖、甜麺醤(テンメンジャン)、豆板醤、七味、白ごま、しょうが、にんにくです。
キハダマグロは刺身で食べると今ひとつおいしくないですが、ユッケにするとおいしく食べることができました。
甜麺醤は麻婆豆腐とか炒め物にしか使ってなかったけど、火を通さない料理にも使えるんですね。
2011-09-23
牛肉と椎茸とセロリのクミン炒め
こちらのブログを参考に冷蔵庫にあったもので作成。
牛モモ肉、椎茸、セロリ、カシューナッツ、クミン(シードをミルでパウダーに)、片栗粉、醤油、酒、塩、砂糖(ほんの少し)、ごま油を使用しました。
2011-06-12
PCとPS3を1台のスピーカーに接続するために簡易ミキサーを自作してみた(後編)
前回の続きです。
ウルトラ簡易ミキサーの記事のコメント欄からリンクされている、
別のページに簡易ミキサーの詳細な作り方が解説されています。
そこにある配線図をみながらパーツ屋のWebで抵抗器を探していると…
いいものがありました。
集合抵抗器(抵抗アレイ)ってやつです。
複数の抵抗器の片側をひとまとめにする形で一体化したものです。
手間を減らすためにこれを使うことにして、電子工作の基礎について書かれたサイトを見つつ必要と思われるものを注文しました。
用意したものは以下の通りです。
- 白光 半田ゴテ レッド 40W No.502
- 998円でした。
- goot はんだこて台 ST-11
- 今度は火傷しないように台も買いました。
- スパークルはんだ 0.8mm 150g巻き
- はんだです。
- SIP集合抵抗(8素子・100Ω)
- 上述の抵抗アレイです。
- ユニバーサル基板 片面ガラスコンポジット 72×47mm
- 抵抗アレイは基板に取り付けて使うのが普通なようなので買いました。
- 3.5mmステレオジャック パネル取付型(9個)
- 入力も出力もステレオミニジャックにします。
- すずメッキ線 0.4mm 10m巻
- 配線用。
- タッパー的な容器
- 台所にあったもの。
さて、組み立てようとして…買い忘れに気づきました。
抵抗アレイと出力プラグの間からGNDに戻す部分に使う抵抗器がありません。
なぜ必要なのかは理解していないのですが、上記サイトの配線図には書いてあったんです。
追加で買うか…と思っていたのですが、
"passive mixer"で画像検索してみると、GNDに戻していない回路図が結構みつかります。
たとえばこの画像とか。
じゃあ無しで作ってみて、ダメなら後で追加すればいいんじゃね。
と考えて、作りはじめました。
まず、本棚を作ったときに買ったドリルでタッパーに穴を開けていきます。
そこに、3.5mmステレオジャックをとりつけます。
ステレオジャックのGNDにすずメッキ線をはんだ付けして全部つなぎます。
こうなりました。
横から見たところ。
ここまではトラブルなしでした。ここまでは。
次に、抵抗アレイをユニバーサル基板につけることにしたのですが…
はんだごてを押し付け過ぎたせいか、
基板が焼け焦げて溶け、銅箔が何箇所も取れてしまいました。*1
これでは使い物になりません。
まぁ、今回は焼け焦げたのが指じゃなくて良かったです。
とりあえず抵抗アレイを基板から外して、ジェンフロン線を直接はんだづけすることにしました。
すごく…汚いです…
動くのかどうかあやしくなってきましたが、とにかくぜんぶ結線してしまいました。
長辺の8つのステレオジャックが入力用、短辺の1つが出力用です。
そしてPCとPS3を差して試したところ…
問題なくミックスされました!
フタをしめ、以下のような状態で使っています。
サウンドを出力するデバイスをすべて接続しておくことで、
何も考えなくても耳元のスピーカーからすべての音が聽けるようになりました。
ただ、同時入力数が多いほどそれぞれの音量が小さくなってしまうようです。
そのため、PS3の電源を入れるとPCの音が小さくなったり、逆にいずれかの電源を切ると他のPCの音が大きくなったりします。
とはいえ、問題になるほど急変化するわけではないので、必要に応じてスピーカーのボリュームを調節しています。
*1:イラッときて撮影せずに捨ててしまったので画像はありません。
2011-06-06
PCとPS3を1台のスピーカーに接続するために簡易ミキサーを自作してみた(前編)
モニターは仰向けのまま切り替えることができるようになりましたが、
音声については1つのスピーカーを使い回す状況が続いていました。
スピーカーは、仰向けになった時に耳元くる位置に置いています。
オカルト系と呼ぶ人もいる「タイムドメイン Light」です。片方しか写っていませんが、逆側にもうひとつあります。
私は大きな音を聞くとバリバリと雑音が混ざる耳の使い手なのでオーディオのことは良く分からないのですが、十分に自然な音を出しているように感じます。
少なくともノートPCの内蔵スピーカーとは大きく違いますし、キッチンに置いてあるBluetoothスピーカー「Creative D200」よりも良い音に聴こえます。
話がそれました。
仰向け生活を始めてから、普段はメインで使っているUbuntu PCをこの白いスピーカーに接続し、場合によって他のPCに差し替えたり、PS3を使うときにはモニターに差したりしていました。
「さすがにこれは面倒すぎる、それ以前にバカっぽすぎる」
と思っていたのですが、差し替える頻度はそう高くないですし、
「まぁいいか」
と思っていました。
しかしながら、東日本大震災で状況が変わりました。
普段はあまり使わないPS3の電源を入れてtorneでニュースを見ることが増え、スピーカーをつなぎ替える頻度が大幅に上がったんです。
さすがに、毎日なんどもステレオミニプラグを差し替えるのは面倒です。
さらに、ニュースを流している間はPCの音声が聞こえない、という問題もありました。
そこで、「じゃあ両方の音を同時に耳元スピーカーで鳴らせるようにするか。ついでに他のPCなどもぜんぶ同時に鳴らせるようにしよう。」
と考え、適当なものを探してみました。
これが、なかなか無いのです。
おそらく「ミキサー」というものを買えばいいのかなと思ったのですが、
アンプを内蔵していて電源が必要だったり、差込口がマイクとかギター用のでかい穴のやつだったり、2つの音しか混ぜれなかったりするんです。
私が欲しかったのは、別にボリューム調整なんていらないから、ステレオミニプラグの音を単純に混ぜてくれるものなんです。
「他にも同じものが欲しいと思っている人はいないのか?」
と考えて検索していると、見つけました。
気ままにPC-SSSというブログです。
簡易ミキサーを自作されています。これが私が欲しいものに近いです。
ただ…自作するには、はんだ付けが必要なようです。
はんだ付けといえば、中3の技術の時間を思い出します。
なにか基板のようなものに部品をはんだ付けしていた時のことです*1。
何箇所かはんだ付けを行い、はんだごてを横に置き、はんだからハミ出た部品の足を切っていました。
するとなんだか焼肉のようないい香りがしてきたんです。
「あれ? なんで技術室で鶴橋*2の臭いがするんや?」と思ったら、
焼肉になっていたのは私の中指でした。
はんだごての先が中指の第二関節のあたりを焦がしていて、少し煙まで出ていました。
なぜすぐに気づかなかったのか、今でもよくわかりません。
その時の火傷の跡は、今でも薄く残っています。
簡易ミキサーの自作記事を読んで、私は思いました。
今こそ、はんだごてへのトラウマを断ち切る時だと。
ヘルニアの痛みに比べれば、小さな火傷なんてたいしたことではない
と自分に言い聞かせ、気が変わらないうちにはんだごてや必要な材料を注文しました。
次回に続きます。
ブログの文体を変えます
このブログは続・夢の仰向けUbuntu生活を書くために始めました。
これが相当アホな内容なので、逆にあえて「だ・である調」で真面目っぽく書いてみました。
アホなことをしているという自覚がないように振舞うほうが、少し変人っぽくて面白いと思ったからです。
で、さっき読み返してみたのですが…予想以上にクソつまらないのです。
どう読んでも、変人っぽいというより、ただの気味が悪い変人なんです。
また、その後の記事もいけません。
「普通はやらないことを真面目にやっているようなネタ」でないと記事にしてはいけないような気になっていたのか、不自然極まりない。
…などということを考えた結果、今回から文体を「です・ます調」にして、もっと自然体で書いていくことにします。
2011-02-23
無料で肝炎ウィルス検査を受けてみた
一生に一度でいいから肝炎の検査を受けよう - NATROMの日記を読んで、肝炎検査を受けてきた。
早死にする可能性を減らせるようなので受けることにした。多くの人がそうかもしれないが、子供の時から死ぬのが怖くてしょうがないのだ。たまに足元から自分の身体が冷たくなっていって死んでいく感覚に襲われて死ぬほどゾッとすることがある。
それに加えて昨年、子供ができたので子供が死ぬのも怖い。自分が死ぬより怖いかもしれない。もちろん自分が死ぬのも怖いのは変わらないので2重で怖い。肝炎検査を受けるだけで少し気が楽になるなら受けない手はない。
まず、QLifeというサイトで無料肝炎ウィルス検査を実施している医療機関を検索してみた。近所の病院が表示されたので、電話をかけた。
「無料肝炎ウィルス検査ですか?…ちょっとお待ち下さい……無料ではやってないです。40歳以上なら1000円で検査できますが…」
大阪府の「肝炎ウイルス対策の実施について」のページにも載っている病院なのに何故かできないという。仕方ないので府に電話してみると、
「政令指定都市である大阪市と堺市については、府ではなくて市の管轄です。」
と言われた。なんでこんなややこしいことになっているのだ。区の保健所に電話してみると、
「月に1回だけ無料で実施しているので、第1月曜の午前9:30から11:00の間に保健所へ来てください」
とのこと。私は自営業なので行けなくもないが、これでは「サラリーマンは来るな」と言っているのに等しいんじゃなかろうか。
行って採血してもらったのだが、結果は2週間後の月曜日、午前10:00〜11:00の間に取りに来いという。どうしても無理な場合は他の時間でも対応できるらしいが、いずれにしても市役所の窓口が開いている時間帯に来なければならない。不親切すぎる気がする。
検査結果は陰性(感染していない)だった。
結局、いろんなところに電話したり、府や市の制度設計や対応が悪いのではないかと考えたりしている間は死の恐怖を忘れることができたので、検査を受けて良かったと言える。今年3月までは無料で検査してくれる自治体が多いようだ。死が怖くてしょうがない方はどうぞ。
2011-02-22
時代の流れに逆らって本棚を作ってみた(後編)
本棚と整理棚を作ってみた、の後編。前編はこちら。
注文した板が届いたので廊下に並べてみた。
この板を、清く正しい本棚の作り方を参照しつつ組み立てていく。側板(縦板)にドリルで穴を開け、棚板(横板)に木工ボンドを塗り、ネジで締め上げ、背面にベニア板を打ち付け、塗装して完成、という流れになる。
作業台がないので格安サーバML115 G1を2台並べ、側板を乗せて穴を開けていくことにした。
いつも家具を組み立てる時に使っている小型の電動ドライバに100円ショップで買った木工用ドリルを取り付け、穴をあけていく。
次に、棚板を立てて並べ、側板との接着面に木工ボンドを塗り、側板を乗せてネジで締める。棚板を2枚固定するまでは倒れやすいので、部屋の角に棚板を立てかけて作業した。
「清く正しい本棚の作り方」には、ネジ止めの際に板がズレがないように最新の注意を払って棚板の位置を調整するよう書かれているのだが…
ネジを締めると1ミリほどずれていることも多かった。やり直すのも面倒なので気にしないことにする。
ここで問題発生。やはり小型の電動ドライバでは無理があったらしく、作業しているうちに締める力が落ちてネジが締まらなくなってしまった。アマゾンで充電式ドライバドリルを注文し、作業は翌日に持ち越し。
新しいドライバが翌日の昼に届いたので作業を再開。前のものに比べてずいぶんパワーがある。これは楽になったと思ってネジを締めていたら…
ネジが斜めに入って板を突き破ってしまった。さすがにこのままでは問題があるので、抜いてやり直し。
本棚の下段が完成し、上段を組み立てていたところでさらに問題発生。
なんと底板の長さが足りない…
前回書いた通り、底板はT字型にしたものを使う予定だった。底板の切り落とした部分に側板をはめ込む形になるので、当然ながら底板の横幅は他の棚板より側板2枚分の厚さだけ長くしなければならない。にもかかわらず、他の棚板と同じ幅の板の両端を切り落とすよう、木取り図に描いてしまっていたのだ。完成図を描きながら確認しておけば、防げたミスかもしれない。
幸い端材として棚板と同じ大きさの板が余っていたので、それを使うことにした。底板の片側は既にボンドとネジで側板に固定してあったのだが、ネジを抜いてもガッチリ貼りついていた。それを無理に剥がしたため、側板が少し割れてしまった。「清く正しい本棚の作り方」に、「本棚の全体強度とは、実はほとんどこの木工ボンドの『接着力』によってのみ得られる」と書かれているが、木工ボンドの接着力がこんなにも強いとは知らなかった。
他には大きな問題もなく、上段と下段が組み上がった。最後に、地震対策としてアジャスターボルトを上部に取り付けた。これは、暮らしなモノづくりの記事を参考にした。
最後に塗装だが、ニスを塗るのは面倒なのと、乳児がいるため刺激の少ないものがいいだろうということで、蜜ろうワックスを使うことにした。布ですり込むだけなので簡単だ。
完成したのがこちら。
本棚の大きさに対してアジャスターボルトが小さく、少し不安だ。すき間無く本を並べた本棚は倒れにくいらしいが、大地震が来ると危ない気がする。転倒対策については、後日改めて考えたい。
本棚と同様に、書類棚も2つ作った。
一番上の段には、2001年ごろにSOTECが投げ売りして話題になったVH7PCを入れてある。たまたまぴったりの大きさだったのだ。
なお、木取りの都合上どうしても側板に適した長さ(955ミリ)の板が取れなかったため、905ミリの板に50ミリの端材を木工ボンドで継ぎ足して使っている。
本棚を作るというと大変そうだが、やってみると意外と簡単で面白い。作成してから2ヶ月以上経つが、現在のところ便利に使っている。電子書籍が一般的になってくれば本棚の必要度は下がっていくだろうから、あえて自作するならば今のうちかもしれない。
2011-02-08
時代の流れに逆らって本棚を作ってみた(前編)
本棚と書類棚を作ったので、その顛末を紹介する。
1年あまり前、Ubuntu Weekly Recipeの第100回記事に「一度読んだ本は裁断してPDF化している」と書いたのだが、ヘルニアで坐骨神経痛になってからは作業を中断していた。それでも本は買い続けていたので、置き場に困るようになってしまった。
ヘルニアも治ってきたことだしPDF化作業を再開すればいいのだが、以前から未読の本が増えていく傾向でもあるし、実家の倉庫に入れっぱなしの漫画なども部屋に並べたいので、本棚を置くことにした。これまではなぜか本棚を置く気にならず、机の上や整理棚、枕の横などに平積みしていたのだ。
本棚について調べたところ、本1冊が収まる程度の薄いものがいいようだ。奥行きの深い本棚だと本の前に別の本を並べてしまって背表紙が見えなくなり、探すのが面倒になるらしい。だが置きたい場所にちょうどいい幅と高さで、手頃な値段のものはなかなか見つからない。
「じゃあ自作できないか?」と考えて検索しているうちに出会ったのが、清く正しい本棚の作り方というサイトだ。書籍化もされている。
この本、本棚の作り方が丁寧に解説されているだけでなく、著者の本棚作りに対するこだわりが全編に渡って感じられる文章となっており、読み物として非常に面白い。読んでいるうちに、自分も本棚を作ってみたくなる。
だが、本棚の自作はそれなりに大変そうだ。自作しようかどうしようか迷っていたとき、パイン材の本棚をサイズオーダーできる本棚屋という業者があることを知った。自作より高くつくが、板から作るより楽だし失敗する心配もない。
自作するかオーダーするか少し迷ったが、やったことのない日曜大工を経験しておくのも良いだろうと考え、板を買って作ってみることにした。
まずは板の種類だ。「清く正しい本棚の作り方」では合板を使いペンキを塗って仕上げているが、私としては本棚屋の製品のように木目のある板で本棚を作りたい。そこでパイン集成材を使うことにした。
本棚の幅は置く場所にあわせて900ミリ程度が良い。だが、「清く正しい…」で紹介されている本棚の幅は約600ミリ。900ミリ幅で作って大丈夫だろうか。棚板がたわみそうなら、中央に側板を入れるなどの対策が必要になる。
900ミリ程度の幅で本棚を作っている人はいないか探したところ、壁一面の本棚の作り方というサイトを見つけた。パイン集成材を用いて幅866ミリの本棚を4つ制作した背景から作業内容まで、詳しく解説されている。このサイトの記述によると、どうやらパイン集成材で幅900ミリ程度の幅の本棚を作っても大きくたわむことはなさそうだ。
高さは、床から天井までが2450ミリなので2400ミリとすることにした。下段と上段に分けて作り、完成後に積み重ねることになる。
おおまかな大きさが決まったので、入れる本の大きさと数にあわせて棚板の位置と奥行きを検討していく。最も数が多いのはB6サイズの単行本なので、それに合わせたスペースを多く作りたい。高さ200ミリ、奥行き150ミリ程度あれば、大きめの単行本も入るようだ。その他、雑誌などを入れるのにA4サイズが入る高さ310ミリ、奥行き220ミリ程度のスペースもあると便利だろう。いろいろ検討した結果、幅は916ミリ(棚板880ミリ+側板18ミリ×2)、上部の奥行き150ミリ、下部の奥行き220ミリ、高さおよび棚板の位置は以下の設計で制作することにした(18ミリの行は棚板)。
| 高さ(ミリ) | 主な用途 | |
|---|---|---|
| 18 | ||
| 9段目 | 200 | 文庫本・新書 |
| 18 | ||
| 8段目 | 200 | 文庫本・新書 |
| 18 | ||
| 7段目 | 226 | 単行本 |
| 18 | ||
| 6段目 | 226 | 単行本 |
| 18 | ||
| 5段目 | 226 | 単行本 |
| 18 | ||
| 4段目 | 226 | 単行本 |
| 18 | ||
| 3段目 | 302 | 雑誌 |
| 18 | ||
| 上部合計 | 1750 | |
| 18 | ||
| 2段目 | 226 | DVD・CD |
| 18 | ||
| 1段目 | 320 | 雑誌・大型本 |
| 18 | ||
| 50 | ハカマ | |
| 下部合計 | 650 | |
| 全体合計 | 2400 |
なお、上部の底板は「壁一面の本棚の作り方」を真似て凸型とし、下部の天板の奥行き(220ミリ)とあわせることにした。奥行きが150ミリだと、雑誌を並べた時に背表紙が宙に浮いた感じになってしまうからだ。
本棚に加え、同種の板で書類棚を2つ作って窓際に並べることにした。以前から書類を整理するための棚が必要だと思っていたので、本棚を設計しているうちに作りたくなってきたのだ。幅は本棚と同様、奥行きは250ミリ、高さや棚板は以下の通り。
| 高さ(ミリ) | 主な用途 | |
|---|---|---|
| 18 | ||
| 3段目 | 153 | CDなど |
| 18 | ||
| 2段目 | 340 | 書類(マガジンファイル) |
| 18 | ||
| 1段目 | 340 | 書類(マガジンファイル) |
| 18 | ||
| 50 | ハカマ | |
| 合計 | 955 |
出窓のカウンターとあわせて、高さを955ミリとした。奥行きを250ミリ、1段目と2段目の高さを340ミリとしたのは、A4サイズ用のマガジンファイルを無理なく収納するためだ。
以上の設計は、木取り図を描きながら端材が少なくなるよう調整した結果だ。木取り図とは、購入する板をどのようにカットするかを描いた以下のような図だ。
板を自分でまっすぐに切るのは難しいので、この図を業者に渡してカットしてもらう。私が注文したのは、楽天市場の北零Woodだ。メールで木取り図を送れば、木材代金にカット代金を加えた価格を見積もってくれる。
なお「清く正しい本棚の作り方」では、木取り図だけでなく、簡単なスケッチ程度の全体図を書いて検討することが推奨されている。しかしながら仰向けのまま手書きで図を書くのは難しいため、脳内で想像しつつ木取り図をPCで書いてしまった。それで問題は出ないだろうと思っていたのだが…やはり組み立てる段階になって間違いに気づくことになった。
次回は、本棚と書類棚を組み立てて設置するまでを紹介する。
2011-01-27
複数のHDMI機器と複数のモニターを仰向けのまま切り替える
前回の記事では、メタルラックに3枚のモニターを吊るしたことを紹介した。以下が、その下に仰向けになった姿だ。
普段、中央のモニターにUbuntu PC、左にWindows PC、右はMac BookやPS3、Apple TVなどを接続している。Ubuntu PCをメインで使っている場合はこれで問題ないのだが、Ubuntu PC以外を中央のモニターに接続したいこともある。Windows PCやMac Bookを長時間使う場合や、PS3でゲームをしたりテレビを見たりする場合に、左や右を向き続けると疲れるからだ。
最初は各モニターの裏に手をまわしてHDMIケーブルを差し替えていたが、寝転んだままでは裏がよく見えず差すまでに時間がかかる。そのため、結局は身体を持ち上げて裏をのぞき込むことが多かった。
仰向け生活に慣れた身にはこれがあまりに面倒なので、寝転んだまま機器とモニターを切り替える方法を考えた。
まず、適当な切替器を探してみた。どうやらマトリクススイッチャーというもので可能なようだ。だが、3出力以上に対応したものだと10万円ほどしてしまう。
結局、各機器と各モニターに指したHDMIケーブルをすぐ手の届く場所にまとめ、中継用のアダプタを使って差し替えるという方法に落ち着いた。
各ケーブルには接続先を書いたテプラを貼ってある。見た目は悪いが、非常に快適になった。































