Kindle paperwhite 入手

 
 Kindle の paperwhite を入手した。こういうものがでるとつい買ってしまうのはほとんど病気のようなものである。
 以前、ソニーの「リーダー」とかシャープの「ガラパゴス」とかを出た途端に買ってすぐに使わなくなってしまった。今の仕様はそうでもないのかもしれないが、発売当時のものはコンピュータと連動しないと使えないのが徹底的に不便であるのと、読みたい本がそろっていないなどがあって、2〜3ヶ月で飽きてしまった。
 Amazon はもっと電子本がそろうのかと思っていたら意外と品揃えが悪い。これから少しづつ充実するのだろうか?
 それと本の検索が不便で、もう少し簡単に絞り込んで検索できないと、なかなか関心領域がそろっているところにたどりつけない。
 今度もまた飽きてしまうかもしれないが、第一印象としては、まあ読みやすいかなと思う。電話線で繋がっていて、いつでもどこでも、本体単独で本が購入できるのはとても便利そうである。
 それで記念に山本周五郎の「日日平安」を買った(あとは無料の「青空文庫」^^)。これは映画「椿三十郎」の原作ということだけ知っていて、原作といってもほんの一部だけ利用しただけで、ほとんど脚本家の創作というような話を聞いていたのだが、以外と映画の骨格そのままである。ただし主人公の腹ペコ侍は三船敏郎演ずる椿三十郎とくらべるとかなり情けない造形であるが・・。これを購入して、はじめて題名が「にちにちへいあん」と読むことを知った。「ひびへいあん」だとばかり思っていた。そうだったのか!
 山本周五郎を読むのははじめて。これは短編集で11編の短編を収めている。まだ「日日平安」「しじみ河岸」「ほたる放生」の3編を読んだだけだが、うまいなあと思う。今の小説家ならそれで大長編を書いてしまいそうな材料で短編を書いている。もっと山本周五郎を読もうかと思ったら、電子書籍化されているのは「日日平安」だけらしい。やはり品揃えが悪い。
 

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

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