2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日入手した本

旅は驢馬をつれて―他一篇 (1951年) (岩波文庫)作者: スティヴンソン,吉田健一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1951/11/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 辻原登氏の「東京大学で世界文学を学ぶ」を読んで、読みたくなった。古書店より購…

今日入手した本

ぼくの生物学講義―人間を知る手がかり作者: 日高敏隆出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2010/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る世界を、こんなふうに見てごらん作者: 日高敏隆出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/26メデ…

M・ブルックス「まだ科学で解けない13の謎」(3)

第9章「死」 死という現象自体が変則事象なのではないかという議論である。 生命は一つのシステムなのであるから、そのシステムが破綻すれば死ぬ、それは当然である。生命を構成する構造が破壊されれば死ぬ。たとえば捕食されれば死ぬ。しかし事故にもあわ…

M・ブルックス「まだ科学で解けない13の謎」(2)

1章から4章までは、物理学における変則事項を論じていたが、そもそも生命という現象自体が物理法則に対する変則事項なのはないかという論点から、議論の対象が生命に移る。 (5)生命とは何か? 生物の世界と無生物の世界のどこに根元的な違いがあるのか…

今日入手した本

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)作者: 村山斉出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/09/28メディア: 新書購入: 20人 クリック: 656回この商品を含むブログ (107件) を見る 最近、この手の本を少し読んでいるので。こちらは正統派の本らしい。 三島由紀…

内田樹「街場のメディア論」の中の読者論・出版論

たまたま、第6講「「本を読みたい人」は減っていない」から読みはじめ、第7講「贈与経済と読書」はまた例の話ねと思って飛ばし、あと第8講「わけのわからない未来へ」を読んだだけでの感想である。第5講までは読んでいないので(というか10分ほどで飛…

村上龍 「歌うクジラ」

講談社 2010年10月 村上龍の最新の小説。100年後の日本を描く、犯罪者を隔離する島で育てられた15歳の少年が、父の死に際しての言葉を実現するため本土への旅にでる、という話である。 こういう設定は、すぐに、以前、村上春樹の「1Q84」を論…

今日入手した本

重力の再発見―アインシュタインの相対論を超えて作者: ジョン・W・モファット,John W. Moffat,水谷淳出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (10件) を見る ブルックスの「まだ科学で解…

今日入手した本

今この世界を生きているあなたのためのサイエンス 1作者: リチャード・A.ムラー,Richard A. Muller,二階堂行彦出版社/メーカー: 楽工社発売日: 2010/09/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 197回この商品を含むブログ (30件) を見る今この世界を生きてい…

M・ブルックス「まだ科学で解けない13の謎」(1)

草思社 2010年5月 著者は科学ジョーナリスト。タイトルそのままの本であるが、謎の最初の4つは物理学関係の話題であるので、まず一括してとりあげる。 こちらは《物理数学まるでダメ》人間なので、以下の感想も見当違いばかりであると思う、素人がこう…