Hatena::ブログ(Diary)

Alternative Issue このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-04-21

CCSは危険か

CCSとは二酸化炭素貯留の略であり、元鳩山総理が国際公約した排出炭酸ガス削減の方法の一つである(wikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%82%AD%E7%B4%A0%E5%9B%9E%E5%8F%8E%E8%B2%AF%E7%95%99)。具体的には、大きな工場で出てくる二酸化炭素を液化集約して地中や海中に埋設してしまおうという計画だ。確かに二酸化炭素排出を減少させるためには、地中に埋めてしまうという方法はそれなりの効果が期待できる。ただ、この計画については一つの懸念が提案されている。
それは、地中に封印することにより地震発生を増大させるのではないかというものだ。現時点の私の知識ではその指摘が正しいのかどうかはわからないが、環太平洋造山帯に位置する日本において地中に大きな改変を加えることで、何かの影響を受けることはあるかもしれないと感じる。
なお、私個人としてはCO2による地球温暖化説については非常に懐疑的に見ている。要因の一つかも知れないが、それが決定的な因子とはとても思えない。そう考えると、二酸化炭素の削減という行為自体が壮大な無駄ということになるのだが、これについては今回は問題とはしない。

このCCSが地震を誘発するのではという意見は、地震爆発論という考え方に大きく関係している。一般的には、地震断層あるいはプレートのずれにより発生するというのが通説であり、これ以外の説が社会に大きく取り上げられることはない。ただ一部では地震地盤のずれにより生じるわけではなく、地中内における爆発により生じているのではないかとする説があり、これが地震爆発論である。この説によれば、地中内に存在する水分が水素酸素に分離され、水素爆発を起こすことにより生じているとされている(石田地震科学研究所:http://www.ailab7.com/newoffice.html)。
この理論は話がプレートテクトニクス大陸移動説の否定まで進んでいるので、現状において全て正しいとはとてもじゃないが言いかねるのだが、ただ考え方としては非常にユニークであり全て切って捨てるのは少々もったいない。加えて、地中深くに水を入れれば地震を引き起こせるとの考え方から陰謀論的な地震兵器によく引用されており信憑性を大きく傷つけられていると思う。
最もおかしいと気になる点は、地震の揺れがせん断波(横揺れ)であるという点だ。爆発による揺れであれば粗密波(縦揺れ)が大きくなると言うのが当然だと考えられる点である。これについては爆発を起因として地中内で地崩れのような現象が生じて。。。といった説明があったように思うが、破壊エネルギーとして爆発とどちらが大きいかは明白であろう。加えて、日本国中で見つかる断層地盤のずれの明白な結果でもある。それでも、メインとの考え方としてではなくとも複雑な地震現象の一部を解き明かす上ではこのユニークさはなかなか捨て置くには惜しい(それをメインで信じるには現状では至れないが)。

さて地震爆発説が正しいかどうかは別にしても、日本という国において地殻深くまでの掘削は地中内のバランスを崩すという可能性は十分考えられるであろう。日本は火山国でもあるのだ。広大な大陸では地殻も厚いので少々の掘削ではマントルの影響を受けることはないかもしれないが、日本の場合にはそうはいかないだろう。
だからこそ、日本ならではの問題としてCSS計画には十分に配慮と検討が必要ではないかと思う。少なくとも、地震発生に影響を及ぼす可能性があるのであれば、慎重な態度で臨むべきではないだろうか。

「どんな方法にもメリットとデメリットが共存する。メリットの大きさに目が眩んでデメリットの実像を見逃さないようにしたいものである。」

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/job_joy/20120421/1334934037