倉敷の旅(のはずが姫路)

jochang2008-01-13

最近、我が家の旅行は城が中心だ。城を見て、風呂に入って、ウマイものを食う。こう言うといかにもなんだけど、マニアな城めぐりは結構過酷だ。風呂に入ってウマイものでも食わないと、お供はやってられません。


そんな旅の始まりは朝6時起床。東京駅で弁当を買い込み、7時半の新幹線でまず目指すは「姫路」。姫路駅の本屋で多少のジョウホウを仕入れ、城までとことこ歩きます。時間は昼前だけども、このまま城に突入したら、3〜4時間は出てこないのが普通。まずは大手門前の広場にある食堂で、あたしは肉うどん、みんちゃんは天ぷらうどん。ふむ、姫路のうどんは出汁っぽさより塩気が強めかも。

体もあったまったところで、いざ城。うどん食べているときから、城の外周を体操服姿の子供が走っているなあ、何か保護者らしき人も多いなあ、とはボンヤリ思っていたのだが、門の中に入って驚く。三の丸広場(ここはまだ無料地区で、ただの広場)は人だらけ、「第十 七回姫路城下町マラソン大会」の真っ最中でありました。ありゃまあ、まあそれなら早く城の中に入ってしまいましょう。そして、真っ先に押すのは「日本100名城スタンプラリー」のスタンプです。押した後はイキナリ売店、みんちゃんがガイド本を見たいんだとか。ついでに入ったところで、靴下を発見。ちょうど、今日履いていた靴下がどうもズリズリとずれるので、足袋ソックスを購入(笑)。これで長時間の城見学もバッチリ(と思った)。


まずは入って左手の櫓から、やっぱり櫓はいいですね。しかし、入り口でスリッパをはかなかったため、足が激冷え。曇りがち時々小雨の1日だったし、むっちゃ寒い。その後も小雨を避けつつ、門を見てゆく。武蔵で見た「はの門」は、おーこれだーという感じでした。沢庵和尚の。ぐるっと回りながら、ようやく天守。それにしても、地階は真っ暗!見えないよう。他の階も全体的に暗め。まあ、当時っぽいといえばそうなんでしょうが。途中、階と階の間にある階(中○階的な)箇所とか、城を貫いている2本の柱が良かったな。それにしても、またしてもスリッパをはかなかったので(学習していない)、ブルブル震えるほど寒かった。途中で足の感覚がなくなるほど、冬に行かれる皆さんはご注意を。

途中ブルブルと震えながらも、それなりに時間を費やしつつ、姫路城を堪能。あまりに体が冷えたのでココアを一杯飲んでから、隣の好古園をのぞきます。ここはやっぱり春とか秋に来るとよかっただろうなあ、植物がみんな悲しい感じに・・・でも、色んな庭を人も少なく、ノンビリ回れたのはよかったと思います。


さて、本日の観光はこれにて終了。駅に戻って預けた荷物を取り、本日の宿「コンフォートホテル姫路」に向かいました。しばしゆったりしたのち、晩ごはんへ。地元で評判の寿司屋を調べてはいたものの、ちょっと宿から遠い。寒いのであまり遠出はしたくない、ホテルから近い駅のそばのあたりをウロウロと物色。なんとなく良さそうな、「ねぼけ寿司」という店に入りました。カウンターが中心で、ちょっと頑固そうなおやじと明るいおかみさんが二人でやっている感じ。2件目もいくつもりだったし、アウェイの寿司屋らしく、おまかせの刺身盛りとおまかせの握りを頂きました。刺身のイカはプリプリ。さすが西の魚は美味しいなあ。また、寿司のアナゴは苦手だったんだけど、小ぶりな身の上に山椒がのっていて美味。付いてきたお吸い物もじわーっと美味しい出汁だった。また、突き出しのイカわた漬けが美味しかったなあ。途中でビールから日本酒に切り替えたけど、ビールの時点でほぼ無くなっちゃったもん。

寿司屋を出て2件目。すぐそばにあった「さかえちゃん食堂」に入る。看板ムスメ(この人がさかえちゃん?)的な元気のよいお姉さんが、酔っ払いのおっちゃんをうまくあしらう、いかにも飲み屋食堂な店。焼酎のお湯割りを飲みつつ、みんちゃんは店頭のケースの中から里芋の煮たのとか、かま焼きとか選んでた。〆に1杯だけ肉うどんを頼み、概ねみんちゃんがずるずると食べていた。今日は一日よく歩いたが、それにしても寒い一日でした。