親子対決

 4/3 (火):製膜2回。
 4/4 (水):製膜1回。作った膜の微細加工。うまくいかず。気付かずに違う条件で製膜してしまったせいらしい。2日間の仕事が水泡に帰した。再現性を向上させる努力をしなければならない。

・『崖の上のポニョ宮崎駿監督(2008 公開予定)
 制作発表の時に報道された駿の発言が印象に残っている。息子の吾朗が『ゲド戦記』を監督したことを自分への反抗と捉えていて「こんなことになったのは吾朗が5歳の時、仕事ばかりで付き合っていなかったからだ。2度と吾朗みたいな子をつくらないために」この映画を作るという。息子を全否定かよ、なんて心の狭い親父なんだ、と当時は呆れた。
 しかしこの、親が子を認めない『美味しんぼ』的構図は、どうもジブリの鈴木プロデューサーが煽っているように思えてならない。『ゲド』を作るよう吾朗に後押ししたのも彼だし、『ゲド』公開に合わせてテレビで『ハウル』が放送された時にも鈴木氏が画面に登場して2つの作品を「親子対決です。これは面白いですよ」と紹介したりしたし。駿の発言もそれだけ抜き出せば「吾朗には気の毒なことをした」という謝罪の言葉にも取れる。別に駿に情が移ったわけではないのだが、鈴木氏が話題作りのためにことさら親子の仲が悪いようなイメージを作り上げているのだとしたら、わざわざそれに乗るのもイヤだな、と思った。