予告編劇場

 iTunes Store で映画の配信が始まったというのでアクセスしてみた。作品リストには古い日本の映画なども入っていて、思ったよりジャンルが多岐に渡っている。レンタルビデオ屋の棚を眺めていた時の気分が蘇って来た。そして、音楽配信では全ての曲が 30 秒間だけタダで聴けるように、映画配信でも全ての作品で短時間のお試し映像がタダで見られるのが嬉しい。これは町のレンタル屋には真似できない機能。お試し映像は作品によって、あるものは劇場用予告編であったり、あるものは本編冒頭(もしくは途中)の数分間であったりといった具合だ。

 昔、予告編だけをたくさん上映する映画館があったらいいなあ、と思ったりしたけど、その夢が自宅にいながらにして実現するわけだ。こういう映画の楽しみ方ができる時代になったのか。手当り次第にいろんな映画をつまみ食いしているところ。
 本編をただ切り取った映像よりも予告編のほうが、内容が凝縮されていて楽しい。『人間の証明』のお試し映像は本編中からの切り取りで、ファッションショーの模様が3分間映し出されるだけというものだった。これでこの映画の何を判断しろというのだろう? でも無いよりはずっと良い。

 早速2本の映画をレンタルでダウンロードしている(ウチの環境では1本ダウンロードするのに1時間くらいかかる)。今後もこの映画配信は積極的に使いたいと思う。まだタイトル数は少ないので、増えるのを楽しみにしている。

 昭和 30 年代の予告編の書き文字が好き。(↑『東京の暴れん坊』)