(木) 快晴、14〜30℃

 KKS にてプロジェクトT報告会を聴講。この計画に携わっている8研究所(当所含む)のプレゼンを聴き、初めて誰がどんなことをしているかの全体像を掴めた。我々の仕事は他に比べると自由で、悪く言えば地に足がついていない感があるが、リーダーが発表するともっともらしく聞こえ、自己満足できた。「次回は君が仏語で発表するんだよ」と冗談混じりに言われて困惑した。いや本当はそれぐらいできないとダメなんだけど。
 職場へ。同僚Sにターゲット材料の粉末の熱処理を高温で行なうよう注文。同僚Aに最近の出版や学会発表のリストを連絡。9月に帰る際のパリー東京間と東京ー札幌間の飛行機を押さえる。今回は念願のイスタンブールで一泊することに決定。ターゲット回転系の組み立て。9割方出来上がってから一部やり直しを余儀なくされる。

 共同研究者Fが「投稿原稿が英語の不備を理由に突き返された! これで3度目だ!」と憤慨しつつ査読レポートを転送してきた。査読者は査読者で「前回私が指摘した不備な英文を著者は直してもいない!」と憤慨している模様。僕も共著に入っているが、初稿に手を入れただけで、その後の具体的な経過を見たのは初めて。査読者が指摘した「悪い文」の例を見ると、少々重箱の隅をつつき過ぎという気もするものの、読みにくい英語であるのは確かなので、今回は本腰を入れて英文添削に参加させてもらう。ていうか、今まで共著者に投稿原稿も査読結果もいっさい寄越さなかったのがおかしいだろう!>F