あうとわ~ど・ばうんど

Brilliant Corners

Brilliant Corners
久〜しぶりに「P.S.アイ・ラヴ・ユーベニー・ウォーレス with 山下洋輔」(denon)を聴く。86年、全9曲62分。Bennie Wallace(ts) 山下洋輔(p) Jay Anderson(b) Jeff Hirshfield(ds)。なお日本盤は上記タイトルだが、洋盤では「Brilliant Corners」となっており、曲順も違うようだ。
最近のウォーレスは聴かないので全く分からないが、このころの彼の豪放なトーンはたしかに魅力的で、この盤は愛聴したなあ。
特に好きなのが③「It Don't Mean A Thing」(どうでもいいが『ミーナシング』とブロークンに片仮名書きすると、『意味がある(mean a thing)』のか『意味がない(mean nothing)』のか分からなくて、面白いと思う)と⑧「Night in Tunisia」。ウォーレスの歩幅の広い音程感覚を持った豪快なフレージングと、山下の変幻自在のピアニズムの対比がお見事。