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猫草の日記

2011-09-12

ACE阻害薬によるクレアチニンのわずかな上昇はがまんしていい

angiotensin converting enzyme inhibitor (ACEi)を使用すると一時的にクレアチニンが上昇することがある。心不全の患者では腎機能の悪化が予後に関係することがある。SOLVD(Studies Of Left Ventricular Dysfunction)のデータを用いて6377名の解析をした。治療開始後14日の推定糸球体ろ過率(推定GFR)が20%以上低下した場合に死亡率が上昇するか?を調べた。全体では死亡率が1.2倍に増えた(95%信頼限界1.0-1.4)。解析を偽薬群のみにしぼるとこの関係はより明白になった。偽薬群で推定GFRが20%以上低下した人は死亡率が1.4倍(1.1-1.8)だったのだ。いっぽうエナラプリルを飲んだ群ではクレアチニンが上昇するかどうかで死亡率の差を認めなかった(P=1.0)。エナラプリルを飲んで推定GFRが減少した群でも死亡率は0.66倍(0.5-0.9)でむしろ良好だった。ACEiのエナラプリルを心不全の治療に用いる場合血清クレアチニンがわずかに上昇するのは目をつぶっていていいようだ。

http://circheartfailure.ahajournals.org/content/early/2011/09/08/CIRCHEARTFAILURE.111.963256.abstract?papetoc

Testani JM. Prognostic importance of early worsening renal function following initiation of angiotensin converting enzyme inhibitor therapy in patients with cardiac dysfunction. CIRCHEAERFAILURE.111.963256, 2011

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