2011-11-22
オレ流気配り
2006年にリーグ制覇をはたした際に、大の中日ファンであるスタジオジブリの鈴木敏夫さんが、落合監督に尋ねたことがあるそうです。
「なぜ、愛想が悪いのか?」と。
表情が一瞬、こわばった。落合監督は、ぼくの目をじっと見つめると、ゆっくりと丁寧に答えを言ってくれた。「オレのひとことで、選手は調子を崩す」。それだけ聞けば十分だった。
一見無愛想でもすごい気配りの人なんだな。知らなかった。
効率を追及することの非効率
JB pressから 非効率に見える接客を続けるカメラ店の理由
接客をしていた店員、副店長代理の中野裕章さんに聞いてみた。「いつもあんなに時間をかけて接客しているんですか。一体、何をそんなに長々と説明していたんですか」
中野さんの答えは以下のようなものだった。
「接客の時間はお客様によって様々です。先ほどのお客様は、他店のチラシをご覧になっていて、お買いになりたい商品の目星は付いていたんです。でも、一眼レフカメラはまったく使われたことがないというので、一眼レフの基礎から説明していました」
「買いたい商品が決まっているのなら、さっさとそれを売ればいいじゃないですか」
「そうはいきません。納得しないで買っていただくわけにはいきません。納得して買っていただいて、きちんと使いこなして満足していただかないと困ります」
一眼レフカメラの基礎知識だけではなく、家族の中で誰が使うのか、いつ、どんな場面で使うのかなどをヒアリングし、状況に応じた撮影の仕方も説明していたのだという。
1時間半も「ど素人」を相手にし続けるなんて、まったく非効率にもほどがある。
でも、おそらくその家族はリピーターになって、これからもずっとサトーカメラに通い続けることだろう。
先日のNHK特集のアレルギーの話でもしていたがアトピーの患者にステロイド軟こうを渡して「塗っといてください」ではだめで、どのくらいの量をいつ、どういうやり方で塗るかを一人一人丁寧に教えないとちゃんと治るまで使ってくれず「ステロイド怖い」だけの人が増えてしまう。治りきらないヒトを増やしているだけなので実は非常に非効率だ。理想は一人ひとりに十分な時間をかけることだ。でもそのためには人手がいる。うまく説明のできるナースや技師とチームをつくらないといい医療にならないだろう。
厳格な血糖コントロールで腎機能低下が防げる
Intensive Diabetes Therapy and Glomerular Filtration Rate in Type 1 Diabetes
The DCCT/EDIC Research Group
November 12, 2011 (10.1056/NEJMoa1111732)
DCCTで1441名を2群に分けて正常に近い血糖コントロールを追及する群(厳格群)と高血糖の症状が出ないことを目的とする群(通常群)に分けて6.5年続けた。その後1375名を経過観察した。22年観察を続けたところ厳格群に24名、通常群に46名のCKD(推定GFR<60)が生じた。厳格群は推定GFRの低下速度が小さく最終的にGFRが2.7ml/minよかった。HbA1cと微量アルブミンで補正するとこの差はなくなった。
常識とされていることでもデータで突きつけられると改めてぐっとくるな。
第3の嘘
- 作者: アゴタ・クリストフ,堀茂樹
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悪童日記の第3部。以前も書いたような気がする。認知症(?)になった母の介護を続けても行方不明になった双子の兄弟の方をほめる母にやるせなさを感じる主人公。兄弟の再会の行方は?
23の嘘
- 作者: ハジュン・チャン,田村源二
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/11/19
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英国在住の韓国人経済学者のいいたいことをズバリいった本。これまでの経済の理論が理屈をきれいに見せるための仮定が誤っているため経済の実態とまったくあっていない、という説。人が本来利己的で自己の利益を最大化させるために行動する、という経済学の根本的仮説が、全然そうじゃないということを示した神戸製鋼の社員のスピーチが紹介されている。Courrier Japonで紹介されていた。


