事業完了報告(1)−関東ブロック研究集会で発表しました

6月末に開催された関東地区公共図書館協議会総会・研究発表大会において、当事業について研究発表をしました。
当日の参加者からは、「長野の市町村史誌の目次情報データベースはとても役立つものだと思います」、「市町村との協力、ITの活用など見習いたい」、「検索しやすく、利用しやすい」、「地道な作業ですが、レファレンスツールとして大きな力を発揮すると思いました」等の感想、評価をいただきました。

昨日の東大史料編纂所のシンポ、刺激的でした

昨日、東京大学史料編纂所主催の「図書館所蔵史料のデジタル化公開方式」というシンポに参加して来ました。

テーマは、歴史編纂事業を展開する東大史料編纂所石川県立図書館が連携し、「石川県史」のフルテキストDB,系譜DB,年表DB,史料目録DB,画像DB、索引語DB等を構築している、
その中間発表会でしたがとても刺激的なシンポでした。
地方の歴史ある図書館はコレクションが所蔵している図書館が多いのだが、ほとんど活用されず死蔵されているのが現状で、何とか市民や研究者の役に立てたいと思っている図書館関係者は多いはず。
昨日の5名の方の発表を聞きながら、図書館はここまで出来るのだと驚くとともに、当協会は現在市町村史誌の目次情報のデータベース化を図ってますが今後の展望が見えた感じがします。

来春に、昨日の東大でのシンポジウムの長野県版を実現したいものと夢を膨らませています。

事業説明会を実施中

皆さん、今日は
長野県市町村史誌目次情報データベース事業の説明会をただ今実施中です。
今年度は町村史誌が事業対象ですが、
(1)対象とする史誌を各図書館・自治体で決定してもらい担当者を決めるとともに、
(2)入力原稿になる対象史誌の目次情報・奥付を3部複写して県協会へ郵送してもらう、
(3)データ入力後の校正(初校)をお願いする、
(4)データベースが完了・供用開始になったらそれぞれの図書館でリンクを張って
レファレンスに活用してもらうとともに、市民にPRしてもらうこと等の
参加、協力の説明会を各地域で行っています。

長野県は広い県ですが、既に北信地域、東信地域、諏訪・上伊那地域は終了し、
今月12日までに残りの中信地域、飯田・下伊那地域も終了の予定です。
この説明会は県下全ての図書館がこの事業に参加してもらう大事なプロセスになってます。

諏訪・上伊那地域の説明会の様子(9月2日 下諏訪町立図書館)

長野県図書館協会です。今年度も宜しくお願いします

長野県図書館協会は「長野県市町村史誌目次情報データベース事業」を推進中ですが、お蔭様で、今年度は町村史誌分も採択され、この目次情報データベースを来春には完成させる運びです。
 ところで、長野県図書館協会って何?どんな団体?という質問がありましたので、先ずは自己紹介をさせていただきます。
 本会は長野県の公共図書館学校図書館、大学附属図書館並びに学習・読書団体及び賛同する個人で構成され、施設・個人・賛助会員合わせて1,000人以上の会員を擁しています。県立長野図書館と一体になり、事務局職員を置き運営に当ってます。昭和25年設立ですからちょうど還暦を過ぎたところです。
 事業は「図書館職員等ステップアップ専門研修」をはじめ、「読書ボランティア講座」、地元大学と協力して実施中の「図書館職員学び直し講座」等研修事業に力をいれています。今年で61回目を迎える長野県図書館大会も開催してます。さらに学校図書館運営マニュアル等の出版事業も行ってます。もちろん公共図書館の相互貸借などの連絡、協力体制を作ってます。
 また、市民対象の文化講座や「東日本大震災復興支援・宮沢賢治の世界をうたう〜朗読と歌と解説と〜」のような文化事業も行ってます。
 これらの事業とともに、県下全ての公共図書館の参加、NPOはじめ市民参加型により「長野県市町村史誌目次情報データベース事業」に取り組んでいます。
 これからもこの事業について紹介、発信をして参ります。時々、さわやかな信州の空気もお届けしますのでどうぞよろしくお願いします。

事業採択の報告を喜ぶ常務理事会(8月30日)

長野県市町村史誌目次情報データベース事業が完成しました

お蔭様で本日、長野県史並びに長野県下19市の市誌目次情報をデータベース化する長野県市町村史誌目次情報データベース事業が完成しました。
長野県図書館協会が事業主体になり昨年7月から事業を進めてきものです。
この間、ご助成、ご協力いただきました(財)図書館振興財団はじめ県下の公共図書館、事業推進に当ったNPO,市民及び関係業者の皆様に心より感謝を申し上げます。
このデータベースは既に本年2月から供用を開始しておりますが、「県史や市誌資料活用に役立つ」「関係資料を網羅的に把握できて便利」等の声が届いていますし、多くの図書館職員からも「レファレンスに大いに活用できそう」と期待されています。
今後もこのデータベースが益々利用され、市民が自ら資料・情報を調べ、自立した知見を持つ場として図書館利用の拡大に繋げ、所期の目的が達成されるよう、積極的に広報し、利用促進を図ってまいりたいと思います。

http://misuzu-mokuji.net/