目標のボトムアップとトップダウン

動物に行動の時系列を学習させる際、ボトムアップで(行動の開始点から)学習させる方法と、トップダウンで(目標到達点から)学習させる方法がある。

人間の場合も同様だが、指導者がいない場合には、どちらも困難が生じる。

ボトムアップの場合、「目標点に到達していないのに報酬を得る」必要があるし、

トップダウンの場合、「何らかの方法で目標点近くにまず移動する」必要がある。


トップダウンで学習するためには、行動のバリエーションを増やす必要があるのかもしれない。

それによって「偶然目標点の近くに移動する」可能性が上がる。

また、ボトムアップで学習する場合には、行動の過程を評価してくれる他者の存在が重要である。