社会学

http://www.rku.ac.jp/~sawaya/gakushi/hist3comte.htm

社会学がキーワードになってた。
なんかぼくが左よりのせいか、社会学の理論は現状維持に使われがちという印象が。
コントというひとは、人類教とか、面白い人ではあるようです。

まあ、学問なんだから無駄に批判的でも駄目なのですが。

もっとも、あることが成立する理由を説得力あるように説明する議論は、つねにそれが必然であるという風に説く議論として誤読されうるし、また多くの場合そのような印象を与える、ということは確かで、このことはつねに注意されていい。

たとえば、あるひとがあることをした理由を理解すると、あたかもそれが必要で避けられないことだったかのように感じてしまう。また、歴史的事情を知れば知るほど、その出来事を批判できなくなる。だけれども、実際にはつねにそうでない可能性が潜在性としてあったのであり、わたしたちは結果からさかのぼってものを見るからそう思えるのだ、ということを考える必要があって、だから想像力とは本当は、本当にそうなるしかなかったのだろうかと考えることだと思う。

実現しなかった、しおれた歴史の中のつぼみたちを花開かせること。