この出会いは運命だと考えよう!

人との運命的な出会いというのは誰しもあると思いますが、
時に、物との運命的な出会いってのもありませんか?
自分の場合はタンポポ7(黄色のRX-7 FD)との出会いが運命的でした。
タイミング的に、車を買い換えられる時期、金銭的に払える時期、
何よりもこれに乗りたいと思う時期...など、タイミングが合い、
これを逃したら二度と手に入れられないという時に出会いました。
こういう時って、都合良く、運命的な出会いだと思って買っちゃいます(笑)
もちろん、買うまでにはよく考えるけどね。
そして、今回もそのような出来事が・・・今回は車ではなくカメラですが。


事の発端は勘違いからでした。
最近、写真を撮っていたら、なんかやけに白っぽいんです。

天気が良いから白飛びしちゃってるのかなと思い、シャッタースピード
ホワイトバランス、測光を調整しましたが、改善せず。
現在使用しているカメラK-xは2010年に購入なので、もう5年目です。
真夏の暑い日や雨の日、風の強い日など、カメラにとっては過酷な環境でも使用していたので、
あまり詳しく確認もせず、そろそろ寿命を迎えたのかなと思いました。


自分の場合、カメラの使用用途は大体がレース撮影でなので、次に使用する予定は10月のWECです。
WECは好きなレースで、年に一回しか日本に来ないので、良い状態で撮りたい。
そんなわけで、次機種の選定に入りました。
今まで使用していたK-xはエントリー機だったのですが、少しは写真に対する知識もついてきたので、
出来れば中級者以上向けの機種が欲しいなと。
まぁ、エントリー機でも充分なんだろうけどね(笑)
レンズはあるのでボディのみ。
エントリー機ならK-50が安かったのですが、中級者以上となるとK-3、K-5II、645です。

(左からK-50、K-3、K-5IIs、645D、645Z)
645は、プロやセミプロ的なアマチュアの方が持つようなカメラなので、
とても買える価格じゃない(45万円〜100万円・・・)(^-^;
しかもレンズマウント方式も違うので、手持ちのレンズが使用出来ない。
となると、必然的にK-3かK-5IIとなります。


K-3はボディだけだと約10万円。
エントリー機に比べれば高いけど、まぁなんとか買える価格。
そこから予備バッテリー、バッテリーグリップなどを購入すると12万円くらいかな?

性能はかなり良い。普通の人が購入できる価格帯のカメラではフラグシップ機だし。
特にレース撮影で必要になるオートフォーカス機能の動体追従性能は、
購入した方などのレビューを見ると、この価格帯のカメラでは他メーカーのカメラも含め、
現状最高レベルとまで書いている人もいたり。
まぁ、そこまではいっていなくても、キヤノンニコンに見劣りしないくらいまではいけてるのかな?
少なくとも、K-xよりは大幅に進歩してるんだろうなぁ。
K-xの頃は、PENTAXは動体撮影には向かないと言われていましたけど、
その弱点も克服してきたようですね。
まぁ、K-xしか使ったことないし、K-xもそんなに悪いとは感じなかったから、
少しの進歩でも満足出来るんだろうけど(笑)
なお、流し撮りでも連写はしないので、連写枚数は全く検討項目には入らず(結構、撮れるみたい)。
なんか連写ってあまり好きではない。自分が狙った瞬間を写したいってのがあって。
下手な鉄砲、数撃ちゃ・・・みたいになるのが好きになれない原因。
そんなに連続で撮影するなら動画で良いじゃんとも思ってしまう(笑)
本当は連写使った方が成功率は上がるんだろうけどね。
特に、エキゾーストから炎が出る瞬間を狙うとかの時には連写のが良さそう。
プロなら迷わず連写使うべきなんだろうけど、趣味で撮っているので、
自分が気分良く撮れる方(連写使わない)を選びます。


あとは最近のPENTAXではエントリー機にも標準装備されている防塵・防滴仕様ですが、
もちろんこのK-3にもついています。
これ、かなり嬉しいです。
雨の日や風の強い日にも安心して撮影できます。
雨の日はもちろんレインカバーつけますけど、結露したりしてレインカバー内部の
カメラに水滴が付くことが多いので。


それから、K-xに無かったスーパーインポーズ(ファインダー内で、フォーカスが合った場所を
マークで知らせてくれる機能)が付いているのも地味に嬉しい。
というか、これは付いていて当たり前なんだけどね。
だけど、K-xには付いていなくて、フォーカスポイントを変更した時に元に戻すのを忘れて、
次の撮影場所に行った時にそのまま使用して、ピンボケ写真を何枚か撮影ってこともあった。
気付かなければ、一日、ピンボケ写真を量産することになります。
幸い、自分はそういうことはなく、数枚撮影して気付いていましたが、
そういう余計な部分に気を使うのは極力少なくしたいので、これは欲しい機能です。


残念なのがカラーバリエーションが黒しかないこと。
カメラの色なんて・・・と、この価格帯のカメラを買う方はあまり気にされないのかも
しれませんが、黒じゃない色も欲しいと個人的には思います。
で、調べていたら、過去に限定でシルバーが出ていて、
近日にはガンメタの「Prestige Edition」が発売されるとのこと。

ガンメタ良いじゃん!カッコイイ!
しかも、バッテリー2個同梱、専用バッテリーグリップ、特別仕様ストラップが付いて12万円弱。
普通のK-3買うのと変わらない。
これだ、これしかない!そう思い、購入しようとすると、すでにどこも完売状態。
まだ発表されて数日しか経っていないのに・・・。
それもそのはず、世界限定2000台で日本への割り当ては200〜300台だったらしく、
発表4日後に予約完売になったらしいのです。
店によっては、発表日の夜には完売になっていたので、日中、会社に行っていた人は
お目当ての店で買えなかったりしたそうです。


ダメ元で、近所の「カメラのキタムラ」に行って聞いてみると、やはり予約完売とのこと。
キャンセル待ちは出来るか聞いたところ、そのお店で予約している人がいるので、
そのキャンセル待ちは出来るが、こういう希少限定品では、まずキャンセルは出ないでしょうとのこと。
まぁ、まず無理だろうなと思いましたが、一応、連絡先を伝え、キャンセル待ちにしてもらいました。


さて、それから数日後、写真が白いことをもう一度よく考えてみます。
パソコンで、撮影した写真を眺めていたら、あることに気付きました。
よーく見ると、どの写真もザラザラ・・・ノイズが多いのです。

カメラ詳しい方ならおわかりですね。自分も気付きました。


ISO感度が高いのでは!?


カメラの設定を見直します。
ISO感度固定3200」

原因はこれだ!!!!!!
いつもISO感度AUTOにしてあったのですが、何か間違えて固定にしてしまっていたようです。
AUTOに戻して撮影すると、綺麗な写真が撮れました(^-^;;;;
普段、全く触らないところなので、盲点でした。
写真をよく見ればわかるのにね。
いやはや情けない。


現在のカメラが復旧し、「K-3 Prestige Edition」も入手はほぼ絶望的ということもあり、
キャンセル待ちにしていたこともすっかり忘れていました。
で、先週の土曜日の昼間、カラオケで楽しんでいると電話が。

「カメラのキタムラですが、K-3、キャンセル出ましたよ!
 今日、受取出来ますのでご来店ください。」
えーーー!!!マヂ!?
うーん、どうしよう?
とりあえず、当日中に返事をするので、待ってもらうことに。
それからカラオケどころではなく、どうするか悩む。
今のカメラが元に戻ったので、どうしても必要なわけではない。
けど、これを逃したら手に入らないだろうし、
そろそろ機種をステップアップしたいという気持ちもある。
何より、お金どうしよ?(爆)
キャンセル出るとは思っていなかったので用意してないよ。
財布の中には数万円しか(^-^;;;
でも・・・・・結局、冒頭の運命的な出会いと都合良く考え、買うことに決めました(笑)


キタムラなら、ローン20回までなら金利0ってことなので、
手持ちの金を頭金にしてローンで買いました・・・買いました・・・買っちゃったよ(^-^;
ローン、久しぶりだな(笑)タンポポ7買った時以来だから、10年以上ぶり。
その時と比べると、今回は支払金額も少ないし、回数も少ないけど。
念のため、5年保証にも入っておきました。
とりあえず購入して転売って手もありましたが、欲しくても入手できなかった人もいる中で、
せっかく入手出来たものなので、ありがたく使用することにします。


箱はPrestige Edition専用の化粧箱。


まぁ、箱はホコリがつかないように袋に入れてしまっておくので、
今後、見る機会はほとんど無いでしょう(笑)
ボディは専用色のガンメタ。
バッテリーグリップもガンメタです。


今まで使用していたK-xと、家族が使用しているK-30と。

(左:K-x 中央:K-3 右:K-30)


まずは、説明書を読んで機能や操作方法を覚えるところからだな。
WECでデビューは怖いから、その前にいろいろ撮って、普通に使えるようになっておかないと。
どんな感じで撮れるかな?非常に楽しみ!!!


K-xは・・・どうしよ?
愛着あって売りたくはないから、サブ機として待機かな?
仮に売っても二束三文だろうしね(^-^;;;