てがみの本〜その1

寒くなってくると、てがみが書きたくなる私です。
しんとした気持ちをそっと封筒にしまう、
そしてそれが伝えたい誰か、の手のひらでほどかれる、
そんな場面を思い浮かべる今、です。
みなさんはどうなのかな....。

Letters

Letters

実は工藤ノリコさんの大ファンです。
とにかく絵が好き。
どひゃーっとしたおもしろさと ほんのりしたかわいらしさの混ぜこぜかげんが
わたし好み、なのです。


さて内容は...。

友だちどうしのお手紙のやりとりを集めたものです。
読んだあとに、だれかに手紙が書きたくなるような、気持ちがあったかくなる本です。
見開き片方のページには書いているコの様子、もう片方に直筆?!のその手紙。
消印とか切手とかコラージュされてて、それがその内容にちゃんと合わせてて、
ひとつひとつ見てく楽しみもあります。

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

片山令子さんと片山健さんご夫妻のコンビ。
令子さんの詩的な文章、健さんの素朴なかわいらしい絵、が大好き。


で、内容は....。


寒い冬の日、ひろこさんは、森の友だちに手紙を書きます。
りす、とかげ、ことり、のうさぎ、そしてもみの木に。
手紙を書く楽しさと、はるを待つ喜びがいっぱいの本です。


もみの木にいろんなてがみがいっぱいつけられたその姿は、
さながら森の大きなクリスマスツリー。
思い浮かべるだけで胸の奥がぽわんとします。

絵本さんぽ、はじめます



もーーーーのすごーーーく、ひっさしぶりの更新です。
久しぶりすぎて、やりかた忘れまくってます。
が、ふと思いついて、ここでまたはじめることにしました。
でも、今までとっちらかってた内容をぐぐっとひとつにまとめて、<ほんとえほん>のみ!!!(男らしいっ!...男じゃないけど。)
でも。
今までの内容もごそっと削除しちゃうのも、なんかさみしい気がするので
このままにしておくことにします。(なーんだ、やっぱ男らしくないねぇ..
...ま、それはそれとして...。)
なんだかとっちらかってますが、
それはそれで見ないふり?
もしくはちらっとのぞいてみたり?
どうぞご自由にごらんください。
それでは、
いよいよ今週末から、またよろしくお願いしますーっ!
<絵本さんぽ>は
毎週土曜日or日曜日の更新です。

どうぞこのまま....なもの

jubisapo-chiro2007-08-21

新しいものが一番!
そんなことはない、って思うのです。
特にデザイン。
変えなきゃいいのに...
って残念に思うこともしばしば。
いいものはずっと。
これもどうぞ変えないでください..
と思ってるもののひとつです。




まじまじと見ればロゴとか色あいとか、絶妙にかっこかわいいー。

まだまだケストナーさん読書月間

jubisapo-chiro2007-08-17

またまた図書館で借りてきました。
飛ぶ教室』と、短編『小さな男の子の旅』。


昨日も書いたばかりなのですが、
やはりケストナーさんについても、
私にとっては挿し絵はこの岩波のシリーズの
この絵!なのでした。
ペン画の、さらりとした中に可愛らしさとしなやかさが感じられる
この感じ!


さてお話。
短編の方は特に、でしたが、やはり、ケストナーさんは
厳しい現実をぼやかさない。
かと言ってペシミストでもない。
そこがいいな、と思う私です。



*『飛ぶ教室』
*『小さな男の子の旅』

詩といえば、谷川俊太郎!

jubisapo-chiro2007-08-16

な私です。
そして、谷川俊太郎の本の挿し絵といえば、和田誠
な私です。
今回借りた本3冊のうち2冊が別のかたで、なんだか違う,....
と思ってしまいました。
他のかたには申し訳ないのですが...。
和田さん挿し絵の『すき』に一番ぐっとくることばがあったのです。
偶然かもしれないけれど。
つくづく本って、挿し絵とか装丁とかに左右されるなぁ...と、
思ったりしました。
幸せなコンビ。
本でも歌でも...友だちでもカップルでも...
ありますよね、


          1. +

めはいりぐち
こころへの
めはでぐち
こころからの


        1. +

わたしたちはおなじものがたりのとちゅうで
ひとやすみしているのです


わたしたちはおなじものがたりのとちゅうで
ひとやすみしているのです
ゆびさきがきのうのつきにふれています
つまさきがあしたのなみにあらわれています


こころはまだうたわれていないうたで
いっぱいです


            1. +

はみだせこころ
とび出せからだ

                1. +

*『みんなやわらかい』
*『誰もしらない』
*『すき』


                        1. +

マザー・グース1 (講談社文庫)

マザー・グース1 (講談社文庫)

マザー・グース2 (講談社文庫)

マザー・グース2 (講談社文庫)

マザー・グース3 (講談社文庫)

マザー・グース3 (講談社文庫)

マザー・グース4 (講談社文庫)

マザー・グース4 (講談社文庫)



そうそう、私にとってのマザーグースもこれ!
彼と彼!
なのです。

ケストナーさん、反省します。

jubisapo-chiro2007-08-02

図書館で借りたケストナー『五月三十五日』


主人公の男の子がおじさんと馬と南洋に出かけた途中で出くわしたのは、


なまけものの国。(ニワトリがハムつきの目玉やき卵を産んでいる)
さかさの国。(こどもがおとなを教育している)
電気の都市。(歩く必要もないくらいに何もかも電気じかけで自動的にできている)
........................



ケストナーさんはほんとうのことしか書いていない。」
って 、ケストナーファンのいしいしんじ(そして私はいしいしんじファン)が言ってたっけ。


70年あまり前に書かれたこの作品は、おそろしいまでに今の世の中をぴったんこしてる。
(っていうか、その当時にすでにあったことが、今は より大きくなっちゃんてるんだね。)


ケストナーさんは現実をかくさない。
ありのままの現実をちゃんと見なさい、と言う。
そして大事なのは
『反省すること』、と。


反省できる人は心がしなやかでいいなあ、って思う。
人間、身も心も硬くなったらおしまいだからね。(事実、死んだものは硬く、動かないからね。)






ケストナーさんの本は小難しい、説教臭い?
それがそうならないとこが素晴らしい!
文章、そしてこの挿し絵にあふれるゆるやかさがあるからねっ。
挿し絵ってだいじ。
本の魅力って、そういうとこにもあると思う。

たいようさんさん、さんさつよんでる

jubisapo-chiro2007-07-31

近頃読んでる雑誌。
<sizo:ka(しぞーか)>
静岡はいいねぇ。
<Suッkara(スッカラ)>
韓国もいいねぇ。
<暮しの手帖>
なにげない日々の暮らしをなにげなくだいじにするのはいいねぇ。
......うむうむぅ〜....
そうなのそうなのよ。
ゆるゆると好きなものの中で暮らしたいねぇ。

暮しの手帖 2007年 08月号 [雑誌]

暮しの手帖 2007年 08月号 [雑誌]