Day

今日は美容院へ行って10年ぶりくらいに前髪をつくった。思ったほど変わらなかったけど。カットとトリートメントで約2時間拘束され、おなかすいてふらふらになって近くのラーメン屋に駆け込んだ。その店の有線でかかっていた平松愛里の『部屋とYシャツと私』をこれまた十年ぶりくらいにまともに聴いたんだけど、怖い曲ですねこれ。「部屋とYシャツと私/愛するあなたのため/毎日磨いていたいから/時々服を買ってね/愛するあなたのため/きれいでいさせて」…脅迫?「ロマンスグレーになって/冒険の人生/突然/選びたくなったら/最初に相談してね/私はあなたとなら/どこでも大丈夫」ロマンスグレーのおじさまが冒険の人生を突然選ぶかどうかも疑問の余地が残るが、何より連れて行くなんて言ってないし!…こういう女がストーカーになるんだと考えながらラーメンの味もわからなくなり…。事務所に行ってちょっこっと仕事。

Book(27)

少年と少女のポルカ (講談社文庫)
少年と少女のポルカ (講談社文庫)(藤野千代/講談社文庫)
ブックオフにてやっと見付けた。
ゲイのトシヒコは男子校の同級生・リョウのことで頭がいっぱい、トシヒコのクラスメイトのヤマダはオカマバーでバイトしながら毎週女性ホルモン注射を打ち、幼なじみのミカコは突然電車に乗るのが怖くなり自転車で近所をぐるぐるまわる。三者三様の痛みをさらりと描いた秀作。さらりと描くから、ぐっとくる。ラストは一転、恋愛小説としての甘い切ないシーンで幕が下りて、余韻を残す。上手いなぁ、この人。