桃色トワイライト(三浦しをん/太田出版)

桃色トワイライト
三浦しをんエッセイシリーズ・最新刊。
相変わらず妄想爆発、オタク、変人大好き、なこの人のエッセイはやっぱ笑える。作品同様、やっぱ変な人だな…と再確認。ホモ漫画大好き、『新撰組』のオダギリジョーに惚れ、大酒飲み…そんな自分の生活に突っ込む、エッセイとしての芸風が素晴らしいのだけど、やはり弟の容赦ないツッコミが存在感ある。「意地悪という点では入江直樹(by『イタズラなKISS』)的マーガレット系のヒーローに似てるが、勉強できないし、顔も全然入江くんじゃないので、つまりはただの性格悪いヤな奴です」と実の姉に言わしめる謎の存在。
内容を裏切る可愛い表紙とタイトルがさらに笑えます。

暁の天使たち (C・NOVELSファンタジア) 神々の憂鬱―暁の天使たち〈2〉(C・NOVELSファンタジア) 海賊王の帰還―暁の天使たち〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) 二人の眠り姫―暁の天使たち〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)(茅田砂胡/中央公論新社)

暁の天使たち (C・NOVELSファンタジア) 神々の憂鬱―暁の天使たち〈2〉(C・NOVELSファンタジア) 海賊王の帰還―暁の天使たち〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) 二人の眠り姫―暁の天使たち〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)
暁の天使たち>シリーズに突入。まったく独立していた<デルフィニア>シリーズ、そして<スカーレット・ウィザード>シリーズの流れがひとつにまとまってしまう、ファンにとっては嬉しい作品。
もとの世界に戻ったリィとルゥ、そしてそれに付いてきたシェラ。金銀黒の天使たちは少年としてこの世界に馴染んでいく。「デルフィニア〜」が古代文明に近い世界なら、こちらは科学に頼った現代に近い世界だ(宇宙を世界としてしまってるあたりは未来の世界といったほうがいいかも)。そこに”あの”女王と海賊が絡んでくるのだ。面白くないわけがない。神業を使うあのルゥが女王の前でたじたじになってるシーンなんて吹き出しちゃったし。キャラが際立ってるよ、あの二人は。はやく二人の再会を読みたい!