図書館革命(有川浩)
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 単行本
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あああこれで完結かさみしいな。というかなんか、すごい初々しいデートをしてみたい気分で一杯です。でもいかにもこれからスピンオフがんがん書いちゃいますのでみたいな作者の愛情が感じられたので、まあこれもよし。柴崎×手塚をとくに希望。
マザコン(角田光代)
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/05
- メディア: 単行本
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一番印象に残ったのは年老いた母親がいきなりフィリピンに移住しちゃう話かな。親って自分の想像の範疇にいると何よりもそう、信じてるというより限りなく事実だと思ってるからこそ。
青の炎 (角川文庫)(貴志祐介)
- 作者: 貴志祐介,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2002/10/23
- メディア: 文庫
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うーん面白かった! 文句なしに! 切なくて悲しい青春ミステリ、いやミステリっていうより一人の少年の「闘い」の物語。その手法が良かったかどうかは別にしたとしても。鮮やかなラストにも胸が詰まる。
仏果を得ず(三浦しをん)
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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ダイイング・アイ(東野圭吾)
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/20
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で本作は帯に「今度の東野圭吾は、悪いぞ。」と。なんかいいコピーだなと思ってしまいました。今度も何も別にこの人の小説は基本的に「悪い」と思うんだけど、どれだけ人情的な部分を入れるかどうかで作品自体への印象が大きく変わるんで。
で「悪い」のはもちろん良しとしてあーオカルトが入ってしまったかという残念さもあり。まーでも相変わらず読ませてくれますよ。
ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: ハードカバー
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ちなみに帯表には<首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、巨大な陰謀から逃げ切ることが出来るのか?>ですよ? しかも著者は伊坂幸太郎ですよ? 買うでしょ読むでしょほかの進行中の読書を無視してもさ。
最初から完成されたような洒落た雰囲気をまとっていた伊坂幸太郎はもういなくて、『魔王』とか『砂漠』とか『終末のフール』でいきなりもっとでかいもんに挑み出してその結果は成功したり失敗したりしてあがいてあがいて、でとりあえずの到着点がこの作品じゃないかと。勝手に読者が抱いていた<伊坂幸太郎らしさ>にここ数年の果敢な挑戦をやっと上手いことブレンドできたような、そういう長編。
だから<現時点での集大成>というコピーは間違ってない。
うんまあごちゃごちゃ言わずに、久しぶりに夢中になって読んだ小説だと認めておけばいいのかもしれない。
The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜(乙一)
The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜
- 作者: 乙一,荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/26
- メディア: 単行本
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んーでも面白かったかな。とくに前半は。ラストのバトルあたりは少しダルかったけど。うんまあ念願かなったようだし、頑張って小説をそろそろ。またビックリさせてくださいよ。やっぱ乙一すげーよって言わせて。