猫を償うに猫をもってせよ

2012-04-26 栗本慎一郎「自由大学」 このエントリーを含むブックマーク

 栗本慎一郎有明教育芸術短大学長になった。まあ、聞いたことのない短大で、三年前に開学したらしい。よくこのご時世にと思うが、脳梗塞で倒れた栗本氏に対しては、お元気で何よりと思う。ところがこれをツイッターに書いたら、「今さら学長なんて」という声と、昔栗本慎一郎自由大学学長をしていたという声とがあり、まああれは正式な大学じゃないでしょう、と言ったら、学校教育法135条で、正式な大学でないものは大学と名乗ってはいけないとあり、アグネス大学が文部科学省の指導を受けたという指摘があった。

 自由大学について、ネット上にも新聞記事にも情報がなかったので、カッパブックスの『栗本慎一郎「自由大学」講義録』を図書館で見たら、入学案内があり、実質は大学院で、二年で「修士」論文を出してもらい、本学独自の「修士号」を授与するとあった。入学資格は、大学の教養課程修了程度、とあり、試験もあったようだ。大学を卒業していないのに修士課程には入れないから、正式な大学とは思えない。

 それで文部科学省に電話したら、やっぱり正式な大学ではなかった。ただまあ、どこからも指摘がなかったから何もしなかったのだろう。

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垣添と剣武が引退。剣武は協会に残らないので、昔は廃業といった。垣添は押尾川親方になり、押尾川だった闘牙は千田川に、千田川だった金開山は田子ノ浦に、田子ノ浦は先日死んだ久島海という玉突き引退だが、金開山の名跡変更はすでに済んでいた。しかし結果から見ると、誰かが死ぬと引退が出来るということで、嫌な話だが、まあどこだってポゥストというのはそういうものだ。 

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講談社文芸文庫の滝井孝作『無限抱擁』の、津田亮一による年譜に、「芥川龍之介を訪問、足繁く通い、私淑して」とあるが、この「私淑」は誤用である。

無限抱擁 (講談社文芸文庫)

無限抱擁 (講談社文芸文庫)