猫を償うに猫をもってせよ

2014-09-20 西沢正史さんの嫌がらせ このエントリーを含むブックマーク

(この文章はSofTalk ゆっくりさんで読み上げると味わいがあります)

 これまでの経緯

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20130220

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20140520

 この二度目のメールの時、私は「あなたは頭がおかしいのでは」と書いたのですが、すると西沢さんは激昂なさったのか豹変いたしまして、お前が大学教授になれないのは俗書をたくさん書いて禁煙ファシズムなどとわがままを言っているからだ、とおっしゃいますから、私もかっとなって、「あなたは禁煙ファシストなのですか。それなら嫌がらせはやめてください」と返事いたしました。するとぱたりと音沙汰がなくなりました。

 それきり二カ月ほど過ぎたのですが、八月の終りころ、西沢さんから葉書が届きました。箇条書きで、小谷野敦が大学教授になれない理由というのが十くらい書いてあり、表面差出人のところは「北海道で避暑中」とありました。私は最初の手紙に書いてあった西沢さんの調布の住所に電話してみましたたがおられなかったものですから、葉書は受け取り拒否して送り返しました。そして「葉書には自分の住所を書いて出すものです」とメールしておきました。

 9月9日になって西沢さんからメールが来まして、受け取り拒否なんてのはバカかキチガイのすることだとか書いておられ、二通来ましたのですが面倒なので無視しておりますと、五日後にまた葉書が来まして、これも自分の住所はなく、同じように箇条書きで、今度はワープロ打ちでございました。「妻に逃げられた」なんてことも書いてありました。私はメールを出して「こういう嫌がらせをやめないと警察に言います」とお伝えいたしますと、どうぞどうぞ、こっちは裁判をいくつもやっているから葉書くらいで警察が動かないことは知っている、などと言われるのです。

 私もさすがに困りましたのでその筋の人に訊いてみましたら、どうやら十年以上前から、西沢さんは周囲の人々にこの手の嫌がらせをくりかえしてきたらしゅうございました。なんでも、西沢さんには、加藤大地、金沢春彦の二つの別名がありまして、昭和女子大を辞めたあと『女子大は憲法違反か?』というのを加藤大地名義で出しておられ、要するに昭和女子大の悪口が書いてあったのであります。これは以前もしかすると購入して読んだかもしれません。そのあと駒澤女子大に就職できたのですが、おそらく金沢名義で出した本を研究費で七割がけで買って定価で学生に売ったとかで、温情で「懲戒」なしの辞職になったそうでございます。ほか財テクにはまっていたのか莫大な借金を作り、大学にまで債権回収機構から訴えが来ていたよし。そのほか、弁護士をつけずに周囲の人を訴えること数次、負けそうになると気違いのふりをして逃げたというが、裁判官から、不当提訴になると注意されたよしで、東京地裁でも有名人らしゅうございます。

 かつて埼玉県警から警告を受けたこともあり、その時はさすがの西沢さんもびびったようですが、始末書を書くだけで済むことが分かり、以後は警察に嫌がらせをするようになり、調布警察署でも要注意人物になっているそうです。

 最初に、批判したいと言っていたのは三角洋一先生なのですが、三角は大したこともないのに上の人にとりいって東大教授になった、と西沢さんはおっしゃっておられ、そのことと私が大学教授になれないと非難することとの整合性はどうなっているのであろうかといささか疑念を覚えたことでありました。久保田淳先生も被害者らしいが相手にしなかったようでございます。あるお方は電話番号を変えたというが、不思議と、私が西沢さんに電話すると出ないのでございます。なぜ電話に出ないのですか、とメールで尋ねると、おやすみ設定にしてあります、あしからず、いきなり電話なんておかしいでしょう、とおっしゃるのです。

 私の『谷崎潤一郎伝』をお読みになったらしく、下らない、俗書だ、批判すると西沢さんは言われましたが、最初はネットでやるとおっしゃっていたのが、最近では、自宅でやりますか出版社でやりますかと不思議なことを言われております。

(小谷野敦)