「大お婆さん」て先日書いた

グラン・ローヴァ物語 1 (ホーム社漫画文庫)

グラン・ローヴァ物語 1 (ホーム社漫画文庫)

 ……「それって『グラン・老婆物語』」と、誰かにつっこんでほしかったデス。orz
 それはそうと、デビュー作と同じような、ほのぼの系キャラを軸(主人公以外)にすえた日常描写から入り、やがていつしか、恋愛話も絡めつつ、異世界の神話・歴史へ――という構成のお話。得意のパターン?
 前作では「踊る子馬亭」とかが出てきて、『指輪物語』からの直接的な影響を伺わせたけれど、本作ではラストの「握手」へといたる流れ(若干ネタバレ風味なのでやや控えめな説明で)が、『シルマリル』を思い起こさせる。あっちはネガティブ、こっちはポジティブ、というところは正反対だけど。