あらすじに生きる

昼間は先々のことに手を付け、夜は稽古に勤しんでいる。
両者のバランスを取りたいのに、そうはいかない。バランスは崩れまくっている。大いに。

連日の稽古もあってか、メンバーにも疲労の色が滲んで来た。本番一週間前ってのは、得てしてそうかもしれない。作品としてのブレイクスルーを迎えれば、疲れは勝手に遠のいていくのだけど。今一度、立ち返るポイントを見つめ、残りの稽古(5日間)をぞんぶんに楽しみたい。かつてメンバーの清水さんは本番より稽古が好きだと言っていたが、あれは強がりでもなんでもなく、演劇における真理の一つだ。完成に向かう直前が一番楽しいのは確か。

さて、「ノーマークだった6人」のあらすじだ。僕らがやろうとしているのは、こんな話なんだ。


<あらすじ全文>
結成十五周年を迎えたとか言う、劇団フルタ丸がお送りする
クライムコメディー『ノーマークだった6人』。
舞台となるのは、高飛び専門の旅行代理店「No Mark」。
女ボスのアツコ、ノブ、デニスの3人は利用者からの連絡を待っていた。
そんなある日、3人の高飛び希望者たちが現れる。
「人を殺した」と言う、絵に描いたようなヤクザの橋本。
「金だけはある」と言う、素性が分からない謎の男の上坂。
「高飛びしたいの」と言う、ただ高飛びに憧れるOLの万理。
3人の希望者と担当者達は高飛びの準備を整え、
いよいよ空港へ向かうことになるのだが…



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https://www.quartet-online.net/ticket/nomark6?m=0fbbhci