ツエーゲン金沢を応援してきたんだ


 ツエーゲン金沢の試合を観てきたんだ。


 といっても、別段知ってる選手もいないし、とにかく久保さんを観たい、元日本代表の久保さんのプレーを野次馬的に拝見したいという精神で足を運んだわけさ。



 でね、僕は言うほどサッカーに明るくないんだけど、久保さんのプレーを観てて思ったことがあるんだ。やっぱ、格が違うなとね。基本はもっさりもっさり動いてるわけだが、いざボールを追う場面になったり、相手選手と競り合うシーンになったりすると、そのスピードとパワーには「おっ」と目をみはるものがあったね。銀行強盗や人殺しのような迫力なんだよ。でね、なんて言うかな、視野が広いって言うのかな。パスをもらうとワンタッチでポンと叩いて、すっと前に走るんだよ。まるでダンスのステップを踏んでいるように非常に軽やかにね。でね、他の選手はというと、ボールをもらってもなんかモタモタしてるんだよね。パス出す選手を探したり、ためらったりしてる風なんだ。で、前線のいいポジションで久保さんがボールが要求してても、なかなかボールが上がらないし、そもそもその久保さんの存在に気付いてないようなシーンも多々見られたね。どフリーにも関わらずにだよ。だから、久保さんのシュート・シーンや見せ場ってのがなかったのが残念かな。


 試合の方はね、後半の早い時間帯に、多分左サイドバックの選手だろうけど、背番号15の斉藤雄大選手が斬り込んでいって先制したんだ。で、残り10分ほどで、ゴール前の競り合いからのこぼれ球を、アテネ五輪予選のときに代表で活躍してた根本裕一選手ミドルシュートで追加点! と思いきやファールかなんかでノーゴールとなったんだよ。その直後にカウンターくらって、PK取られて、同点にされちまったんだよね。まったくがっかりだよ。うん、つまりさ、結果は1-1のドローだったんだよ。


 でもまあ、試合は楽しめたね。鬼のように寒かったけどね。久保さんの他には、運動量の多いFWの古部健太選手、途中交代でインした本田圭佑の星稜時代のチームメイトの込山和樹選手なんかを今後応援していこうかなと思ったね。



 グッズは、ドラゴンマフラーと、1個600円だが3個セットになると1,000円という思い切った抱き合わせ販売をしているリストバンドをセットで購入。ドラゴンマフラーは3,000円もしたよ。でもまあこれからも久保さんを応援していこうと思うから、躊躇なく買わせてもらったけどね。


◆ツエーゲン金沢