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Car Sharing interviews in Germany

カーシェアサービスは大きく二つに分類.
・Free Floating型:一定のエリア以内でどこにでも乗り捨てできるワンウェイ型のカーシェアリングサービス(乗り捨てる場所はステーションに限定)
・Round Trip型:車を借りた場所に戻す型のカーシェアリングサービス.(日本のTimesやオリックスが駐車場やマンションで提供しているカーシェアとほぼ同じ.1時間単位で借りられ,IT利用により通常のレンタカーよりも手間が小さいところが特徴.高密の場所では1ブロックに1台配備)

ベルリンやフランクフルトで展開される(1)car2goはFreeFloating型,フランクフルト周辺でサービスを展開する(2)Book-n-Driveは両方のサービス,フライブルグでサービスを展開する(3)Stadmobil SudbadenはRound trip型のサービスを提供している.

Free Floating型の代表例はこちら.

こいつ(Car2Go)が日本で走る日は来るのか.


smartという日本の軽自動車よりもさらに短いこの車.ベルリンの駐車事情の(文字通り)隙間をついて,浸透中.


EVは新規で環境負荷が優しいという点で魅力だが,やはりまだまだ浸透していない.日本では,温暖化というのは脇の脇にいってしまっているが,,なぜなのか..


フライブルグでは市が協力して,Round-trip型の(目立つ)駐車スペースをまとめて事業者に貸し出し.市の交通サービスの向上やスペースシェア,環境負荷低減のメリットは見出している.


フランクフルトは比較的ひっそりと.住宅の裏にまわりこまないと見つけられない.住区でシェアするので,まあどこでもいいんだろうけど.


自転車シェアリングも浸透中.値段は高くなるけど,ポートじゃない場所においてもいいだらしい.ちょっと衝撃.

あまり書けませんが,調査の趣旨は,いかにすれば需要・利用者を確保することができるのか,いかに需要・利用者を予測できるのかを学ぶこと.Car-sharingが比較的浸透しているドイツでの経験や実態を聞くというものであった.

ドイツでcar-sharingが浸透した大きな問題としては,駐車場確保の問題を市中心部や住宅地で抱えていることがある.市中心部で簡単に駐車スペースを見つけられないor高いのでFree Floating型のサービスが求められ,マンションに併設する駐車場のlot数が十分に確保できないのでRound Trip型のサービスが求められる.また,どちらのサービスも前提として,常に車の利用が必要な都市の状況ではなく,公共交通でも移動できる状況(公共交通網がそこそこいい)が必要.


こんな街中でぱっと車を借りる格好よさから伝わったんだろうな.