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San Sebastian

ヨーロッパの、またはスペインの観光地。それはここだけでなく,バスクという国がそうなのかもしれない。それだけ,異なるオリジナリティをもつ.


とはいっても、地元の人たちが、自らの,フットボールを、海を、バルを愛することには変わらない。


自分の土地に対するアイデンティティーが、フットボールの中でも醸成され、マドリッドやカタルニャからは離れた歴史と旗とペロタをもち、自分のバルへと向かうのかもしれない。
おらが街のスポーツの意味をそこに求めたらやりすぎなのだろうか。それが、子供のチームからだんだんと大きくなっていく、そんなことが起きていても不思議じゃない。
ただし,その成長の中で,ほとんどの人が,どこがでいつかは挫折することを考えたら、やっぱり小さな町のチームの対抗から始めるべきなのだろう。

むろん、産業は重要だから、外から人を迎い入れ、旧市街は観光客を大事にする。それでも犬を連れて街を歩き、近くのバルに行き、人が好きで、それとなく交わる。そんな感じを受けた、なんとなく自然な空気。
まあ、あれだけ、きれいな海と高台からの風景があれば、誰でも好きな街になるのかな。それをいかに見せ続けるのかが、都市計画なのかもしれない。